転職という言葉がはやっていますが、転職する前に退職しなくてはいけませんね。
看護師の離職率は以下の通りになっています。
看護師の離職率は統計でみると、他職種の女性離職率と比べて低いことがわかります。
これは、統計のマジックが使われているかもしれませんが、参考までに載せておきます。
いずれにせよ、看護師であろうがなかろうが、自分に合わない職業や職場であれば、そうそうに辞めるべきだと思います。
いやいや、お金のためだけに仕事をしていても、もし明日、不慮の事故で死んでしまっては、「人生一体何だったんだ!?」となってしまいますね。
死んでも死にきれません。
「嫌々仕事に行く」「朝、憂鬱になる」「夜勤前がブルー」
こんな状態のどれかに当てはまる場合、その職場は向いていません。
手取り20万円そこそこのために、身体を患って、精神をすり減らして働くことに何の意味があるのでしょうか?
「半年で辞めたらしいよ」
「1年続けられないなんて」
このように見下してくる人はいるでしょう。
しかし、体が悲鳴を上げているのに、そのサインを無視して自分のプライドのため、自尊心のためだけに働き続けるほど愚かなことはありません。
結局、お金や自尊心のために働いているだけですから。
そんなことより、すぐにでも方向転換することです。
残念ながら、看護学校や看護大学で学んできたことは、看護、医療の世界でしか使えない、特殊で専門的な知識や技術ばかりです。
ですから、「何かに応用が効くだろう」と勘違いして、「とりあえず、卒業して看護師ライセンスを取得しておこう」
という考え方は、世の中では通用しません。
看護学校、大学で「楽しくない、私、向いてないな」と感じる人は、その多くが臨床に出ても直ぐに辞めてしまいます。
人生には沢山の道があります。
看護学校に入学するということは、「自ら選択肢を狭めることになる片道切符を購入するのと同じ」だと思ってください。
「とりあえず、すし職人になりたいから、修行に来ました」
「とりあえず、カリスマパティシエになりたいから製菓学校に入りました」
では、務まらない世界ですよね。
寿司職人などは、「お店を開けている時間、つまり営業時間+仕入れ、仕込み、掃除、準備など時間外労働」
など合計して「労働時間」とします。
ですから、朝は5時から夜は22時まで中休みを取りながらも働かなくてはなりません。
17時間勤務です。
職人はサラリーマンではないのです。
看護師は明らかにサラリーマンのような雇用形態をとっていますが、中身は自分の経験や知識、技術を売り物にする「職人の世界」であるということは間違いありません。
その育成、つまり看護教育を、厚労省が取り仕切っているだけです。
寿司職人になりたければ、独学で学び開業する、他には調理学校に入学し技術を習得し開業する、手っ取り早いのは寿司屋に就職し働きながら学ぶしかありません。
どの道筋で「寿司職人」になるのが近いでしょうか?
一番早いのは、「調理学校で技術を習得する」方法でしょう。
一番成功しやすいのはどれでしょう?
「寿司屋に就職し働きながら学ぶ」ことではないでしょうか?
「成功している人、寿司屋を経営している人の元で学ぶのが一番手堅い」のです。
臨床能力と、看護教育が解離しているのは教育現場にいれば一目瞭然です。
臨床の現場は「〇〇科」というように、循環器やら呼吸器、消化器やら、内分泌、内科やら外科と別れています。
なのに、看護教育は「成人期、老年期、慢性期、急性期、母性、小児、精神、在宅」といった、実際に勤務する病院の科毎に分かれていません。
ですから、学校で学んできたこと、実習で学んできたことが、「就職しても全く使えない」のです。
実際に実習でいった病院、実習で行った科のことしか分かりません。
しかも、患者を1例しか持たなかったら、看護展開はできるかもしれませんが、1例しかその科の事は理解することができません。
何例も受け持ち、症例を学ぶ方法でなく、1例1例を退院まで受け持つという方法をすると、その疾患、その患者のことしか学ぶことができません。
ですから、看護の理論や考え方は多少理解できるかもしれませんが、実際に働く際の能力は身につかないのです。
実習で一番大切なのは、「職場体験」です。
「理論と実践を結びつける」ことができたとしても、臨床では扱う症例や受け持ち数、ルーチンワークの量が膨大であるため、
実際の仕事の結果には結びつかないのです。
つまり、「わかるとできるは違う」のです。
教育において「頭でわかる」ことができても、就職して臨床に出れば「できる」までにならなくてはなりません。
実は、「できる」の後に「あー、あれはそういうことだったのか!」と「わかる」のです。
現在の教育は「わかる→できる」というステップを重視します。
しかし、実際のところ、「できる→わかる」なのです。
つまり知っていてもいざやってみろと言われると「できない」のです。
看護実習では教員や指導者がついているため「常にトレーナーがいる状態」です。
ですから、学生はいつでも質問したいときに質問できます。
しかし、臨床にでたらどうなるでしょうか?
