「ダーティ工藤 RETRSPECTIVE 回顧上映会」
「AYAKOの退院」1999年 DK Produc-tion 監督:ダーティ工藤
首にはコルセット、脚はギブスで固定され、腕にはグルグル巻の包帯、松葉杖をついたいでたちで退院したAYAKO。アパートの自室にたどり着いた彼女は、ある妄想に襲われる。それは、体を縄で縛られ自由を奪われた自分がよがる姿であった…。
病院から退院してくるボディコン、ヒールの包帯グルグル巻き女。左腕三角巾吊り右腕も包帯で松葉杖。白いショルダーバッグ持ってて大変そう。地下鉄で帰る。買い物してエロ本自販機でエロ漫画週刊誌買う。自宅に戻りエロ漫画読んでオナニー。ここに畳の部屋に放置された裸緊縛女性のモノクロカットが挟まる。これ、監督のいつも通りの事だったのか。全くよろしい。
歩く姿を長回しで撮るのも監督のルーティンだったのね。ドキュメント風で撮ってるから1999年の様子が残されてるので時代を経て見ればそれなりの価値が生まれる。
少し眠った。アントニオーニとか解らないし、タルコフスキーの映画で眠ってしまうのとは違うような気もするがよくよく考えたら眠ってしまえばどれも同じなのでこれも大傑作だし、アートなのだ。そう言うと眠ったもん勝ちみたいだけど爆睡じゃないからちゃんとダーティ工藤だったし、それは良かった。
やはりパンチラは下り階段より上り階段。目を凝らして一瞬あったような気もするが自信がない。女優のパンティがピンク色である事はオナニーシーンで知る。白い包帯の間にピンクの下着、モノクロの緊縛。
エンディングのフラメンコ・ギターがカッコいい。
「縄文式」1999年 DK Produc-tion 監督:ダーティ工藤
1954年、北海道に生まれたダーティ工藤監督は、ある日、テレビの時代劇を見ていて異様な興奮を覚えた。それは、悪玉に人質として監禁された娘が縛られている場面だった_。やがて、その興奮は雑誌『奇譚倶楽部』との出会いによって一層深まり、人に隠れて椅子や柱を縛るようになる。そして、成長した彼はAV監督という天職と巡り会い、緊縛をライフワークとするようになるのであった。
英語字幕付き。女優を緊縛してスチール撮影の様子をカメラが追い、ダーティ工藤が、語るヰタ・セクスアリス。
監督の語りが聞き取りにくいのでついつい英語字幕を追ってしまう。追ったからと言って自身の英語力に限界があるので解らない部分があってそこは語りに耳を傾け相互補完。そんな事してるからせっかくの肝心の緊縛が入って来ない。これも少し眠った。
今年になってダーティ工藤の仕事を初めて見て映像作品はこれで4本。作品クオリティどうなん?という感じで見始めたけどなんか好き。ただイベント会場相変わらず客が少なくて困る。こういうのは物好きな好事家の影でこっそり観たい。
2日目どうするかな?
神保町 ネオ書房@ワンダー店
2024年8月
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