JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「早乙女家の娘たち」

2019-01-27 | 映画(DVD)
「Laputa Asagaya 20th anniversary もう一度みたいにおこたえします」

「早乙女家の娘たち」1962年 東宝 監督;久松静児

東京郊外の早乙女家。両親はすでになく、娘たちはゆがんだ方向に走りがちな中学生の弟に心を痛めているーーー。原作は壷井栄の「どこかでなにかが」。若い心をぶつけあい、明るい家庭を保とうとする四人姉弟の姿を描いたもの。

昨年末、予定していなかったが急に思い立って鑑賞したこちら、まさにアンコール作品でこれが名作!



両親が居なく長女は嫁ぎ、二女を中心に生活する早乙女家(そーとめと読む)
末っ子長男の中坊鶴亀(つるき)が超可愛い。美人揃いの姉たちはそれぞれの立場から危うい年頃の鶴亀を心配する。生真面目で優しい二女松子(香川京子)、経済的支柱で社会の厳しさを知る三女梅子(白川和子)、同じティーンの立場で明るい四女竹子(田村奈巳)
特に田村奈巳のオチャメさ目まぐるしい動きは幸福感を誘う。よく動くなぁ。
松子だけだと鶴亀も悪い道に突き進みそうなだけにこの竹子の存在がとてもいい。

もしもし亀よつるかめよ~。
あんた男のくせにこんな柔らかい物(鶴亀の好物マシュマロ)ばっか食べて、塩せんべいでも食べなさい!
ぶたぶたこぶたおなかが空いた!

個人的に田村奈巳ベストはウルトラQの「ペギラが来た!」だったけれど、これは越えてきたな。
1962年。まだ美貌よりも若い溌剌さが勝ってる頃。



鶴亀の大沢健三郎は天才?中学生のテレやバカさ、ピュアさを見事に演じる。
松子への「ごめんなさい」に号泣。

ガスタンクの風景が印象的。



ラピュタ阿佐ヶ谷


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