プリセプターがいるかもしれませんが、プリセプターとて、自分の業務と並行しながら新人教育をします。
つまり、「純粋なトレーナーではない」のです。
そこに、「新人育成の義務を完全に負っているわけではない」つまり、「新人、トレーニーの出来が悪ければ、プリセプターに責任は負わされない立場」なのです。
このような杜撰な教育制度の中で新人は職人の技術、知識、経験を身に着けていくことになります。
つまり、自ら積極的に学び、吸収していかないと、一人前の職人にはなれません。
プリセプターに新人を一人前にする義務がないからです。
新人の学ぶ姿勢が無かったり、能力が低く、覚えが悪ければ、「向いていない人」として切り捨てられる世界なのです。
「国家試験に合格して免許は持っているけど、、、」つまり、ペーパードライバーからスタートするのです。
車の運転免許ですら、最短1か月未満で取れる人もいれば、何か月、1年以上かけて取得する人もいます。
免許を取ったはいいが、運転が怖くて、ペーパードライバーとなり、単なる身分証明書として免許証を保持している人もいますし、それこそ、運転免許を生かして、ドライバーとして働いている人もいます。
自動車学校では、運転に向いていない人は、見極め試験で必ず落とします。
それは何故か?あまりに危険な人に免許を与えてしまうと、実地合格させた自動車学校に行政指導が入るからです。
交通事故を起こした際、警察官から自動車学校を聴取されます。
それが行政データーとして公安委員会に蓄積されていくのです。
そして、卒業生が起こした事故数が多い学校に対して、公安委員会から指導が入ります。
ですから、見極め試験は厳しいですし、不適格者はいつまでたっても卒業させません。
当然ですね。
運転免許取得に難航した芸能人について転載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(運転免許の取得に難航した芸能人 きゃりーぱみゅぱみゅは仮免不合格 2017年6月8日 19時23分)
ざっくり言うと
運転免許の取得に難航した芸能人を振り返っている
ジミー大西は免許合宿で実地試験は通過したが筆記試験には通らなかった
きゃりーぱみゅぱみゅは2014年8月頃に通い始め、15年4月に仮免許を取得した
・木下優樹菜は27回目で合格 あの芸能人も運転免許試験に落ちていた
2017年6月8日 19時23分 J-CASTニュース
木下優樹菜さんが運転免許取得(2008年3月撮影)
タレントの木下優樹菜さんが、運転免許を取得したことをインスタグラムで報告した。猛勉強の末、11年ぶりのリベンジで取得した運転免許ということで話題になっている。
警察庁交通局運転免許課の2016年度統計によると、運転免許試験の合格率は75.6%だが、芸能界には木下さん以外にも運転免許の取得に難航した人が結構いるようだ。
・きゃりーぱみゅぱみゅも仮免不合格
2児の母である木下さんは、雨の中の子どもの送り迎えが不便なため、梅雨入り前の取得を決意。「根気」と「気合い」で2か月かからずに取得出来たという。2017年6月7日のインスタグラムには、交付されたての免許証片手に運転席に座る写真と、
「頭が悪いから毎日毎晩子供寝かしてから夜な夜な勉強した 子供達スクール行ってから朝からお迎えまで、仕事の合間などに毎日教習所通った」
と、努力の過程を綴ったコメントを投稿している。「#もう勉強したくない」「#生まれてから29年で1番勉強した」というほど、必死で勉強したようだ。
木下さんは2014年7月19日のブログで、仮免学科試験に26回落ち、路上運転できなかったことを明かしていた。今回は猛勉強して臨んだ結果、見事すべて1発合格できたという。
このほかにも、運転免許取得に苦労した芸能人は多い。
お笑い芸人のジミー大西さんは、最短2週間ほどで運転免許を取得できる合宿教習で、実地試験は通過したものの筆記試験に通らず、卒業に半年以上かかったという。
歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんは2015年6月、赤飯の写真とともに免許取得を報告。2014年8月頃から通い始め、15年2月に仮免試験に落ちたこと、4月に仮免許を取得したことなどをツイートしていた。多忙のため取得まで時間がかかったようだ。
ほかにも、タレントのスザンヌさん、タレントの松浦亜弥さん、モーニング娘。の元メンバーの後藤真希さんや安倍なつみさんらが、試験に落ちて免許取得に苦労したことが知られている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)
車の運転によっておこる、自動車事故死者数は減少傾向にありますが2018年度で3500人程度です。
それでも1日10人は死亡事故が起きているという計算になります。
つまり、いい加減な気持ちで自動車は運転してはいけないものだということですね。
運転免許停止、免許取り消し数はどのようになっているでしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(免停)
免停とは、すなわち自動車の運転免許停止のことだが、警視庁が危険ドラッグを吸引して自転車を運転した道交法違反罪で略式命令を受けた男性の運転免許を停止する方針を固めたと言う報道があった。
自転車を運転していたのに自動車の運転免許を停止させるということだが、当然のことのように思える。
もっと厳しくてもかまわないと思う人も多いだろう。
ところで運転免許停止だが、いったいどの位の人間が免停や免許取り消しになっているのだろうか、調べてみた。
