おや? なんだろう? おもしろいね~ と自然に笑顔になり、楽しんで取り組みたいですね。 まさしくそれは彩りですね!!

卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

右腕の育て方《参謀体験記➀》

2022-04-28 11:00:41 | 組織風土
右腕の育て方
6.参謀体験記➀
文字通りあなたの右腕というのは、参謀と呼べるのかもしれません。
参謀は信頼できる人物で、あなたの代わりをも務めてくれる人材です。
世の中には参謀セミナーなるものを実施している会社がありました。
そのセミナーには会社を変えたい経営者が集まっており、参謀候補が沢山参加して来ていました。
筆者もそのセミナーに参加した一人です。
セミナー参加前後の私の活動なども含めて、参謀体験記を皆さまに解説させていただきます。

➀社長の不可解な行動 (出現を待った経営者)
私は当初営業社員として社会でのキャリアをスタートしました。
入社3年を迎え、お客様も付き成果が出て来ました。
そして次なる営業キャリアを向上させようと考えていた矢先の出来事でした。
突如3月のある日に社長室に呼び出されました。
社長は若く、当時の役員は社長のお父さんである会長子飼いのお歴々です、当時の役員にしてみれば会社を成長させて来たのは俺という自負もあり、社長を子ども扱いしているような所もありました。
そんな中、社長は不満な顔ひとつせずに役員から部門運営についてのレクチャーを受ける毎日です。
社長は私の隣の部署に同居していたグループ会社の役員も兼務していて事から、良く話す事も多く、ご飯も頻繁に行くようなフランクな仲でした。
その社長から社長室に呼び出された私はなぜ呼び出されるかの検討が付かず、緊張していました。
社長室に入っていった私に対して、社長が言った一言は衝撃でした。
「おめでとう」のただ一言です。
何がおめでとうなのか皆目見当も付きません。
次の言葉を聞いた私は衝撃が強すぎて、その後の社長の言葉の内容はほとんど覚えていませんでした。
「本社総務部経理課へ移動だよ」
まさに青天の霹靂とはこの事です。

お客様との関係もスムーズになり、その週末はお客様主催のBBQでしたが、そこで私はお客様に営業を外れる事を告げる事が出来ませんでした。
世間の会社の常識から言えば本社へ異動というのは栄転に映るのかもしれません。
人から言わせると本社に異動になるのは栄転だよとおっしゃる方も大勢いらっしゃいます。
ですが、営業担当者としてのキャリアプランを描いていた私にとっては、営業から外される事を降格人事としか受け入れられなかったのです。
そのぐらい、その後の私は自暴自棄になっていました。
見兼ねた社長は私を食事に誘いました。
が、またしてもそこでの会話の内容は全くと言っていいほど覚えていません。
そのぐらいショックが大きかったのでしょうね。
残された3月中に引継ぎを終えると、4月1日からは本社へ移動です。
営業はある意味、自ら行動しなければ何も生まれません。
社会人になってそれを刷り込まれていた私は、当然本社総務部経理課でも同様に振舞います。
しかし愕然としたのが、バックオフィスは過去の仕事に精を出すという事でした。
営業は未来の仕事でしたから、そのギャップに戸惑い、同じ会社の社員ですが、使っている言語が違うかのような衝撃でした。
私はすぐに5月病の様になり、営業部社員と毎夜私の愚痴を聞いて貰うために飲み歩くようになるのです。
後に分かる事なのですが、経理課へ移動となったのは財務を知るという事が目的であったようなんです。
しかし、今を生きていた私にはそんな未来図を描いてくれているなんて言うのは考える事が全く出来ませんでした。

