心のハンドル操作方法 幸せに生きるための教習所

旧精神科医療は思想警察なのか?

脳と心の関係「あれは薬の副作用だから…」薬を飲み続けるメリットが精神病の患者にどこまであるのでしょうか?

2018年10月15日 | 精神看護実習向け

精神病院に行くと、目が止まってしまっている「思路停止」している人、口をもごもごいつも動かしている人、ぶつぶつ独り言を言っている人、体を前傾させ、つま先から歩いている人、ちょっとしたことでもめごと、喧嘩を起こす人がいます。

精神病院とは一体何なのか?

精神病とは一体何なのか?

精神障害とは一体何なのか?

精神とは?心とはどこにあるのか?

実は、学べば学ぶほど、訳がわからなくなります。

シンプルに答えを言います。

精神病は①「考え方・価値観が世間一般と違う人のこと」のことを指します。

しかし、実際、人それぞれ考え方は違いますよね?

もう少し違う角度から説明すると、

②「その文化・地域・風習における、伝統的な社会常識に合わせられない人」

です。

日本人のサラリーマンは、

「毎日会社に出勤して、一日8時間は最低労働しなくてはならない」

と労働基準法の範囲内で会社が作成する、労働契約書において会社と労働契約結んでいます。

 

そして、ルール上は

「会社の始業は8時30分で終業は17時30分だから、本来なら始業時間の5分前に出勤して仕事を始める準備をし、終業の5分前までにその日の仕事を終わらせ、時間ぴったりに会社を出る」

ことで、毎月報酬が支払われる仕組みになっています。

しかし、実際どうでしょうか?

「電車が止まるかもしれない」「事故などで交通渋滞するかもしれない」「重大な忘れ物をするかもしれない」

と思い、ほとんどのサラリーマンは始業の30分前には出勤しています。

そして、休憩時間も1時間も休まず、昼食を食べながら、デスクにかかってくる電話をとったり、会議資料をまとめています。

そして、17時30分で終わりそうもない、仕事量を与えられ、

「業務を終えられないのは、自分の能力が低いからだ」

と平気でサービス残業をして定時の1時間、2時間後に仕事を終えます。

外国人、欧米人と仕事をするとわかりますが、

彼らは平気で遅刻しますし、その理由を「電車に乗り遅れた、渋滞していた」と言います。

そして、始業の1分前にオフィスにきます。

そこから、仕事の準備を始めます。

そして、ランチタイムでは、デスクの電話が鳴っても出ません。

そして、オフィスの外に出ていきます。

終業時間、5分前になると、まだ今日の仕事の半分も終わっていなくても片付けを開始します!

そして、時間ぴったり17時30分に荷物をまとめて帰ります。

そして一言

「どうして日本人は、そんなに”会社のために”働くの?お金がそんなに欲しいから?

お金だけじゃ幸せになれないよ(笑)

仕事をするのが趣味ならいいんだけど、子供が小さいのなら、もっと家族や自分の時間を大切にしたら?」

と真顔でアドバイスしてきます。

これはアメリカ人の話ですが、カナダ人も同じでした。

つまり、外国人は

「日本人は真面目を通り越して、ワーカホリックだ!」

と本気で考えています。

「会社のために働く⇒経営者一族のために働くこと」で得られるメリットは経営者が一番大きいです。

サラリーマンなんぞは、どれだけ実績を出しても、給料は低額・定額ですから。

ですから、「時間~時間まで労働する」という価値観・考え方を持っています。

堅い言い方をすると「労働は契約でする」つまり「企業も労働者がいなければ困るでしょう?」という感覚を持っています。

まず、「自分の人生がある」生活するうえで、お金が必要だから、お金をくれる場所に労働時間を提供しにいく。

「結果、成果を出さなければ給料が支払われない」など労働契約書には書かれていません。

結果、成果を出さないと報酬がないのは、日本では「個人事業主」か「会社経営者・役員」だけですから。

つまり、日本以外の外国人は「個人事業主」の考え方を持っています。

実際、アメリカではサラリーマンでも確定申告は会社でなく、個人で行います。

8時間で終わらない仕事を与えることは、管理職が管理できていないことであり、部下が仕事をこなせるように、指導教育できていないためです。

つまり、管理職、マネージャーのマネジメント能力が足りない部分を、部下にサービス残業をさせて補って、業務を回せているように「偽装している」のが日本企業の働き方です。