警察庁が運転免許統計を公表しているので、今回は運転免許統計(平成25年版)を使う。これによると免停+免許取り消し合わせた件数は以下の通り。
2009年 576,005
2010年 525,855
2011年 472,725
2012年 450,504
2013年 409,083
件数は減少してきて直近では年間約40万件である。それでも毎年40万人以上が免停・免許取り消し処分を受けていると言うのには驚いた。
東京の品川区の人口を上回る人数が毎年処分されている。10年で400万人。
地域別に見ると、人口の多い東京(警視庁)が2,519で多いのは分かるが、大阪がダントツの3,937というのはどういうことだろう。
恐ろしいとしか表現できない。道路はいまだに危険な空間のままである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(転載ここまで)
内閣府サイトでは運転免許保有者数は約8000万人。
毎年、免許取り消し、免停になるのが40万人程度いると考えると、毎年5%の人が不適格者として行政罰を受けていることになります。
看護大学や看護学校も厚労省・文科省から税金を投入されて運営しているのにも関わらず、ライセンス発行したらそれで終わりになっています。
特に、大学は「学問としての看護」をしているため、臨床で通用しない学生もところてん方式で押し出しているのは以下のツイートを見れば明白です。
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">潜在看護師が増加している傾向<a href="https://t.co/LgHuveKMap">https://t.co/LgHuveKMap</a><br>「潜在看護師数」<br>2002年(平成14年)度末の時点では約55万人<br>2010年(平成22年)度末において、潜在看護師の推計数は約71万人<br>(+20万人)<br><br>看護大学が増えたから、看護師資格だけ取って辞めてしまうからでは? <a href="https://t.co/C7sxT30Siz">pic.twitter.com/C7sxT30Siz</a></p>— ”ねこっち”(社会派大喜利) (@B1U3rgXOvpqqhB3) <a href="https://twitter.com/B1U3rgXOvpqqhB3/status/1154836993735421952?ref_src=twsrc%5Etfw">July 26, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">看護系大学・大学院は、近年急激に増加。<br><br>看護系大学数<br>1989年 11校<br>2000年 84校<br>2006年 157校<br><br>これに伴い、大学で教育される1学年の定員が<br>1989年 539人<br>2007年 12,223人<br>看護師の全教育課程を併せた1学年の定員数は、約5万人。大卒看護師が2割以上になる。<a href="https://t.co/gfwfRkwKsg">https://t.co/gfwfRkwKsg</a></p>— ”ねこっち”(社会派大喜利) (@B1U3rgXOvpqqhB3) <a href="https://twitter.com/B1U3rgXOvpqqhB3/status/1154838072241975298?ref_src=twsrc%5Etfw">July 26, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">大卒看護師が増えて、潜在看護師が増えている現状。<br><br>「毎年、看護師10万人足りない」と言っておき、養成機関として増やしたのは大学、しかも私立大学。<br><br>一向に改善されない看護師数。<br><br>病棟看護基準を厳しくしたことも関係するが、教育の質が大学で低下したからでは?<br><br>問題:一体だれが得する? <a href="https://t.co/hnyANwAfuT">pic.twitter.com/hnyANwAfuT</a></p>— ”ねこっち”(社会派大喜利) (@B1U3rgXOvpqqhB3) <a href="https://twitter.com/B1U3rgXOvpqqhB3/status/1154839850467487744?ref_src=twsrc%5Etfw">July 26, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">根本的な看護師不足対策を打っていない <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%9C%8B%E8%AD%B7%E5%8D%94%E4%BC%9A?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#日本看護協会</a>。<br>これは意図的。<br><br>看護大学を増やして、<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ライセンスビジネス</a> をしている傍ら、官僚の天下りを増やしているだけだから。