せなけいこ おばけえほん

長新太さんの事を書いたので、今回はせなけいこさん。

おばけえほんシリーズ（童心社）もHero-Nのお気に入り。近所の本屋ではなかなか手に入らないのでAmazonで少しづつ買っています。

切り絵もかわいいけれど、そのお話の出所がいいですよね。

まずは「かみなりのおやこ」
落語好きなら押さえておきたい1冊。林家彦六がたまにやっていました雷小噺。

「くずかごおばけ」
ものを大事にしましょうね。

「はらぺこゆうれい」
この本のもとのはなしは中国の「幽明録」という本にあるそうです。最もそれは最初の半分だけで、あとは、せなさんが考えたそうな。「みなさんが大きくなったら幽明録を読んでください。おもしろいですよ。」とあとがきにあります。・・・読みたくなった。こういうあとがきの添え方、せなけいこさんの良いところ。

「ひとつめのくに」
これも落語好きにははずせません。「一眼国」

「ばけものづかい」
これも「化物使い」志ん朝のが良かったですね。

「とうふこぞう」
京極夏彦の「豆腐小僧双六道中ふりだし」早く読みたい。
あとがきで草双紙に触れています。

「ろくろっくび」
残念ながらこのお話には与太郎は出てきません。「左様左様、ご尤もご尤も」もありません。

他に図書館で読み聞かせたものでは
「おばけいしゃ」「ゆうれいのたまご」「どうぐのおばけ」

Hero-N、次は「ばけねこになりたい」に興味があるようです。

せなけいこさんのおばけなら怖くないので大好きなようです。

せなけいこさんでは無いけれど「じごくのそうべえ」（地獄八景亡者の戯れ）もそろそろ読み聞かせたいです。