JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「喜劇 男の腕だめし」

2011-01-23 | 映画(DVD)
「新春!喜劇映画デラックス」

「喜劇 男の腕だめし」1974年 松竹 監督:瀬川昌治

公然ワイセツ罪で拘置所へ入れられていたストリッパーのお駒(太地喜和子)をストリップ劇場の“春風ミュージック”の小屋主の庄助(フランキー堺)が出迎えた。早速、仮釈放のお駒を連れて警察に挨拶に出かけた庄助は転任したばかりの若い新米刑事小原松太(湯原昌幸)に会った。だがこの2人、出逢いから気が合わない・・・。

この頃になるとフランキー堺も中年で、湯原昌幸の父親年齢だが、相変わらずモテる役だ。
興行が変わるたびに小屋に訪れる看板ストリッパーを悉く愛人にしてる。
サリー(春川ますみ)の金髪ダイナマイトボディ、メリー(川村真樹)との濃厚接吻。両者とも見事なステージを見せてくれるが、花魁ストリップ深雪太夫(園佳也子)のステージシーンが無いのはひとつの良心。

でもこれはまさしく太地喜和子の喜劇。任侠芝居の口調で乗り乗りのお駒の侠義、踊り子プロ意識が堪りません。
ちゃんとステージシーンもこなしてビーチク見せてるし・・・
ラストシーンで、刑事湯原に「昨晩は楽しかったですぜ、また私たちんとこへ遊びに来ておくんな」に痺れるね。
「戦メリ」のビートたけしを思い出しちゃった。

田舎から出てくる湯原昌幸のおっかさんが市原悦子。あのゆっくりとした調子でフランキー堺の前に現れて物語は妙な方向に展開される事になるのだけれど、まったく人騒がせだ。

この一連のシリーズにはビーバー(モコ・ビーバー・オリーブの川口まさみ)が出ているのも嬉しい。
湯原昌幸を振る恋人役で大学の経理事務を勤める娘をカラッと演じてます。

神保町シアター

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 能島廉 「競輪必勝法」en-ta... | トップ | 「徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事