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日本映画史横断③
怪獣・SF映画特集
「大怪獣バラン」1958年 東宝 監督:本多猪四郎
東北地方に、婆羅陀魏山神という神をまつる村があった。訪れた調査隊はそこで生ける神・バラダキを目撃する。それは湖に棲息する中生代の恐竜・バランであった。急遽出動した自衛隊の攻撃を逃れ、バランは空へと舞い上がる。やがて姿を現したバランは、浦賀水道から東京上陸を狙う。36ミリ機関砲さえ跳ね返すバランに対し、自衛隊はダイナマイトの20倍もの威力を誇る特殊火薬をもって対抗するが……。
写真だけでしか見た事のないバランを初めて映画で見ました。これは思ったよりも造形的に優れた怪獣さんでした。
トカゲ型怪獣というけれど飛行のポスターから見て完全にヒト型で興ざめと思っていたのですが、どうしてどうして。
四足歩行の限界を露呈。確かに子供の頃から四足怪獣が這い這いして歩くさまには幻滅し、好きになれなかったものです。そこは目を瞑って・・・
四足時、と二足直立時、飛行時と、同一の怪獣とは思えない変化を見せ楽しませてくれます。甲羅まであり、背の透明っぽいトゲも魅力。
意外と珍しいムササビ怪獣としての飛行。ムササビは高所からの滑空ですご、この子は完全に飛行している。カッコ良いじゃないですか。
顔の表情も変幻自在のように感じられる。モノクロの暗い画面の光と影によるものか。
致命傷となる特殊爆弾を飲み込む時の横顔の可愛いこと・・・
映画としてはチト退屈で眠ってしまった。
日本のチベット、北上川上流の秘境での婆羅陀魏山神信仰。正しい秘境怪獣として河崎実作品にまで踏襲されるほどなのだけど・・・
冒頭のアカボシウスバシロチョウとの関係は?・・・謎のまま。
謎の中で生まれて謎の中に消えていくと言ったナレーションで片付けられても・・・
千田是也の博士、味があります。この研究クルー、気のせいか数時間前に見た同年作品の「美女と液体人間」の研究クルーと同一のように感じたんだけど・・・どうなんですか?確かめてみたい・・・
京橋 フィルムセンター
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怪獣・SF映画特集
「大怪獣バラン」1958年 東宝 監督:本多猪四郎
東北地方に、婆羅陀魏山神という神をまつる村があった。訪れた調査隊はそこで生ける神・バラダキを目撃する。それは湖に棲息する中生代の恐竜・バランであった。急遽出動した自衛隊の攻撃を逃れ、バランは空へと舞い上がる。やがて姿を現したバランは、浦賀水道から東京上陸を狙う。36ミリ機関砲さえ跳ね返すバランに対し、自衛隊はダイナマイトの20倍もの威力を誇る特殊火薬をもって対抗するが……。
写真だけでしか見た事のないバランを初めて映画で見ました。これは思ったよりも造形的に優れた怪獣さんでした。
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トカゲ型怪獣というけれど飛行のポスターから見て完全にヒト型で興ざめと思っていたのですが、どうしてどうして。
四足歩行の限界を露呈。確かに子供の頃から四足怪獣が這い這いして歩くさまには幻滅し、好きになれなかったものです。そこは目を瞑って・・・
四足時、と二足直立時、飛行時と、同一の怪獣とは思えない変化を見せ楽しませてくれます。甲羅まであり、背の透明っぽいトゲも魅力。
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意外と珍しいムササビ怪獣としての飛行。ムササビは高所からの滑空ですご、この子は完全に飛行している。カッコ良いじゃないですか。
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顔の表情も変幻自在のように感じられる。モノクロの暗い画面の光と影によるものか。
致命傷となる特殊爆弾を飲み込む時の横顔の可愛いこと・・・
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映画としてはチト退屈で眠ってしまった。
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日本のチベット、北上川上流の秘境での婆羅陀魏山神信仰。正しい秘境怪獣として河崎実作品にまで踏襲されるほどなのだけど・・・
冒頭のアカボシウスバシロチョウとの関係は?・・・謎のまま。
謎の中で生まれて謎の中に消えていくと言ったナレーションで片付けられても・・・
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千田是也の博士、味があります。この研究クルー、気のせいか数時間前に見た同年作品の「美女と液体人間」の研究クルーと同一のように感じたんだけど・・・どうなんですか?確かめてみたい・・・
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京橋 フィルムセンター
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