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「貸間あり」1959年 東宝 監督:川島雄三、原作は井伏鱒二。
大阪の風変わりなアパート屋敷に住むバイタリティにあふれた個性豊かな住人たちの悲喜劇を描いた群像ドラマ。
アパートの2階に住む与田五郎(フランキー堺)は4ヵ国語に堪能で、小説、論文、翻訳などの代作を中心によろず引き受け業を営んでいた。そこへ、学生の江藤(小沢昭一)が受験の身代わりを申し込んできた。ついでに、1つ空いているアパートの空き室を借りようとするが、そこは一足先に陶芸一筋の三十娘、ユミ子(淡島千景)が借りることに……。
なんだかトッチラかっちゃっている喜劇だけれどもこういうのは大好き。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
途中でちゃんとドタバタも取り入れ、もの悲しくも可笑しいアパート屋敷の住民たち。
曲者俗物揃いの各住人キャラクターとお屋敷型のアパートの何とも不思議な間取り構成。
住人のキャラは以下(今回嬉しいので並べちゃいます)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
与田五郎(フランキー堺)
津山ユミ子(淡島千景)・・・男より陶芸を愛する三十娘。
村上お千代(乙羽信子)・・・3人の旦那を交替制でたらいまわし。乙羽信子はもう一役、こちらは早口の関西弁が強烈でお千代さんの悲しみも吹っとばす。
おミノ(浪花千栄子)・・・賄一切を引き受け何でも銭を取ろうとする。
島ヤスヨ(清川虹子)・・・絶倫洋酒ブローカー、密売で逮捕。
洋さん(桂小金治)・・・五郎の元上官。気のいい男で自筆の貸間札が自慢。
熊田寛造(山茶花究)・・・ミツバチから不老不死の強壮ゼリーを開発。
ハラ作(藤木悠)・・・猥褻写真の販売で刑事から追われている。
野々宮真一(益田喜頓)・・・実はこの人が一番奇怪、保険屋。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
珍宝堂(渡辺篤)・・・強壮ゼリーは体質に合わず、女房から毎夜迫られ。
お澄(西岡慶子)・・・ゼリー使用のためか「ハァーン」と悩ましい声を上げる。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
高山教子(市原悦子)・・・新婚、無痛分娩の方法を五郎から伝授してもらおうと。
高山彦一郎(加藤春哉)・・・新婚の夫。明らかに尻に敷かれている。
ご隠居(沢村いき雄)・・・アパートの持ち主?サンドバッグに向う。
住人になり損ねた江藤ミノル(小沢昭一)・・・身代わり受験にかける情熱は勉学に向けられる事はない、カメラ小僧。
強力なメンバーです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
まず、フランキー堺。ここでも身のこなしが華麗。登場シーンで階段昇る、階段降りるだけでも魅了されます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
喜劇の中にお色気は必須。淡島千景はきっちりとした洋服(主にスーツ)を着ていても充分な色香。小金治の洋さんに「小股の切れ上がったいい女だ」と呟かせる、熊田の蜂もホルモンに釣られて寄る、住人はハイヒールの匂いを嗅ぐ、小沢昭一のカメラがお尻を突き出したポーズを抑える。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
フランキーとの際どいシーン。今日はつんつん。
フランキーの五郎はゲテモノ根性を指摘され、追ってくるユミ子から逃げたい、逃げたい、隠れたい。このあたり川島雄三らしさなのか。
「花に嵐のたとえもあるぞ、サヨナラだけが人生だ」
ちょっぴり切ない気持ちになりつつ、映画は唐突に終わるのでした。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/nezumi.gif)
池袋 新文芸座 「検証・日本映画(4) 映画作家・川島雄三 笑いに秘められる哀しみとニヒル」より
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大阪の風変わりなアパート屋敷に住むバイタリティにあふれた個性豊かな住人たちの悲喜劇を描いた群像ドラマ。
アパートの2階に住む与田五郎(フランキー堺)は4ヵ国語に堪能で、小説、論文、翻訳などの代作を中心によろず引き受け業を営んでいた。そこへ、学生の江藤(小沢昭一)が受験の身代わりを申し込んできた。ついでに、1つ空いているアパートの空き室を借りようとするが、そこは一足先に陶芸一筋の三十娘、ユミ子(淡島千景)が借りることに……。
なんだかトッチラかっちゃっている喜劇だけれどもこういうのは大好き。
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途中でちゃんとドタバタも取り入れ、もの悲しくも可笑しいアパート屋敷の住民たち。
曲者俗物揃いの各住人キャラクターとお屋敷型のアパートの何とも不思議な間取り構成。
住人のキャラは以下(今回嬉しいので並べちゃいます)
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与田五郎(フランキー堺)
津山ユミ子(淡島千景)・・・男より陶芸を愛する三十娘。
村上お千代(乙羽信子)・・・3人の旦那を交替制でたらいまわし。乙羽信子はもう一役、こちらは早口の関西弁が強烈でお千代さんの悲しみも吹っとばす。
おミノ(浪花千栄子)・・・賄一切を引き受け何でも銭を取ろうとする。
島ヤスヨ(清川虹子)・・・絶倫洋酒ブローカー、密売で逮捕。
洋さん(桂小金治)・・・五郎の元上官。気のいい男で自筆の貸間札が自慢。
熊田寛造(山茶花究)・・・ミツバチから不老不死の強壮ゼリーを開発。
ハラ作(藤木悠)・・・猥褻写真の販売で刑事から追われている。
野々宮真一(益田喜頓)・・・実はこの人が一番奇怪、保険屋。
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珍宝堂(渡辺篤)・・・強壮ゼリーは体質に合わず、女房から毎夜迫られ。
お澄(西岡慶子)・・・ゼリー使用のためか「ハァーン」と悩ましい声を上げる。
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高山教子(市原悦子)・・・新婚、無痛分娩の方法を五郎から伝授してもらおうと。
高山彦一郎(加藤春哉)・・・新婚の夫。明らかに尻に敷かれている。
ご隠居(沢村いき雄)・・・アパートの持ち主?サンドバッグに向う。
住人になり損ねた江藤ミノル(小沢昭一)・・・身代わり受験にかける情熱は勉学に向けられる事はない、カメラ小僧。
強力なメンバーです。
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まず、フランキー堺。ここでも身のこなしが華麗。登場シーンで階段昇る、階段降りるだけでも魅了されます。
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喜劇の中にお色気は必須。淡島千景はきっちりとした洋服(主にスーツ)を着ていても充分な色香。小金治の洋さんに「小股の切れ上がったいい女だ」と呟かせる、熊田の蜂もホルモンに釣られて寄る、住人はハイヒールの匂いを嗅ぐ、小沢昭一のカメラがお尻を突き出したポーズを抑える。
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フランキーとの際どいシーン。今日はつんつん。
フランキーの五郎はゲテモノ根性を指摘され、追ってくるユミ子から逃げたい、逃げたい、隠れたい。このあたり川島雄三らしさなのか。
「花に嵐のたとえもあるぞ、サヨナラだけが人生だ」
ちょっぴり切ない気持ちになりつつ、映画は唐突に終わるのでした。
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池袋 新文芸座 「検証・日本映画(4) 映画作家・川島雄三 笑いに秘められる哀しみとニヒル」より
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説明を読むと見たくなるようです。
最近の映画はウルトラマン一食です。
私が一番好きな昔の映画は「燃えよ!!ドラゴン」です。
「燃えよ!!ドラゴン」人気ある昔の映画ですね。私の周囲にも繰り返し何回も見たという人が沢山居ます。私はずいぶん遅れてからビデオで1回だけ見ました。面白かったですね。