<br><br>天下り先としての大学<br><br>『看護師不足が解決してはいけない理由 看護師養成と公共事業、道路工事』<a href="https://t.co/HXk5Uodj2R">https://t.co/HXk5Uodj2R</a></p>— ”ねこっち”(社会派大喜利) (@B1U3rgXOvpqqhB3) <a href="https://twitter.com/B1U3rgXOvpqqhB3/status/1154842610504105984?ref_src=twsrc%5Etfw">July 26, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">『Fランク大学は役人や官僚、公務員の天下り先ですか?』<a href="https://t.co/PECaJb47Uo">https://t.co/PECaJb47Uo</a><br><br>一定役職以上の官僚OBの再就職の状況は、内閣府のホームページに公表されています。<br>ある年度では1年間に1,569名の役人が再就職をしており、そのうち96名が学校法人に就職しているとのことです。 <a href="https://t.co/y4psMQok19">pic.twitter.com/y4psMQok19</a></p>— ”ねこっち”(社会派大喜利) (@B1U3rgXOvpqqhB3) <a href="https://twitter.com/B1U3rgXOvpqqhB3/status/1154843479349944320?ref_src=twsrc%5Etfw">July 26, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">『Fランク大学は役人や官僚、公務員の天下り先ですか?』<a href="https://t.co/PECaJb47Uo">https://t.co/PECaJb47Uo</a><br><br>全国に約500校のFラン大学がありますので、そのうち仮に96校(19%)のFラン大学に毎年1人ずつ官僚が天下りしていると考えると、いかにその割合が多いかが分かります。<br><br>毎年ですよ!毎年。</p>— ”ねこっち”(社会派大喜利) (@B1U3rgXOvpqqhB3) <a href="https://twitter.com/B1U3rgXOvpqqhB3/status/1154844373332316160?ref_src=twsrc%5Etfw">July 26, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%9C%8B%E8%AD%B7%E5%AD%A6?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#看護学</a> って学問なのでしょうか?<br><br>専門職=職人ですよね?<br>ある程度の研究機関は必要かもしれませんが、<br>「研究機関(大学)と養成機関は切り離して考えるべき」ではないでしょうか?<br>建築学科を卒業したからといって、良い建物が建てられる訳ではない。<br>家を建ててるのは学歴でなく技術のある職人。 <a href="https://t.co/l1caiUxWp1">pic.twitter.com/l1caiUxWp1</a></p>— ”ねこっち”(社会派大喜利) (@B1U3rgXOvpqqhB3) <a href="https://twitter.com/B1U3rgXOvpqqhB3/status/1154846167814959104?ref_src=twsrc%5Etfw">July 26, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
看護師という職業は、「とりあえず、資格取る」が通用しない世界です。
それを誤魔化しているのが大学教育であることはご理解いただけたと思います。
野球をやるのに「テクニックDVDを見る」「ルールブックを読む」ことで実際に野球ができるようになるでしょうか?
実際に野球の練習をしたり、試合をしてみないと、「できる」ようにはなりません。
「できる」ようになってから「あー、こうやって体を使っているのか!」と感覚的な部分を言語化できるようになる、つまり「わかる」ようになるのです。
ですから、余程でない限り、「どうしても看護師になりたい」という情熱や強いモチベーションがなければ、折角取得した国家資格も意味がありません。
もっと言えば、お金と時間の無駄になるのです。
人間には向き不向きがあります。
看護学校は夢と現実の「現実の部分を見せる」役割があります。
看護大学は「夢だけ見せている」のです。
職人の世界は、実力社会でありながら、仕事を教えてくれない、いじわるな先輩がいたりします。
つまり、仕事を教えれば、自分の立場が危うくなるため、積極的に教える訳がないのです。
そういった看護業界としては常識となっていることを教えず、
「学生はお金払っているから教えてもらうのは当然」という顔をして、学んできてしまうと、「臨床にでたら、誰も教えてくれない」というう現実にぶち当たるのです。
残念ながら、技術が高く、知識が豊富な人が重宝されるのが、看護業界です。
そこに人間性は問われません。
経験年数、知識、技術が高い人がトップに立つ業界である事が不変であるならば、それはもはや職人の世界以外何者でもありません。
つまりジェネラリストが育ちにくい、専門特化、縦割りの世界が、看護業界なのです。
看護学校で向き不向きはわかります。
実習が辛いだけの人は、臨床はほぼ100%向いていないと思います。
その人は、「本当はサッカーが好きなのに、給料がいいから、プロ野球選手を目指して練習している人と同じ」なのです。
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