JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「悪魔が呼んでいる」

2013-09-13 | 映画(DVD)
「妄執、異形の人々傑作選」

「悪魔が呼んでいる」1970年 東宝 監督:山本迪夫

会社を突然解雇され、理由もなく恋人から絶交を言い渡された娘。不可解な出来事は続き、やがて背後に潜む陰謀が明らかに──。黒い影につきまとわれる不安から生じるスリルとサスペンス。恐怖におののく酒井和歌子、絶品。

面白そうなので以前から見たかった作品。いつもスケジュールが合わなくなるので、夏休み中に万全を期して・・・って、それほどの事かいな。

ミニスカートの清純派酒井和歌子を巡る不条理の数々。
ちょっとしたウルトラQ、怪奇大作戦のな乗り、最近なら世にも奇妙な・・・展開。
ニキビも可愛い清純女優が意味不明のまま不幸に陥り、恐怖におののくは、無実を泣きながら訴えるは、なかなかゾクゾクします。
でも清純派ですから辛うじて操は守られているようです。
ストーカーの仕業でしょうか。謎の笛の音色は何でしょうか。悪魔が来るときは笛を吹くようですが・・・
物語が進んでいくうちに意味不明な事が徐々に真相明らかになり、さっぱりはするんですが、好みとしては明らかになんないまんまの方が好き。
あきらかになってくると、な~んだ、ってなもん。

それでもトンデモ作品として光るのは大滝秀治が突然「私の血が高貴だから」とかほざき始める意表展開と
北林谷栄の終盤の不気味な演技。
下宿のおばちゃんに、野村昭子。この女優さんが一番得意とする所でしょうね。

やくざも者の相棒に田村奈巳、ロングヘアで雰囲気が違いますが田村さんを見れたのは嬉しい。

ところで指名手配となった冤罪について無実はどう証明していくのでしょう。

シネマヴェーラ渋谷

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