JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「半魚人の逆襲」

2009-08-02 | 映画(DVD)
第31回ぴあフィルムフェスティバル
招待作品部門
「イーストウッド!~映画監督クリント・イーストウッド誕生」

「半魚人の逆襲」1955年 米 監督:ジャック・アーノルド DVD上映

南米アマゾンの奥地、黒い入り江に棲息していた半魚人が哀れにも科学者たちに捕らえられた。しかしフロリダ北部のオーシャンハーバー水族館に研究のために搬送された半魚人は、そこで女性化学者に恋心を抱き・・・

クリント・イーストウッドのデビュー作として知られているそうで今回もラインナップされた。出演シーンはほんの数分、ストーリーにあまり関係しない役、名前もクレジットされていない。そんな映画でもイーストウッド特集に入れることにより、クリント・イーストウッド初体験のきっかけとなる愚か者がいましたとさ。
そうです、恥ずかしながらイーストウッドの映画を(役者としても監督としても)ちゃんと見たことありません。

「大アマゾンの半魚人」の続編。これは確か見たことあるはず。いや、違う映画と混同しているかな・・・?

往年の怪奇映画で楽しめる。
あちらの怪奇物には金髪美女という必殺技がある。

研究と称しての水族館での実験は虐待としか思えず、ちょっと半魚人君、可哀想。

「君(婚約者の金髪美女)をこれ以上水槽に入れるのは危険で心配だ」という言葉は、半魚人の凶暴性に注意を払ってのことだったはずだけど、実は危険なのは半魚人君の好色性だったのね・・・

足の鎖を引きちぎり水槽から脱走。逃げる際、転んでしまう女の子とかばう母親。絶対絶命かと思いきや、標的は愛しい彼女。あっさりスルーしていく。
水中で白い水着の金髪美人とシンクロして泳ぐシーンが秀逸。なかなか強攻に及ばない・・・

半魚人(ギル・マン)の造形もなかなか良い。
しかし、この半魚人を基礎としてラゴンを作り上げた成田亨、高山良作の才気をあらためて感じる。



日本特撮には金髪美人は居なくても、成田、高山が居るって事で充分。

京橋 フィルムセンター

にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ B級映画へ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 残念甲子園2009 | トップ | ウルトラサイダー ティガ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事