「EO イーオー」2022年 波・伊 監督:イエジー・スコリモフスキ
EO
愁いを帯びたまなざしと溢れる好奇心を持つ灰色のロバ・EOは、心優しい女性カサンドラと共にサーカスで幸せに暮らしていた。しかしサーカス団を離れることを余儀なくされ、ポーランドからイタリアへと放浪の旅に出る。その道中で遭遇したサッカーチームや若いイタリア人司祭、伯爵未亡人らさまざまな善人や悪人との出会いを通し、EOは人間社会の温かさや不条理さを経験していく。
ロバのロードムービー。ロバ視点で捉える世界。映像の美しさ。ロバから見た世界がこんな風に美しいかどうかは知らん。
所詮、人間から見た都合のロバ心情ではあるけれど、ロバの心情を推測しながら見られるのが良いところ。
では、EOを演じたロバたち(複数らしい)に感情移入させてもらうと、「せっかく映画に主演できたのにイザベル・ユペールと絡めなかったのが悔い。」って処かな。
イザベル・ユペールは伯爵未亡人役。
カサンドラ役のサンドラ・ジマルスカがせつなくて良い。
途中、機械仕掛けの生物が立ち上がり地を這うシーンが違和感を伴い印象的だった。
スコリモフスキの持つ映像美学に酔いしれることができるので案外複数鑑賞にも耐えうるかも。観ないと思うけど。
ヒューマントラストシネマ有楽町
2023年5月
EO
愁いを帯びたまなざしと溢れる好奇心を持つ灰色のロバ・EOは、心優しい女性カサンドラと共にサーカスで幸せに暮らしていた。しかしサーカス団を離れることを余儀なくされ、ポーランドからイタリアへと放浪の旅に出る。その道中で遭遇したサッカーチームや若いイタリア人司祭、伯爵未亡人らさまざまな善人や悪人との出会いを通し、EOは人間社会の温かさや不条理さを経験していく。
ロバのロードムービー。ロバ視点で捉える世界。映像の美しさ。ロバから見た世界がこんな風に美しいかどうかは知らん。
所詮、人間から見た都合のロバ心情ではあるけれど、ロバの心情を推測しながら見られるのが良いところ。
では、EOを演じたロバたち(複数らしい)に感情移入させてもらうと、「せっかく映画に主演できたのにイザベル・ユペールと絡めなかったのが悔い。」って処かな。
イザベル・ユペールは伯爵未亡人役。
カサンドラ役のサンドラ・ジマルスカがせつなくて良い。
途中、機械仕掛けの生物が立ち上がり地を這うシーンが違和感を伴い印象的だった。
スコリモフスキの持つ映像美学に酔いしれることができるので案外複数鑑賞にも耐えうるかも。観ないと思うけど。
ヒューマントラストシネマ有楽町
2023年5月
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