マーケティング研究 他社事例 390 「デジタル技術で技能承継 1」 ~感覚ではなく、数値で伝える~
岡山県の中山鉄工所では、スマートグラスを搭載するメガネ型コンピューターや人工知能を使って技能承継する事に積極的に取り組んでいます。
同社は、主に自動車部品の金型の設計から製造まで手掛けています。
最近は医療機器や航空機部品の金型にも挑戦しており、ステンレス鋼やチタン合金などの難削材の加工にも取り組んでいます。
中山鉄工所だけでは無く、製造業において技能承継は喫緊の課題です。
新しい技術を必要とする作業を行うにあたり、技能のレベルアップは当たり前ですが、地方の中小企業の多くは人材確保が難しいのが現状です。
そこで、同社では迅速に後継者育成を進める対策として、2017年9月からデジタル技術を活用した技能承継のシステムを利用し始めたのでした。
例えば、AIを活用した金型の仕上げの良否判定もその一つです。
ここでは、CEC(港区)の画像検査システムを試験的に採用したのでした。
AIが深層学習し、スマートフォンで撮影した画像から仕上げが「OK」の領域と「NG」の領域を即座に判定します。
スマートフォンの画面上で色分けして表示されるシステムです。
金型の仕上げは、メーカーや金型の種類によって許容される誤差が約5~10マイクロメートルまで幅があり、仕上げの磨きの良否判定が難しいのです。
ITで明確に判定できれば、作業のプロセスを自己評価できるので、仕上げレベルが均一化します。
以前なら「職人の背中を見て盗む」のが常道だった時代がありました。
しかし現在は、限られた人材で生産性を高めなければなりません。
簡単に良否判定できる仕組みがあれば、そこに至るプロセスが「正しかった」「悪かった」と自ら理解し、学習する手掛かりになります。
同時に、熟練技能者が装着したスマートグラスで、作業中の視界を撮影し、パソコンに送った映像から熟練技能者のノウハウを習得する事が出来る動画で学習するシステムも導入しています。
「若い作業員にはスマートフォンなどを使って自分で技術を取得する方が得意な人がいる。熟練技能者のノウハウを分かりやすく視覚化できれば、若手が一人前になる期間を大幅に短縮できる」と中山社長は期待しています。
(続く)
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
岡山県の中山鉄工所では、スマートグラスを搭載するメガネ型コンピューターや人工知能を使って技能承継する事に積極的に取り組んでいます。
同社は、主に自動車部品の金型の設計から製造まで手掛けています。
最近は医療機器や航空機部品の金型にも挑戦しており、ステンレス鋼やチタン合金などの難削材の加工にも取り組んでいます。
中山鉄工所だけでは無く、製造業において技能承継は喫緊の課題です。
新しい技術を必要とする作業を行うにあたり、技能のレベルアップは当たり前ですが、地方の中小企業の多くは人材確保が難しいのが現状です。
そこで、同社では迅速に後継者育成を進める対策として、2017年9月からデジタル技術を活用した技能承継のシステムを利用し始めたのでした。
例えば、AIを活用した金型の仕上げの良否判定もその一つです。
ここでは、CEC(港区)の画像検査システムを試験的に採用したのでした。
AIが深層学習し、スマートフォンで撮影した画像から仕上げが「OK」の領域と「NG」の領域を即座に判定します。
スマートフォンの画面上で色分けして表示されるシステムです。
金型の仕上げは、メーカーや金型の種類によって許容される誤差が約5~10マイクロメートルまで幅があり、仕上げの磨きの良否判定が難しいのです。
ITで明確に判定できれば、作業のプロセスを自己評価できるので、仕上げレベルが均一化します。
以前なら「職人の背中を見て盗む」のが常道だった時代がありました。
しかし現在は、限られた人材で生産性を高めなければなりません。
簡単に良否判定できる仕組みがあれば、そこに至るプロセスが「正しかった」「悪かった」と自ら理解し、学習する手掛かりになります。
同時に、熟練技能者が装着したスマートグラスで、作業中の視界を撮影し、パソコンに送った映像から熟練技能者のノウハウを習得する事が出来る動画で学習するシステムも導入しています。
「若い作業員にはスマートフォンなどを使って自分で技術を取得する方が得意な人がいる。熟練技能者のノウハウを分かりやすく視覚化できれば、若手が一人前になる期間を大幅に短縮できる」と中山社長は期待しています。
(続く)
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
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