教科書に載っていない良い職場とは その121 【衰退の第二段階①】
さて、信長は戦いに明け暮れながらも確実にその力を増していきました。
しかし、一方では規律なき拡大路線は無かったのか?
そんな角度から考察していく事で、もっと多くの事がわかってくるかもしれません。
衰退の第二段階は「規律なき拡大路線」です。
過去にアメリカ企業の多くが栄華と衰退の歴史を繰り返してきました。
そして、衰退するそれらの企業の特徴として、野心や創造性にあふれ、かなりのイノベーションを進めていたという事実があります。
なぜこのような企業が衰退の第二段階へとステージを進めてしまうのでしょうか?それを説明するのに、あきらかに急成長しすぎという事が見えてきます。
多くの企業でビジョンが成長であると表明しているかのようです。
それはあきらかに当初の目的を逸脱していると言えます。
また、どの企業も成長を担う適切な人材を集めるよりも早いペースで売上高を増やし続けて、偉大な企業になる事は出来ません。
不適切な人が増える事で官僚制を企業は敷きだします。
こうなると適切な人材は逃げ出します。
こうして、官僚制の凡庸な文化が規律ある卓越性の文化にじょじょにとって変わっていくのです。
凡庸さの病にかかってしまうと説明したのは、ジェームズ・C・コリンズのビジョナリーカンパニーです。
織田信長の織田家における人事はどうだったのか確認してみましょう。
浅井氏・朝倉氏・六角氏・近畿内の平定を進めた織田家は急激に領土を広げて来ました。
それに伴い、人事では大抜擢が次々に行われました。まさに適材適所だったと言えます。
有名なのは、木下藤吉郎の抜擢です。(後の豊臣秀吉です)
彼は功績がすばらしく方面軍指揮官までになります。
その立場は織田家の中でも重臣でした。
当時の織田家は譜代からの人材と、新しく味方になった優秀な人材とがうまく構成された編成のように思えます。
また、成長のステップを踏む中で、家臣団の構成を理にかなった形へと変革していきました。
まさしく織田幕府と言っても過言ではありません。
その道のりは前途洋々であったと思います。
となると、急成長における人材不足は問題なかったと言えるのではないでしょうか?
しかし、一方で多くの家臣は恐怖でしばられていたとも言えます。
歴史の表には出てきませんが、成果を出していない重臣を突然解雇したりしていた事も事実です。
優秀で従順な家臣たちではありましたが、信長のビジョンを本当に理解していたかは疑問が残ります。
優秀な人材であってもビジョンが異なる人材であれば、そこから組織がほつれてくる事は、企業であっても同じです。
そういった意味では織田家は「衰退の第二段階」へと進んでいたのかもしれません。
(続く)
≪人材育成のアンラーン 略して〔人アン〕≫のご紹介
https://hitoun.jp/
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格12,000円(税込み)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!
詳しい、資料のご請求や、ご質問等は以下にメールをお待ちしております。
〔人アン紹介ホームページ〕URL https://hitoun.jp/
メール info@irodori-pro.jp もしくは info@hitoun.jp までお願いします。
〔風土改革HP〕 https://www.fuudokaikaku.com/
風土改革のお問合せ先 https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
さて、信長は戦いに明け暮れながらも確実にその力を増していきました。
しかし、一方では規律なき拡大路線は無かったのか?
そんな角度から考察していく事で、もっと多くの事がわかってくるかもしれません。
衰退の第二段階は「規律なき拡大路線」です。
過去にアメリカ企業の多くが栄華と衰退の歴史を繰り返してきました。
そして、衰退するそれらの企業の特徴として、野心や創造性にあふれ、かなりのイノベーションを進めていたという事実があります。
なぜこのような企業が衰退の第二段階へとステージを進めてしまうのでしょうか?それを説明するのに、あきらかに急成長しすぎという事が見えてきます。
多くの企業でビジョンが成長であると表明しているかのようです。
それはあきらかに当初の目的を逸脱していると言えます。
また、どの企業も成長を担う適切な人材を集めるよりも早いペースで売上高を増やし続けて、偉大な企業になる事は出来ません。
不適切な人が増える事で官僚制を企業は敷きだします。
こうなると適切な人材は逃げ出します。
こうして、官僚制の凡庸な文化が規律ある卓越性の文化にじょじょにとって変わっていくのです。
凡庸さの病にかかってしまうと説明したのは、ジェームズ・C・コリンズのビジョナリーカンパニーです。
織田信長の織田家における人事はどうだったのか確認してみましょう。
浅井氏・朝倉氏・六角氏・近畿内の平定を進めた織田家は急激に領土を広げて来ました。
それに伴い、人事では大抜擢が次々に行われました。まさに適材適所だったと言えます。
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その立場は織田家の中でも重臣でした。
当時の織田家は譜代からの人材と、新しく味方になった優秀な人材とがうまく構成された編成のように思えます。
また、成長のステップを踏む中で、家臣団の構成を理にかなった形へと変革していきました。
まさしく織田幕府と言っても過言ではありません。
その道のりは前途洋々であったと思います。
となると、急成長における人材不足は問題なかったと言えるのではないでしょうか?
しかし、一方で多くの家臣は恐怖でしばられていたとも言えます。
歴史の表には出てきませんが、成果を出していない重臣を突然解雇したりしていた事も事実です。
優秀で従順な家臣たちではありましたが、信長のビジョンを本当に理解していたかは疑問が残ります。
優秀な人材であってもビジョンが異なる人材であれば、そこから組織がほつれてくる事は、企業であっても同じです。
そういった意味では織田家は「衰退の第二段階」へと進んでいたのかもしれません。
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基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
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ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
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風土改革のお問合せ先 https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