➁参謀セミナーが私にきっかけを与えた (可能性のある人間にチャンスを与えた)
ある時社長から1冊の本を渡されます。
「この本読んでおいてね。そんでセミナーを申し込んでおいたから〇日に参加でお願いします」
いつも社長からは一方的でしたので、この頃の私はすさんでいたので、徐々に社長が嫌いになっていっていました。
素直に受け入れられないという感じです。
完全に矢印を社長に向けている状態です。
そんな私でも誇りがありました。
最初にお世話になって営業部の仲間たちです。
彼らに泥を塗るような事はしたくないと思っていました。
彼らに泥を塗る行為とは、私自身が評価されないという事です。
そして前線で仕事を取ってくる彼らに感謝して、バックオフィスの俺らが台無しにしては行けないという事で、電話対応や部門間対応についても「本社様ずらしてるな」と叱咤激励をしてまわっていたのです。
ですので、社長から言われたセミナーに参加する為に渡された本を読破し、感想まで書き、セミナーに参加する事にしたのは意地で以外なんでもありませんでした。

小さいセミナールームには各社2名ずつが腰かけていました。
全部で5社ほどが参加していました。
セミナー講師が柔和な顔で話かけてくれました。
「あなたが波田野さんですね。お待ちしておりました。今日はリラックスしてワークショップに参加して下さい。」
はてワークショップとは?と少し考えましたが、セミナーが始まり自己紹介からスタートした時にセミナーだと思って参加していたのがワークショップで、すべての参加企業は、社長とその部下という組み合わせで参加されていたと知るのでした。
当然、なぜうちの社長は来ないのかと思いましたが、自分の会社を背負って来ている自負があったので、すぐに落ち着いてセッションをこなしていきました。
終了後、講師では無く進行役を務めた方から「今度は参謀セミナーで会いましょうね」と言われました。
「何ですか?それ?」と聞き返しましたが、少し考えた進行役の方は、「おたくの社長らしいね。何も説明を受けていないんだね。おたくの社長はね。突然その扉を開けて「うちの会社にコンサルティングに入って下さい」とお願いしてきたんだよ。変わった社長だなと思ったけど、熱意にほだされてね、じゃあ話を聞きましょうと言う事になったんだ。会社の歴史と社長の目指すビジョンを聞いてね。中小企業に対してはうちとしてはコンサルティングという形では無く、自社で改善するプログラムある事を説明してね。じゃあそれを申し込みますと言って帰って行ったんだよ」と説明を受けたのでした。

私はそこで初めて社長が経営について悩んでいると言うのを知りました。
参謀セミナーはとても有意義な集まりでした。
まずは会社の愚痴を参加者同士で言い合うのです。
これが痛快に面白かったし、他社の社員の愚痴なんて聞いた事が無かったので大いに盛り上がりました。
私が勤めていた会社と他社では圧倒的に違った点は管理システムがある程度機能しているという点でした。
これは、一方では雁字搦めだとかいった批判にさらされる事もあるのですが、客観的な要素も含まれる為に、社員の拠り所になる事があります。
私が勤めていた会社では、上司の主観が蔓延るような会社だったので、どの上司の下に付くかで自分の昇進にも大いに関係するような、そんな組織でした。

(右腕の育て方7へ続く)
・次回以降のテーマ
『参謀体験記➁』
『貴社の育成のメソッドを構築しよう!』



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右腕の育て方《待つか?育てるか?》

2022-04-22 11:07:51 | 組織風土
右腕の育て方
5.待つか?育てるか?
さて、右腕の育て方も第5回を迎えました。
いよいよ核心に迫っていきますので、お楽しみになさって下さい。

さあ、今回のテーマは右腕出現を待つか?育てるか?です。
これは、皆さんの会社にとっての右腕の出現を待つか、それとも自ら育てるかに焦点を絞って展開させていただきます。

まずは待つか?という内容に触れて行きます。
待つ事にした場合は、条件があります。
それは、『人が育つ風土がある』と言う事です。

前回のテーマが【突然変異はある日突然に!?】と言う事だったのは覚えていらっしゃいますか?
突然変異は右腕が育つ風土が無ければ、言い換えれば誰もが成長できる、成長を感じられる風土で無ければ起こりません。

