室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

文化的集会

2006-04-23 13:07:51 | Weblog
セヴラック協会の定例会に行った。
元々大ピアニストなのだが、去年から「左手のピアニスト」としてマスコミ的にも大ブレークされてしまった舘野泉さんを中心に、フランス近代の作曲家セヴラックの愛好者が集まり、作品や人となり、背景にまつわる話題をテーマに年2回の定例会が開かれている。第1回に行って以来、いつも仕事と重なってしまい、出席できなかった。今回も講演も演奏も聴けず、懇親会から参加した。
集会場に行ったら、今まさに末吉保雄作曲の新曲が演奏された興奮がむんむんと立ちのぼって、開かれたドアから溢れてきていた。それを聴けなかった者としてはバツが悪い事この上ない。 しかし、懇親会でしばし飲食を共にしている人々を見回すと、皆さんが幸福感に満ちた顔つきで、その場にいる事を心から愉しんでいる事に気がついた。全員が幸福な笑顔を表情に登らせていた。それだけの事ができる舘野さんの”力”に改めて感服する。末吉先生とは卒業以来お目にかかっていなかったかもしれないのだが、覚えていて下さって感激だった。その新作、5/7に聴かせて頂こう。先生とざっくばらんにお話でき、初めて会った方達とも意見の交換ができ、遅ればせながら、私も皆さんの笑顔を共有できてたかもしれない。