JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「大いなる西部」

2014-12-12 | 映画(DVD)
「35mmフィルムの映画祭」

「大いなる西部」1958年 米 監督:ウィリアム・ワイラー
The Big Country

牧場主の娘パットと結婚するため、東部からテキサスにやってきたジム。よそ者のジムは西部の男たちに敵視されるのだが・・・。自らの理想を貫く信念の人・ジムを演じるグレゴリー・ペックがはまり役。雄大な大地と空を背景に、古き良き西部が新しい時代へと移りゆく様を描いた、ウィリアム・ワイラー監督による名作西部劇。

9月のシネマヴェーラで古典映画鑑賞。
10月に逝った父が若い頃に観た映画(母親とデートムービーだったかもしれない)で最近になってDVDで久し振りに観たら、「懐かしくて良かった~」と言っていたし・・・
35mm、劇場で観る事ができただけでも御の字だが、ウーム、できれば1000人以上収容の大規模劇場で見たかったなぁ。そんな劇場もほとんど無くなっていく。

あまりにも有名なテーマ曲が胸躍る。個人的にもYESがセカンド・アルバムで取り上げていて馴染み深い、アレ。

The Big Country(1958) - MainTitle

主演のグレゴリー・ペックは本作では東部出身のヒーローといったところだが、どうもイケ好かない野郎だ。西部の古い慣習を打ち破り新しい時代への旗手といいた位置付けだけども、どうも古い爺さんたちの方に肩入れしちまうな。
意外と保守的な側面の多い自分・・・

揺れ動く牧童頭のチャールトン.ヘストンが冴えないながらもカッコ良い。
ルーファス親子がなんとも良い。バカ息子は仇役で風貌から親父もイモっぽい悪役然。
このバカ息子を不甲斐なく思いながらも愛があって、正義を全うする親父のパール・アイブスが最高やね。

しかし全体を通すと物語は「大いなる・・・」に程遠いスケールのように思ってしまうし、第一長い。
新しい時代の夜明けというのもなんだか中途半端。

ジーン・シモンズってこんなに素敵な女優さんが居たんですね。
私ゃ、長いベロを出しながらベース弾いてる人しか知らなかったもんで。ゴメンナサイ。





















シネマヴェーラ渋谷


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