ではどんな風土であればいいのか?
閉鎖性と誤った親和性は意識して見直す必要があります。
閉鎖性は判断基準が何か?で閉鎖的にもなるし、開放的にもなります。
誤った親和性は、本物のシナジーは得られないでしょう。
皆さんは《スタンフォード大学の監獄実験》というお話を聞いた事がありますか?
これは置かれた環境で人に変化がある事を実験したものとして、私の記憶にも強烈に残っています。
スタンフォード大学の心理学者のフィリップ・ジンバルドー氏(以下、F・ジンバルドー)は、人間は環境から影響を受けるものという学説を信じていました。彼は自らが実験を行う事で、それを実証したかったと言えます。
F・ジンバルドーは新聞広告などから21人を集めました。
そして彼らをそれぞれ看守役と囚人役とに分けたのでした。
看守役は初めは命令を下すことに戸惑いながらも、次第にそのことに慣れ、面白いことに徐々に威圧的な態度をとるようになります。
結果、そのことに反感を持ち始めた囚人役たちに、さらに重い罰則を与え、お互いの関係はこじれていきます。
ここからが酷い内容になって行きますが、看守役は囚人役に罰を与えることに快感を感じたり、囚人役を家畜のように考え、躾をしなければと考えたりするようになっていったと言うのです。
しばらくすると精神に異常をきたした囚人役一人が離脱しました。
さらに、ストレス過多となったもう一人の囚人役を、看守役は倉庫に移動させて虐待し、さらに精神的に追い詰めるという行為に走ります。
実験の中止を求めた囚人役に対しては「仮釈放の審査」を受けさせ、実験はそのまま続けられました。

このような状況になったのなら、もう実験どころでは無いのですが、当時(1971年当時)は人権やコンプライアンスなどが重要視されていなかったので、このような「非人道的」な心理実験が行われてしまいました。
離脱者が早期に出た状況を鑑みたカウンセラーや弁護士などにより、2週間を予定していた実験は、当初の予定を大幅に短縮し、6日間で打ち切られることになりました。 のちに、F・ジンバルドー氏自身もこの実験が生み出した状況にのまれ、正常な判断ができなかったと発言しています。
看守役の中にも続行を希望する者もいて、この実験がいかに被験者の心に影響を与えたかがうかがえます。
このスタンフォード大学で行われた監獄実験は、今では数少ない人間による生きた心理実験であり、貴重なデータとして扱われるようになったのです。

この事から、職場の風土が以下の大切かをご理解いただけると思います。

判断基準が、その企業内で力の強い人間が持っている状況はさながら看守の様であり、従業員は看守の顔色を気にする囚人のようです。
そのような閉鎖的な職場から皆さんが望むような右腕が出現するでしょうか?
良い看守は生まれるかもしれませんが、それは皆さんが望むような会社の姿ではないはずです。

皆さんの会社の風土の判断基準がビジョンやパーパスであり、社員は迷うことなく、それに向かう事が出来る状態であるなら、右腕の出現を待つことも一つの手法であるとも言えます。

しかし、現在のビジネス環境の中で、ビジョンを判断基準にしている会社は無いと言っても過言ではありません。
あるにはありますが、それも本当にそうできているかは疑わしく感じます。
なぜなら、会社は株主やステークホルダーをないがしろに出来ないからです。
お客様を失う可能性があるから…、株主に指摘される可能性があるから…、といって判断基準をビジョンに出来ないのです。
結果、多くの会社で額縁に入った言葉となっているのです。
社員はほくそ笑んでいると思います。
恐れずに申し上げるなら、経営者のマスターベーションには付き合えないと。

ですが、実はここに改善点があるのです。
その改善を促しながら「右腕を育てる」と言う事も可能です。
風土が耕されていない状況で右腕を育てると決めたならば、まず最初に取り組むべき事があります。
それは、理念に一貫した風土作りを優先する事です。

先ほどから申し上げている通り、風土が耕されていないと組織に対して、従業員は期待出来ません。
もしそんな状態の会社で、右腕の役割を与えられたら不幸でしかありません。
なぜなら貧乏くじを引くようなものだからです。

人が育つ風土があれば、必ず右腕は現れます。
ただし、どこまで待つか(またはあきらめるか)を決めるべきです。
もし待てないのなら、他から採用する手段もあります。

もう一つ、お伝えしておきます。
確認します。
あなたの組織のリーダーとは何をする人でしょうか?

