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8月にPFFで「M★A★S★H」のロバート・アルトマン監督特集をやっていた。
「M★A★S★H」しか見ていないのでチェックしていたところ「BIRD★SHT」だけでも見ておきたいと思ったものの、PFFは全席予約制でありました。
予約とか前売りとかで映画を見に行くのは荷なので断念。(実際の所は予約制を知らず素戻りなんだけど
)
その時「ロング・グッドバイ」は眼中にありませんでした。
レイモンド・チャンドラーの古典的ハードボイルド名作の映画化でしかないとの判断で食指動かず。ハンフリー・ボガードのマーローも感心しませんでしたし。
ところが調べていくと、これが良いかもしれません。
レイモンド・チャンドラーのマーローとは違ったカッコ良さがありそう。
で、シネマヴェーラへGO!
「ロング・グッドバイ」1973年 監督:ロバート・アルトマン
「M★A★S★H」にも出ていたエリオット・グールドの私のイメージとはチョット違うマーロー、そのカッコ良いこと。
どこでも擦れば火のつくマッチでのチェーン・スモークぶり。煙への貪欲さがカッコ良かった時代が確かにありました。
ハード・ボイルド映画として洒落た演出も多く楽しい。
猫を可愛がるグールド、犬は苦手(でも犬が良く使われているんです。)
自宅(事務所では無さそう)がオシャレで素敵。隣家では新人ダンサーの女の子たちが半裸でレッスンしている。(こういうのとっても大事
)
悪役(マーク・ライデル)の狂気。その部下のマヌケ加減。
しかも後で知ったのですがマッチョな部下役でシュワちゃんも出演。(知っていれば注意して見ていたのに・・・残念)
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左の黄色いパンツです。
そして、ジョン・ウイリアムスの音楽
テーマ曲「ロング。グッドバイ」があらゆるアレンジで流れ続ける。
メキシコに入ればラテン、スパニッシュ・ギターのアレンジ。
カー・ラジオからも「ロング・グッドバイ」酒場のピアニストも「ロング・グッドバイ」鼻歌も「ロング・グッドバイ」葬送曲まで「ロング・グッドバイ」なんだから笑える(葬送曲には相応しいタイトルですが)
・・・フラメンコのリズムで交尾する犬・・・
他にも全編キラめくシーンが続くムディーでカッコいい映画でした。
結末は原作と随分違っていて、これは原作の方が好きですが、そんなの関係ありません。チャンドラーの名作を題材に新しいマーローの映画を完成させたのですから。当然、日本のハードボイルド物への影響も大きいようです。
ストーリーの結末はともかく、映画のラストがまた良いです。
さんざん、ジャジーな「ロング・グッバイ」を聞かされていたところに最後の曲の陽気な事。お見事。
ロバート・アルトマンという監督は要チェックではないですか!(今さらお恥かしいですけど
)
原作も再読してみたくなりました。
村上春樹の「ロング・グッドバイ」・・・いや、やっぱり清水俊二訳の「長いお別れ」ですね。本棚から抜き出したらもうまっ黄色で読みづらい・・・
あー、久し振りにハード・ボイルドに漬かりたくなった。
チャンドラーよりちょい下品なミッキー・スピレインが好みでしたがね・・・
帰り渋谷のホームに立つと、カッコ良い「ジャック・ダニエル」の広告が並んでいました。
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当然、この映画でも使われています。(ギムレットは出てきません)
ジャック・ダニエルのロック片手に両切りのラッキー・ストライクを燻らせながらハード・ボイルドを読んでいた20代(バカですねぇ~
)を思い出しました。
9月5日 シネマヴェーラ渋谷
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「M★A★S★H」しか見ていないのでチェックしていたところ「BIRD★SHT」だけでも見ておきたいと思ったものの、PFFは全席予約制でありました。
予約とか前売りとかで映画を見に行くのは荷なので断念。(実際の所は予約制を知らず素戻りなんだけど
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その時「ロング・グッドバイ」は眼中にありませんでした。
レイモンド・チャンドラーの古典的ハードボイルド名作の映画化でしかないとの判断で食指動かず。ハンフリー・ボガードのマーローも感心しませんでしたし。
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ところが調べていくと、これが良いかもしれません。
レイモンド・チャンドラーのマーローとは違ったカッコ良さがありそう。
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で、シネマヴェーラへGO!
