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爆笑問題の太田光はTVで見ているだけだが、家元の隠し子とまで言われる人。
そのコメントやユーモア。言動を聞いているといろんな事を考え、悩みながら進んでいるようです。
日芸の中退だけど、知的な事に対するセンスはなかなかと思われ、「日本原論」なども読んでみたいと思っていた。
この本、書店で見つけて即購入。
日本の夏は戦争の事を考える季節でもあります。
何か戦争に関する古典をを読みたいと思っていたので・・・
最近のニュースで驚いたのはこちら。
戦争起きたら「率先して戦う」 日本41% 中国14% 韓国10%
憲法九条の元、生まれ育った私たち戦後日本人。憲法九条で骨抜きにされた日本人の意見はつい数年前まで、逃げる。とか、避難する。であったはず。
愛国心が強くなったとは思えません。戦争に対する実感が無くなって来ているように思えます。我々戦争を知らない世代が自分の子供達にどのように戦争を伝えていくのか。大きな問題です。
この本は対談ではあるものの、太田光の「憲法九条を世界遺産に」という言葉に思想家中沢新一が喝采。エールを送っている形であって、太田光の本といっても過言ではない。
日本国憲法の成り立ちなど、普段あまり考えた事のない人(私など)にとって興味深く教えられます。
また、憲法第九条はともかく、太田光の芸談が素晴らしい。
「幕間 桜の冒険・・・太田光」には感心仕切り。
「国家の品格 藤原正彦」を読んで
「昔から日本には武士道もあったけれど、落語の文化も一緒に持っていて、うまくバランスを取ってきたんじゃないかと」
まったく同感。藤原先生は落語についてどのような感心、スタンスをお持ちなのかというのは大いに興味があります。
例え話がよく使われるのだけれど、ドン・キホーテを初めとしてどれも上手い。
立川談志師匠の落語を聴いた時、ものすごく感動して
「よくよく考えてみると、談志師匠の落語がのっているときの感じは、エクスタシーに近い。セックスの絶頂みたいなのがずっと続いているんだろうなというのが見ていてわかるんです。古典落語を女に例えると、こいつをどうやってイカせるかということをやっているんだと思う。」
中学の時チャップリンの「ライムライト」を見て
「決して美しく咲こうとなんか思っていない薔薇。日本の松だってそうだ。」
ずっとチャップリンが何故あの場面で日本の松を選んだのかひっかかてしまう。
私も中学の時「ライムライト」を見ていたく感動したけれど、流石、天才太田少年は目の付け所と分析力が違います。
もうひとつ太田って人は偉ぇ。
尊敬するテリー・ギリアムとの対談。
あるシーンについて「あれはこういう意味ですよね」とギリアムに聞いたら「それは違うよ。おまえの解釈は間違ってるよ」と言われ
「いや、あなたの方こそ間違ってる。僕が解釈したことに、あなたがとやかく言う筋合いはないよ。」と
これには中沢新一も
「やりますね(笑)。」
肝心の憲法問題に関しては
10年先20年先の日本人が「何であの時点で憲法を変えちゃったのか、あの時の日本人は何をしていたのか」…そうならないための自分とこの世界に対する使命感のようなものがすごくある。
日本人の特性、本質とかを考えたり、
答が出ない事を一生懸命考えて議論していく事の大切さとか。
大事な事を考えさせられる一冊です。
そして、爆笑問題・太田光の魅力満載です。
集英社新書
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爆笑問題というユニット名は粋じゃない。(談志)確かに・・・
そのコメントやユーモア。言動を聞いているといろんな事を考え、悩みながら進んでいるようです。
日芸の中退だけど、知的な事に対するセンスはなかなかと思われ、「日本原論」なども読んでみたいと思っていた。
この本、書店で見つけて即購入。
日本の夏は戦争の事を考える季節でもあります。
何か戦争に関する古典をを読みたいと思っていたので・・・
最近のニュースで驚いたのはこちら。
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戦争起きたら「率先して戦う」 日本41% 中国14% 韓国10%
憲法九条の元、生まれ育った私たち戦後日本人。憲法九条で骨抜きにされた日本人の意見はつい数年前まで、逃げる。とか、避難する。であったはず。
愛国心が強くなったとは思えません。戦争に対する実感が無くなって来ているように思えます。我々戦争を知らない世代が自分の子供達にどのように戦争を伝えていくのか。大きな問題です。
この本は対談ではあるものの、太田光の「憲法九条を世界遺産に」という言葉に思想家中沢新一が喝采。エールを送っている形であって、太田光の本といっても過言ではない。
日本国憲法の成り立ちなど、普段あまり考えた事のない人(私など)にとって興味深く教えられます。
また、憲法第九条はともかく、太田光の芸談が素晴らしい。
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「幕間 桜の冒険・・・太田光」には感心仕切り。
「国家の品格 藤原正彦」を読んで
「昔から日本には武士道もあったけれど、落語の文化も一緒に持っていて、うまくバランスを取ってきたんじゃないかと」
まったく同感。藤原先生は落語についてどのような感心、スタンスをお持ちなのかというのは大いに興味があります。
例え話がよく使われるのだけれど、ドン・キホーテを初めとしてどれも上手い。
立川談志師匠の落語を聴いた時、ものすごく感動して
「よくよく考えてみると、談志師匠の落語がのっているときの感じは、エクスタシーに近い。セックスの絶頂みたいなのがずっと続いているんだろうなというのが見ていてわかるんです。古典落語を女に例えると、こいつをどうやってイカせるかということをやっているんだと思う。」
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中学の時チャップリンの「ライムライト」を見て
「決して美しく咲こうとなんか思っていない薔薇。日本の松だってそうだ。」
ずっとチャップリンが何故あの場面で日本の松を選んだのかひっかかてしまう。
私も中学の時「ライムライト」を見ていたく感動したけれど、流石、天才太田少年は目の付け所と分析力が違います。
もうひとつ太田って人は偉ぇ。
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尊敬するテリー・ギリアムとの対談。
あるシーンについて「あれはこういう意味ですよね」とギリアムに聞いたら「それは違うよ。おまえの解釈は間違ってるよ」と言われ
「いや、あなたの方こそ間違ってる。僕が解釈したことに、あなたがとやかく言う筋合いはないよ。」と
これには中沢新一も
「やりますね(笑)。」
肝心の憲法問題に関しては
10年先20年先の日本人が「何であの時点で憲法を変えちゃったのか、あの時の日本人は何をしていたのか」…そうならないための自分とこの世界に対する使命感のようなものがすごくある。
日本人の特性、本質とかを考えたり、
答が出ない事を一生懸命考えて議論していく事の大切さとか。
大事な事を考えさせられる一冊です。
そして、爆笑問題・太田光の魅力満載です。
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それでいて的を得ている。
また、憲法改正論が身近なところまで降りてきた点で功績は大きいかと思います。
私自身まじめに考えるようになりました。