管理職が、人件費を削減せよと上から命令され、時間外労働しないと終わらない前提の仕事量の配分をしているのです。

私から見れば、これは「管理職自身がその上司の顔色ばかり伺って、自部門の業務量を適切に管理せず、自分のメンツを守るために、部下にキャパ越えしている業務量を押し付けている」としか言いようがありません。

「管理職が管理せず、外面ばかり取り繕い仕事を引き受けてきて、部下にやらせている=マネジメント能力欠陥」なのです。

明らかに「サービス残業による時間搾取」がされているのですが、日本企業はこれが当たり前です。

ですから、日本は「偽善文化」「裏と表の顔が違う文化」だと外国人には映っているに違いありません。

よく言えば、会社や上司に対して「忍耐強く、従順」です。

 

日本文化において、外国人の働き方、価値観、考え方は明らかに「異端」です。

しかし、「外国人だから」「外国語が話せる能力があるから」「見た目が明らかに外国人だから」

という理由で、陰口は叩きますが、ある意味受け入れられています。

 

しかし、これが同じ日本人同士ならどうなるでしょうか?

さらに、新卒の会社員だったらどう思うでしょうか?

「なんや、あの新人くん、朝はぎりぎり出社してきて、ろくに仕事もできんのに、いっつも仕事残して定時で帰るわ」

とほぼ100%のサラリーマンは感じるでしょう。

ここで、新卒君がいけないのでしょうか?

新卒が仕事ができないのは当たり前です。

そんな当たり前を見越して、採用したのが会社の人事部です。

それは将来、会社を支える人材に育ってもらうために、将来を見込んで契約しているのです。

ですから、当然、新人であろうが、8時間で終わる適切な業務量を与えるべきですし、8時間で終わらない業務は残業させていてはいけません。

第1に、8時間で終わるように、トレーニングしなければならないし、それでも終わらないなら、業務を減らすなり、本人が得意な部門の仕事を割り当てるべきです。

間違っても「定時に仕事が終わらないのは、お前の頑張りが足りないからじゃないか?責任感がないから、社会人としての自覚がないからじゃないか?」などと自分の育成能力のなさを棚に上げて、指導してはいけません。

 

本来上司は部下に仕事をしてもらっているのです。

そして、上司は部下に分業してやってもらっている仕事が終わった結果をチェックして、決済し、他部門に回します。

チェック、決済という「責任業務」を担っているはずです。

部下に業務分担して、時間内にできなかったら、それは采配した上司、監督の采配ミスです。

サッカー日本代表なら、責任をとらされます。

プロ野球なら引責辞任です。

しかし、日本の企業の管理職は、責任を部下に取らせます。

監督は知らぬ存ぜぬ。

「与えられた仕事が終わってないのは、お前らの能力、気持ち、責任感のせいだ!サービス残業してでも終わらせ誠意を見せろ!」

とまで開き直るのです。

自分の監督能力・管理能力の低さ、采配ミスを棚に上げ、選手の責任にする監督がスポーツの世界にいるでしょうか?

いませんよね?

しかし、なぜかこれが会社の仕事になると常識的となってしまっているのです。

どれだけ悪人なのでしょうか?心が汚すぎます。

それは日本の企業が「社員は奴隷だ」と本気で考えているからに他ありません。

プロ野球選手やサッカー日本代表選手を見てください。

彼らは、監督に対して、奴隷のようにプレーしていますか?

「試合に勝つ!」という目的に向かって、一致協力して、各々の役割をサッカーなら90分という制限時間内の中で、一生懸命果たそうとしています。

確かに選手は試合に勝つことで「生活してくためのお金、報酬」を得ます。

しかし、「生活してくための報酬のためだけにサッカーをしている」訳ではありませんよね?

 

サラリーマンは「生活してくための報酬を得るために会社に出勤している」のです。

そして、会社から与えられた分業をこなし、役割をこなしているにすぎません。

 

サラリーマンは食べていくために、嫌々仕事をさせられているのです。

逆に言えば、「その会社の仕事が好きで好きでたまらない」人はどれだけ残業しても苦にならないでしょう。

ここでは敢えて、深堀しませんが、

「好きでたまらない会社が倒産したらどうするか?」

「自分が事故や病気で仕事できなくなったらどうするか?」

とまでは多くのサラリーマンは考えが至りません。

 

だいぶ脱線しましたね。

精神科看護、精神病に話を戻します。

外国人サラリーマンの価値観と一般的な日本のサラリーマンの価値観の違いを例に挙げました。

つまり文化、風習が違うとこれくらい価値観が違ってきます。

見た目が外国人だと、なぜかその違いが許容されてしまいます。

しかし、これが日本人だと許容されるどころか、上司や同僚からイジメや誹謗中傷が始まります。

そして、いじめられた人は、会社で仕事をする気がうせてしまいます。

これがうつ病なのです。

「価値観を否定された。考え方を受け入れてもらえなかった」

ため、社会参加する意欲がなくなった状態です。

 

こうなってしまった人は一体どうすればいいのでしょうか?

