掃除のときに使う「ほうき」(箒)の語源は何でしょうか?『日本国語大辞典』第2版によりますと、
ははき>はわき or はうき(優勢)>ほうき
と語形変化したようです。
もとの形の「ははき」は羽掃きの意で、古く鳥の羽毛を用いたところからいうようです。
そうか・・・。羽毛で作ったから、「ははき」で「ほうき」か・・・。
私はベランダに来る鳩が悩みの種です。その鳩が残していく羽毛を掃除するのがすごく面倒なんです。羽毛「で」掃く、じゃなくて、羽毛「を」掃くから「ははき」なのかと思いましたが、違うんですね。
ちなみに、「ほうき」は呪術的な意味を持つ道具だったようです。『古語拾遺』には、豊玉姫命の出産に際して、箒で蟹を掃ったことが書かれています。また、後世には、箒を逆さまに立てて、長居の客を返すまじないにもしたそうです。
ということは、箒を逆さまにしたら、鳩も来なくなる???
そんなことはないでしょうね・・・