リーダーシップであるとかマネジメントを語る時には、常について回るのが、リーダーって何をする人ですか?と言う事です。
これは、リーダーを雑用係と思っている人が多いことからお示ししておきたいと思います。
伊賀康代さんが著した採用基準の中でこのようにおっしゃっています。
「日本では時々雑用係のことをリーダーと呼んでいるのではないかと思うことさえあります(省略)なぜ日本ではリーダーが雑用係になってしまうのでしょう?その理由は、日本人が「リーダーは組織に1人いればよい」と考えているからです。「1人のリーダーが、組織運営に必要なことはすべてやるべきだ」と考えているから、リーダーは本来求められる責務に加え、雑用まですべてを担当させられるのです。(省略)雑用係とは反対に、リーダーとは他者の上に立ってあれこれ命令し、指示をする人だと考える人もいます。命令されることを好む人はいませんから、「リーダー = 命令する人」だと解釈した時点で、その人にとって「リーダー」という言葉はネガティブな意味をもってしまいます。リーダーとは成果を達成する人としています。」また、「リーダーがなすべきタスクとして「目標を掲げる」「先頭を走る」「決める」「伝える」があります。つらくても頑張ろうと思える魅力的なゴールを示し、最初の1人になる事をいとわず、たとえ十分な情報が揃わなくても決める事が出来て、何度も繰り返し、粘り強く同じ事を語り続ける必要があります。」(伊賀泰代著 ダイヤモンド社 採用基準 )

リーダーの役割について皆さんの職場では、どのように説明しているでしょうか?
私は伊賀さんがおっしゃっている内容が心に刺さりました。

さて、以上の解説の内容から、待つか育てるかに関しては、基準が会社にあり、異なるものを親和的に接合し、それらを元に、風土を構築している会社であれば、待っても次から次へと右腕候補は現れる事でしょう。

そうでは無い会社であれば、まず整備する事に注力し、右腕候補に風土改革を任せるという事が近道であると言えます。



(右腕の育て方6へ続く)
・次回以降のテーマ
『参謀体験記』
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右腕の育て方《突然変異はある日突然に!?》

2022-04-15 14:50:05 | 組織風土
右腕の育て方
4.突然変異はある日突然に!?

私たちは、星に願いを込めるかのように、常に社員に期待しています。
それは、良い右腕の出現についても同様で、社員は皆、良い人材に成長してほしいと願っています。
では皆さんは良い右腕が出現する条件があるのはご存知でしょうか。
今回のブログではそのあたりを深堀していきたいと思います。

『人の成長に関して変化が起こり続ける風土』
これが答えです。

さてその答えに行きつく前に、社員はある日突然右腕に変異するのでしょうか?
「そんなのはあり得ない」と誰もが答えますが、私にはほとんどの皆さんが星に願いを込めるかのように突然変異を期待しているのでは?と思ってしまいます。

また、誤った右腕の育て方を進める事で、右腕レースからコースアウトさせてしまっている事も沢山あります。

前回(右腕の育て方3. なぜ社員は成長する事をやめているのか?)ふれました、閉鎖性(自分たちが絶対となる)や誤った親和性(相性の良い同士がくっつく)が蔓延る風土からはどのような影響が起こるでしょうか?

① 曖昧な目標設定
まずは目標設定について考えて見ましょう。その風土にどっぷりつかっていると、それらの目標が曖昧である事にすら気づいていないかもしれませんが、目標が自体が目標になっていない事がありますし、さらに目標は達成されないものと認識されていれば、そのようなモノに成り下がっています。『曖昧』の根拠は判断基準が人が握っているという事です。これは他社からみたら、とても不思議な事ですが、それ自体まかり通ってい過ぎると違和感すら感じなくなるのです。
② 正しい(と思われる)(無難な)事しか言わなくなる
相手の顔色を窺った状態であれば容易に想像できますが、無難な事しか言わなくなります。それがその組織の処世術だからです。この状態も最初は違和感がありますが、徐々に麻痺してしまいます。
③ 組織の評価より、他の社員からの評価を気にする
360度評価の事を言っているではありません。判断基準が組織に無く、周囲の社員に委ねてしまっている状態を指摘しています。これは依存状態とも言えるので、各社員の主体性は発揮しづらくなります。やがて組織の停滞にもつながりますが、経営者がそのような状態を見抜く事が出来ませんので、組織に徐々にではありますがこれが浸透し、抜け出せなくなる酷い状態とも言えます。しかも組織が停滞していても何がボトルネックの問題となっているかが掴みづらいのですが、他の社員の評価を気にしているのならそれが引き金になっています。
これらの現象が見て取れる組織で上司はこのように嘆きます。
「なんでうちの社員はやる気がないんだ」
打ち手に困る上司が取る手段は一つです。
自らの成長です。
自分のコミュニケーション能力を見直したり、伝え方や聞き方などのセミナーに参加し始めます。
素晴らしいセミナーに出会った時は、部下にも進めます。
「きっとあなたにも将来役に立つ内容だから、このセミナーを受けてみればいいよ」
しかしとても残念なのですが、きっとそのセミナーの最大の効果を享受する事は無いでしょう。なぜなら、その内容よりも自分には優先すべき、基準を持ってしまっているからです。

