「OIZUMI 東映現代劇の潮流2024」
「夜の牝犬」1966年 東映東京 監督:村山新治
盛り場に蠢く男女の愛憎を描いた「夜の青春」シリーズの第六作。ゲイバーのマスター・梅宮辰夫は料亭女将の若いツバメに。一方スナックママの緑魔子はヤクザ組長のお妾に。銭のためならなんでもするという男と女の哀れな顛末。
金のためなら何でもありでゲイにもなる、高級料亭の婿入り企む梅宮辰夫、辰ちゃんに売り飛ばされた過去も今では組長・小沢栄太郎の本妻狙うバー・マダム緑魔子。さらにヤクザの本妻沢村貞子に女女衒浦部粂子に水揚げプロなどの中、訛り抜けない田舎娘で皆からバカにされてた大原麗子が最も危険!
何せ梅宮辰夫から過去に酷い目に会いながらも今は宿敵であり恋仲?であるという緑魔子の設定がエグい。
料亭女将に角梨枝子、千葉真一も梅宮辰夫の毒牙にかかった女の弟で登場。
「夜の青春」シリーズ
「ひも」「いろ」「ダニ」「かも」「夜の悪女」ときて本作「夜の牝犬」「赤い夜光虫」(本作の後に鑑賞済)「夜の手配師」の8本
ずいぶん観たような気もするが、まだまだだな。「ひも」まだ観てないのか!
こうなりゃ、コンプリしたくなる。「ダニ」と最後のは緑魔子出てないらしいけど。
ラピュタ阿佐ヶ谷
2024年3月
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