JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ドライブ・マイ・カー」

2022-02-11 | 映画(DVD)
「ドライブ・マイ・カー」2021年 配給:ビターズエンド 監督:濱口竜介

舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と幸せに暮らしていた。しかし、妻はある秘密を残したまま他界してしまう。2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく。



村上春樹だし、西島秀俊だし、濱口竜介ってのもどうかて思いスルーの予定だったが、音楽を石橋英子さんがやってると知り急遽観てしまった。

西島秀俊と霧島れいかのベッドシーンが気持ち悪すぎた。

感情を排しての徹底した本読みでテキストと向き合わせる舞台演出。
映画の方も基本的には会話劇。家福(西島秀俊)やみさき(三浦透子)、高槻(岡田将生)の体験や起こす事件はかなりスリリングだが決して回想シーンを挟んだりはしない。映画としては随分挑戦的な試みでどうなのよ?とも思ったがそれでもいつの間にか引き込まれていたし鑑賞後は試みの効果さえあるように思えた。



韓国手話の(日本手話との違いなんて解らないが)力強さにやられた。
ゴミ集積工場に連れて行くの良かった。
「大事に乗っていることが解ります」
車とか運転とかにまったく興味が無いので、好きな人はそういう共感もあるんでしょうね。





好きだった村上春樹は「ハードボイルドワンダーランド」読了直前で中断。以降、断っているので原作には当たらないが、中坊の頃、背伸びして読んだ「ワーニャ伯父さん」他チェーホフの戯曲は読み直してみようかな。



そうそう、石橋英子の劇伴目当てでした。途中からそんな事忘れてしまって映画に引き込まれてた。みさきのドライブテクニックにも匹敵ね。

Drive My Car - Eiko Ishibashi - Drive My Car OST (2021)




テアトル新宿
2022年1月

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