でも上司は上司としての職務を全うし続けますので、より良い組織やチームにするために涙ぐましい努力をし続けるのです。このような上司が所属している会社は沢山あります。
「中間管理職は大変だよね」
私も本当にそう思います。

話を戻します。
右腕はある日突然に!?と言えば、残念ながら現在の風土では生まれようがありません。
日本にイノベーションが起こらなくなって久しいと言いますが、幼少期の育て方、学校教育の有り方が創造性あふれる人材を排除して来たのですから、そんな天才に生きづらさを与えて来てしまったので、しかるべき結果だったと言えます。

ですが、皆さんの会社はこのブログと出会った事で変わる事が出来ます。
その内容は次回の『待つか?育てるか?』に委ねたいと思います。

(右腕の育て方5へ続く)
・次回以降のテーマ
『待つか?育てるか?』
『参謀体験記』


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基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。

R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。

最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。

R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
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右腕の育て方《なぜ社員は成長する事をやめているのか?》

2022-04-06 08:05:40 | 組織風土
右腕の育て方
3. なぜ社員は成長する事をやめているのか?

今回のブログは、どの組織でも当てはまることです。
最近の社会の閉塞感も含め、なぜという問いを立てて考察して行きたいと思います。
本日もお付き合いいただきありがとうございます。

『なぜ社員は成長する事をやめているのか?』
これは相手に矢印を向けている最たる例とも言えるのですが、今回はこの課題にあえて向き合って行きます。

本来、人は他人の役に立ちたいし、その為には、様々な事を知っていたいし、もっと深く知りたいという知識欲が高まります。そのこと自体は、成長欲求と言えます。

しかし、昨今この成長の範囲を限定的にとらえていたり、利己的にしか活用しない考え方が増えて来ているという声が残念ながら増えています。

いくつかの理由があると思いますが、私は個々の働く意識に着目しています。
そもそも会社に帰属するのが日本の働き方です。
しかし欧米は違います。
仕事に帰属するのが彼らです。

最近の評価制度を見ていると、欧米式の評価制度を導入しようとする企業が増えて来ました。メディアでもそうするべきという風潮が散見されています。
でもそもそも会社に帰属させるのが日本式であれば、それは間違っています。
語弊無く言えば、日本のそれは仕事自体のステータスを高めて行きたいと考えられる環境に無く、会社をどう成長させるかを一緒に考えられる経営者感覚の社員を望む傾向にもありますが、それも無理な注文ですね。
仕事のステータスを高めて行くのであればよりグルーバルな組織に属する必要があります。

スポーツの世界に例えれば分かりやすいと思います。
例えば、皆さんがJリーガーになりたいと考えるとします。ここにはアントラーズでとかフロンターレでプロになるという考えよりも、「夢はJリーガー」と語るので、プロになれればある意味目標は達成です。その上で入るチームを選択できるのであれば尚の事良いという事になります。つまりビッグクラブの方が良いとなる訳です。