ここで精神科看護的な視点で話をすると、結論からすれば

「時間から時間で仕事をして帰れる職業を選べばいい」のです。

しかし、人間は自尊心やプライドが邪魔します。

 

その人の中に、「正社員じゃないとやっぱりかっこ悪い」という世間体があったり、「フリーターじゃ結婚できないし、親戚が集まった時、両親も恥ずかしい思いするかもしれない。フリーターの収入では、海外旅行や車も買えないし、外食もできない」

などという、都合よい解釈、間違った解釈があるからです。

頭では

「正社員で奴隷のように青天井のサービス残業させられ、嫌々、しかも自費で飲み会などに参加させられるより、フリーター掛け持ちして”時間から時間まで”仕事するほうが自分のライフスタイルにあっている」

とわかっていても、プライドや世間体によって、自分の価値観を貫き通すことができません。

結局、本人は相反する価値観に板挟みになり、「何もできなくなる」のです。

人間とはこのように、「自尊心、プライド」によって苦しまされます。

そして、企業や会社側はそれを熟知しており、「フリーターなんて惨めだろ?正社員はいいぞ!」と唆し

正社員という肩書で自尊心やプライド、経済的には安定した生活を保障する代わりに、「奴隷契約」させるマネジメント方法をとります。

 

ですから、精神科看護をすると、うつ病の患者を受け持つと「世の中がいかに狂っていて、間違っているか?」と感じるはずです。

その人はたまたま、「葛藤によるストレス」が内側に向いて「うつ病」として病状が出るだけです。

考えてみてください。

「葛藤によるストレス」が外側に向いてしまったらどうなるでしょうか?

自暴自棄になり、破壊衝動、犯罪衝動が出てきます。

つまり、人間であることを捨て、獣のように「後先考えず欲望のままに生きる、怒りのままに生きる」道を選択して

無差別殺人をしたり、遊ぶ金欲しさに強盗したり、性欲を満たすために強姦しようと、反社会的な行動に走ります。

しかし、その心の中に「少しの良心」が残っていれば

犯罪を押しとどめ、その代わり、脳の中で自分の欲を満たす世界を創り上げてしまいます。

それが現実逃避という適応であり、「2重見当識」という表現になるのです。

現実が辛すぎて、打開策がみつからない、自分の世界を創り上げ、脳内で完結しようと、心が一生懸命適応し始めるのです。

これが統合失調症なのかもしれません。

 

こうしてみると、病気になる人、心を患う人は「人に言えない葛藤をいつも抱えていること」になりますね。

逆に「葛藤がなくなれば回復する」ということになります。

 

参考になればと思います。

<精神科看護のお話はここまでにします。>

ここからは「心」「脳」のお話をします。

人間の脳は複雑に作られています。

しかし、その脳をコントロールしているものがあるのです。

同じ「脳」なのに、なぜ人それぞれ考え方や発想が違うのでしょうか?

それはそれぞれ人間が「霊」を持っているからです。

霊とはお化けや妖怪ではありません。

「魂」と呼ばれるものです。

私たちの価値観を作っているものは、「霊」にあります。

その霊が脳に働きかけ、考え、行動指針を与えてくれます。

その霊が正しく作動すれば、幸せな人生を歩めます。

しかし、間違って作動すれば、精神病になるか犯罪者になってしまいます。

そうならなくても一生不安と恐怖の中で生きることになるのです。

「霊」について知りたい方は「こちら」をどうぞ。

仕事の中にこそ恵みがあり、幸せがあり、喜びがあり、生き甲斐があると悟りなさい。
この世に楽して成功できる方法は一つも存在しない。真の実力を身につけた者だけが成功できる。

我々人間がこの世に生まれてきた目的は、霊魂の救いと成長のためだ。

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