「魔の山へ飛べ」 宇宙竜ナース

キリヤマとのフィルム、ソガ隊員交換取引でおマヌケな失態を演じたワイルド星人が怒って呼び出したのが、怪獣というかロボットというか円盤というか、このナースです。「ナ～スゥ！」
ワイルド星人の宇宙船兼ボディガードなんだと・・・

セブン登場キャラの中でもユニークで魅力的な造形キャラで印象深いです。

竜のように空を飛び、とぐろを巻いたかと思うと接点を連結させ、何がどうなったのかきれいな円盤状に変身。回転しながら飛行します。
ナース頭部のメカニックな造形も魅力的。
怪獣に対して宇宙人、乗物への比重が大きくなって行ったウルトラセブンならではのキャラでしょう。

ただ、ウルトラ怪獣シリーズでひょろ長いドラゴン形態が出ていましたが、これは寂しいものがありました。円盤形態でセブンと対峙するウルトラ怪獣名鑑シリーズ(TOP画像）も確かに名場面ですがナースの魅力という点では今ひとつ。



見事にナースの魅力を再現したのがこのHGシリーズ。ウルトラセブンに巻き付くナース。ボリュウム感も充分でお気に入りのフィギュアです。



セブンに巻きつきどのような攻撃をするのかと思いきや、気合一発でバラバラにされてしまうのでワイルド星人同様、強い敵というイメージは皆無。
それでも老衰で滅びかけているワイルド星を救うため生命を吸い取るマシンガン型カメラというアイデアはＳＦとして秀逸。（カメラの重量感の無さは悲しいが）智能派の星人なのでしょう。
命を吸い取られた人は一瞬ネガフィルム状になり倒れ死亡する。実際は生命はフィルムの中に納められている。再度カメラを照射すると亡骸が消滅する。分離していた肉体と生命がフィルム内？で再生。
怪しい洞窟で意味もわからず警察官が次々倒れるシーンなんぞはサスペンスフル。

残念ながら家にはワイルド星人はありませんでした。

昨年までウルフェスで活躍したナース電車の車掌の画像で・・・



長年親しまれたナース電車も今年からはゴモラに代替わり、残念です。