ではなぜビッグクラブの方が良いのでしょうか?
それはチャンスが増えるからです。
チャンピオンチームからは海外移籍も活発になるのは過去のJリーグでも示して来ました。
そしてもっと高みを目指す選手なら、「チャンピオンズリーグに出場する」「チャンピオンズリーグで優勝する」となっていくわけです。
特にチャンピオンズリーグで優勝するチームはほぼ限られます。
現在日本人が所属しているチームで過去チャンピオンズリーグを制した事があるチームは、南野が所属するリバプールのみです。ですからより高みを目指す選手はそういったチームへのステップアップを望むのです。

さて話を戻します。
このようにチームに所属するのは自分の腕を試すという意味合いがあります。
個人事業主な彼らはそうなのかもしれません。

しかし、この考え方は我々の働き方にも同様の事が言えるはずです。
ただし、圧倒的に日本の会社は閉鎖的なので様々な情報が外にもれて来ません。
メディアに取材されたりする企業は何となくつかむ事が出来ますが(最近ではトヨタ自動車が面白いCMを流していますね)、そうでは無い中小企業が9割を占める日本においては、ほぼ自分の腕を試すべき会社がどこにあるのか皆目見当が付きません。

さらに欧米の会社の給料制度は売上高や利益率が高い会社ほど給料が高くなります。
ですから自分の給料に妥当性を感じる事が出来ます。
自分にもっと能力があるのであれば、よりステージの高い会社の門を叩けばいいのです。
同業他社においてもその事はよくわかっているので、例えば、A社・B社・C社と同業会の会社があったとします。しかしそれぞれに給料が違います。業界の中でも上流にあるのが
A社であれば必然的にそこの社員の給料は高くなります。下流の仕事になれば給料が低くなるのも理解して働いているのです。

そしてより上流の仕事に就きたいと考えるのなら我々がとるべき道はひとつです。
より良い仕事を探すという事になります。

「うちの会社は給料低いんだよ」
「評価基準がわからない」
って多くの社会人が言いますが、それは会社に帰属する事を承認した上で所属している方にとっては詭弁でしか無いと言わざるを得ません。
もし自分に能力があり、高い評価を受けられるとしたら、よりステージの高い会社に転職するべきです。

個人的には最近は様々な転職ツールが開発されているので、そういったサービスを利用される事をお勧めしますが、また勤めた会社も恐らく会社に帰属する事を求めるでしょうから、このループに永遠にはまり続ける事になるのです。

さて根本的になぜ日本人の多くは自分以外に矢印を向けるのでしょうか?
簡潔に応えるのなら、承認経験があきらかに少ないという事が言えます。
そういった受容感の低下は、自己肯定感に直結します。

「日本人の若者は自己肯定感が低い」といった事は内閣府が発信する若者白書でも明らかです。
幼少期の体験が成長欲求に繋がるとしたら、その時代に関わる保育園や幼稚園、そして保護者の責任は重大です。
そしてその結果、働く意識にも大きく関わりがあるのです。

そのような前提がある上で、現在の会社等の組織体では何が起こっているのでしょうか?
組織では閉鎖性と誤った親和性が蔓延っております。
優秀な社員を手放さない為の閉鎖性と誤った親和性は結果、優秀では無い社員に大きく影響するようになります。そして、徐々に組織を成長できないものに変化させてしまうのです。
閉鎖性(自分たちが絶対となる)からは以下のような風土が生み出されます。うまくいった成功体験をいつまでも引きずる風土、長老者が絶対となる風土などです。
誤った親和性(相性の良い同士がくっつく)からは、自らの文化を形成し他(人)を認めない風土、他の顔色をうかがう風土などです。
このような結果、組織は社員が成長しないと嘆くのです。

では皆さんの組織ではどうするのか?って事が重要ですよね。
問題意識だけお伝えしていると、それこそ概念でしかお伝えしておりませんので心苦しいのですが、もう少しこのような内容にお付き合い下さい。

(右腕の育て方4へ続く)
・次回以降のテーマ
『突然変異はある日突然に!?』
『待つか?育てるか?』


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彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
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基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。

R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。

最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。

R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。

セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力

受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。

ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。

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メール info@irodori-pro.jp もしくは info@hitoun.jp までお願いします。

〔風土改革HP〕 https://www.fuudokaikaku.com/

風土改革のお問合せ先 https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/

成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
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