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「ロング・グッドバイ」1973年 監督:ロバート・アルトマン
「M★A★S★H」にも出ていたエリオット・グールドの私のイメージとはチョット違うマーロー、そのカッコ良いこと。
どこでも擦れば火のつくマッチでのチェーン・スモークぶり。煙への貪欲さがカッコ良かった時代が確かにありました。
ハード・ボイルド映画として洒落た演出も多く楽しい。
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猫を可愛がるグールド、犬は苦手(でも犬が良く使われているんです。)
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自宅(事務所では無さそう)がオシャレで素敵。隣家では新人ダンサーの女の子たちが半裸でレッスンしている。(こういうのとっても大事
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悪役(マーク・ライデル)の狂気。その部下のマヌケ加減。
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しかも後で知ったのですがマッチョな部下役でシュワちゃんも出演。(知っていれば注意して見ていたのに・・・残念)
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左の黄色いパンツです。
そして、ジョン・ウイリアムスの音楽
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テーマ曲「ロング。グッドバイ」があらゆるアレンジで流れ続ける。
メキシコに入ればラテン、スパニッシュ・ギターのアレンジ。
カー・ラジオからも「ロング・グッドバイ」酒場のピアニストも「ロング・グッドバイ」鼻歌も「ロング・グッドバイ」葬送曲まで「ロング・グッドバイ」なんだから笑える(葬送曲には相応しいタイトルですが)
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・・・フラメンコのリズムで交尾する犬・・・
他にも全編キラめくシーンが続くムディーでカッコいい映画でした。
結末は原作と随分違っていて、これは原作の方が好きですが、そんなの関係ありません。チャンドラーの名作を題材に新しいマーローの映画を完成させたのですから。当然、日本のハードボイルド物への影響も大きいようです。
ストーリーの結末はともかく、映画のラストがまた良いです。
さんざん、ジャジーな「ロング・グッバイ」を聞かされていたところに最後の曲の陽気な事。お見事。
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ロバート・アルトマンという監督は要チェックではないですか!(今さらお恥かしいですけど
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原作も再読してみたくなりました。
村上春樹の「ロング・グッドバイ」・・・いや、やっぱり清水俊二訳の「長いお別れ」ですね。本棚から抜き出したらもうまっ黄色で読みづらい・・・
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あー、久し振りにハード・ボイルドに漬かりたくなった。
チャンドラーよりちょい下品なミッキー・スピレインが好みでしたがね・・・
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帰り渋谷のホームに立つと、カッコ良い「ジャック・ダニエル」の広告が並んでいました。
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当然、この映画でも使われています。(ギムレットは出てきません)
ジャック・ダニエルのロック片手に両切りのラッキー・ストライクを燻らせながらハード・ボイルドを読んでいた20代(バカですねぇ~
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9月5日 シネマヴェーラ渋谷
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フィリップ・マーロウもいろいろありますが、僕はロバート・ミッチャムが演じた「さらば愛しき女よ」が好きでした。台詞がすごく気が利いているんですよねぇ。
村上春樹の新訳はどうなんでしょうね。原作読んでみようかな。
You TubeのTrailerを観たら居ても立っても居られなくなる事請け合い。
http://www.youtube.com/watch?v=GeNyD9UFXHs
ロバート・ミッチャムのも観ていませんが、チャンドラー作品なら実は「The Long Goodbye」より「Farewell,My Lovely」の方が好みなので観てみたいです。