JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「獄門島 [総集編]」

2011-06-15 | 映画(DVD)
本格ミステリ作家クラブ10周年記念企画「美女と探偵 ~日本ミステリ映画の世界~」

「獄門島[総集編]」1949年東映 監督:松田定次

千恵蔵金田一、今度は瀬戸内海の島へ。陰鬱な雰囲気のもとで起きる三人娘の連続殺人。眼鏡っ娘助手は喜多川千鶴。ラストでいきなり哄笑し、駆け回る名探偵に驚くな!

こちらも勿論原作未読、ドラマ、映画も未見で初体験となります「獄門島」
「獄門島」「獄門島 解明編」を合わせた総集編。
見る前には、本来、総集編などではなく、2作品をしっかり見たいものだと思ったもんだが、これはもう、総集編で充分でしょう。

しかも、前半、眠気が襲ってきて、ところどころ意識が薄れる・・・それでも充分でしょう。

千恵蔵の金田一はあくまでモダンな出で立ち、黒い(モノクロなので実際の色は不明)シャツに白いネクタイ、大きな顔には中折帽。
古い因習に囚われた鬼頭家に対して新しい民主主義の象徴って事なのか。
磯川警部(大友柳太郎)も極めてダンディな出で立ち。
今回、千恵蔵の口調はそれほど気にならない。(慣れたのか
推理が進むに連れて、犯行の卑劣さに正義の味方、金田一が憤る台詞が増えてくる。
「封建的な、あまりに封建的な・・・」

むしろ今作は大友柳太郎の台詞の早口さに問題を感じる。何を言っているんだかわからないほど早い。ダンディな大友柳太郎が口を開くたびに笑ってしまいそう。

1949年の映画ともなると、鬼頭月代役の千石規子が若くて可愛い。千石規子ちゃんだ。キチガイなんですけど・・・。

チラシの紹介文から事前にラストの哄笑を知らされていても・・・、それでもやっぱり、驚き、茫然となりますよ。金田一狂ったか。

前半、眠ってストーリーが上手く追えてませんが、これは原作を読みたいと強くは思わない。まぁ、機会があれば・・・。
市川崑の「獄門島」は是非、見ておきたいと思います。

神保町シアター

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