教科書に載っていない良い職場とは その122 【衰退の第三段階①】
歴史とは時に残酷であり、時の為政者により改ざんされるものであると思います。
例えば、真田丸でさらに有名になった真田幸村ですが、実際には真田幸村とは呼ばれていませんでした。真田信繁が正しいようです。徳川政権下で真田幸村を聴衆は英雄視していました。そんな聴衆の娯楽を奪ってはいけないという事で、幕府も真田信繁あらため真田幸村での物語を許していたという説があります。ですので、我々の知っている歴史には何らかの空想や本当にあった事実が混在していると見るのが正しいのです。
織田信長に関しても同様です。
信長はとても義理堅いとする文献もあれば、苛烈な性格であったとする文献もあり、どれも信長を表現していると思われます。信長はよく家臣の裏切りに遭遇しています。そういった意味では「衰退の第二段階」から「衰退の第三段階」に向かっていたと考察してみる事が出来ます。
松永久秀、別所長治、荒木村重らの反乱は、信長の性格に起因しているという説もあります。
職務怠慢とされた女房衆を成敗し、彼らを庇った桑実寺の長老にも手が及んだとされるような、苛烈ともされる性格がその一因であるとする一方、己を恃むところが多く、実に気まぐれであり性格は猜疑心が強く執念深く、それが多くの謀反につながったと指摘する研究者がいるぐらいです。
ただし、柴田勝家や松永久秀の裏切りを許容するなど、むしろ寛大という面も存在する上、戦国時代に寝返りや裏切りは日常茶飯事ということも考慮する必要があるのではないかと思われます。
譜代の家臣であるなしを問わず、自身や我が家を第一として情勢が有利な方につく者がいても当然の時代であり、心情などが原因ではなく、信長包囲網などの情勢を不利とみて状況判断から信長と敵対した(陣営を離反した)などの解釈も十分考えられるのではないでしょうか。
しかし、「衰退の第三段階」としては、データーが曖昧な状態で、データーを良い方向に解釈し、大きなリスクを冒す事にあります。
また、対話と論争が質と量の両面で目立って低調になります。
経営(運営)が合意型か独裁型になり、激しい論争を経た決定を全員で実行して行くスタイルではなくなるともしています。
当時の信長はどうだったでしょうか?
小姓に堀秀治という優秀な人物をおいていました。
この人物は折衝能力が高く、他の家臣からも信頼が厚かったとされているのです。
しかし、多くの重臣はそれぞれの方面軍司令官として、信長の側にいる事は無かったのです。
明智光秀を残しては他に。
実は織田信長は、本能寺の変の1か月前に、征夷大将軍、太政大臣、関白という為政者としては最高の官位につくチャンスがあったと文献が示しているのです。しかし、信長は官位にはあまり固執した記録が無く、逆に官位を返上しているところもあるので、朝廷軽視の風潮があったと見る事も出来るのです。
明智光秀の裏切りは、このような旧来からのしきたりを次々と無視していく信長に対しての不満が原因とする説もあります。
明智光秀もすぐに滅ぼされてしまったので、その真相は闇の中であると言わざるをえません。
実は、「衰退の第四段階」に進んでしまったのは明智光秀と見ると、現代企業の衰退と符合する点があるのです。
それは、明智光秀が部下に出した指示でした。
まさしく「本能寺の変」は明智光秀の一発逆転の策だったのです。
(続く)
≪人材育成のアンラーン 略して〔人アン〕≫のご紹介
https://hitoun.jp/
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格12,000円(税込み)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!
詳しい、資料のご請求や、ご質問等は以下にメールをお待ちしております。
〔人アン紹介ホームページ〕URL https://hitoun.jp/
メール info@irodori-pro.jp もしくは info@hitoun.jp までお願いします。
〔風土改革HP〕 https://www.fuudokaikaku.com/
風土改革のお問合せ先 https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
歴史とは時に残酷であり、時の為政者により改ざんされるものであると思います。
例えば、真田丸でさらに有名になった真田幸村ですが、実際には真田幸村とは呼ばれていませんでした。真田信繁が正しいようです。徳川政権下で真田幸村を聴衆は英雄視していました。そんな聴衆の娯楽を奪ってはいけないという事で、幕府も真田信繁あらため真田幸村での物語を許していたという説があります。ですので、我々の知っている歴史には何らかの空想や本当にあった事実が混在していると見るのが正しいのです。
織田信長に関しても同様です。
信長はとても義理堅いとする文献もあれば、苛烈な性格であったとする文献もあり、どれも信長を表現していると思われます。信長はよく家臣の裏切りに遭遇しています。そういった意味では「衰退の第二段階」から「衰退の第三段階」に向かっていたと考察してみる事が出来ます。
松永久秀、別所長治、荒木村重らの反乱は、信長の性格に起因しているという説もあります。
職務怠慢とされた女房衆を成敗し、彼らを庇った桑実寺の長老にも手が及んだとされるような、苛烈ともされる性格がその一因であるとする一方、己を恃むところが多く、実に気まぐれであり性格は猜疑心が強く執念深く、それが多くの謀反につながったと指摘する研究者がいるぐらいです。
ただし、柴田勝家や松永久秀の裏切りを許容するなど、むしろ寛大という面も存在する上、戦国時代に寝返りや裏切りは日常茶飯事ということも考慮する必要があるのではないかと思われます。
譜代の家臣であるなしを問わず、自身や我が家を第一として情勢が有利な方につく者がいても当然の時代であり、心情などが原因ではなく、信長包囲網などの情勢を不利とみて状況判断から信長と敵対した(陣営を離反した)などの解釈も十分考えられるのではないでしょうか。
しかし、「衰退の第三段階」としては、データーが曖昧な状態で、データーを良い方向に解釈し、大きなリスクを冒す事にあります。
また、対話と論争が質と量の両面で目立って低調になります。
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当時の信長はどうだったでしょうか?
小姓に堀秀治という優秀な人物をおいていました。
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しかし、多くの重臣はそれぞれの方面軍司令官として、信長の側にいる事は無かったのです。
明智光秀を残しては他に。
実は織田信長は、本能寺の変の1か月前に、征夷大将軍、太政大臣、関白という為政者としては最高の官位につくチャンスがあったと文献が示しているのです。しかし、信長は官位にはあまり固執した記録が無く、逆に官位を返上しているところもあるので、朝廷軽視の風潮があったと見る事も出来るのです。
明智光秀の裏切りは、このような旧来からのしきたりを次々と無視していく信長に対しての不満が原因とする説もあります。
明智光秀もすぐに滅ぼされてしまったので、その真相は闇の中であると言わざるをえません。
実は、「衰退の第四段階」に進んでしまったのは明智光秀と見ると、現代企業の衰退と符合する点があるのです。
それは、明智光秀が部下に出した指示でした。
まさしく「本能寺の変」は明智光秀の一発逆転の策だったのです。
(続く)
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内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
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