マーケティング研究 他社事例 その251 「若手のアイデアと熟練の技で革新を生み出す2」 ~人材育成にもつなげる戦略とは~
ターゲットは、老若男女問わずよく食べるカレーに定めました。
全日本カレー工業協同組合の試算では日本人一人あたり年間50皿も食べると言います。
それだけスプーンを使う頻度も高いと判断したのです。
「新しいカレー専用スプーンを作る」
開発が始まったのは2015年でした。
担当者が東京屈指のカレー激戦区と知られる神田と神保町の有名店を何十軒も食べ歩きました。
店内でカレーを食べる様子を観察し、望むスプーンの形を聞き取っていったのでした。
「若手の開発者は何度も出張しカレーを食べ続けて体重が増えたが、おかげでどんな商品が求められているのかがわかった」と言います。
こうしてユニークなカレー専用のスプーンのアイデアが固まったのです。
ところが、先端部分が非対称でヘラ状になるなど、形状が複雑なスプーンで、設計や金型作りはとても難しかったようです。
しかし、そこは長年培ってきた金属加工のノウハウがある山崎金属工業の事です。
熟練した技能を持つ、職人が開発担当者と議論を繰り返し、具材を切りやすい一方で安全で、カレールーとご飯をすくいやすいスプーンの仕様を固めていきました。
こうして完成したカレー専用スプーンは、発売前から注目を浴びたのです。
まず会社の記念品にする洋食器を探しに来た大手メーカーの担当者が、カレー専用の機能と高級品と変わらない研磨回数で磨きこんだ渾身のスプーンに惚れ、すぐに3000本を注文したと言います。
さらにケータリングでカレーを食べる事の多いSUBARUのレーシングチームの目に偶然とまり、チームロゴを刻印した商品に採用されました。
カレー専用というユニークさが発売前から話題になってSNSなどで情報が拡散していったのです。
昨年の7月31日の発売後にはテレビなどのメディアでも取り上げられ、商品は飛ぶように売れていきました。
カレーというと国内をイメージしますが、実は以外なニーズがありました。
シンガポールのチキンライス用に出来ないかと商談が入ってい来ているといいます。
人気の高まりを受け、若手社員の士気も向上していると社長は喜びます。
カレー専用ではなく、洋食器を再発明するぐらいの次のアイデアが若手からどんどん出て来ているというのです。
現在、山崎金属工業ではユニークな機能とデザインを両立させる洋食器プロジェクトが複数進んでいます。
こうした取り組みは人材不足の解消にもつながりそうです。
山崎金属工業は研磨などで高い技術を誇りますが、高齢化が進んでいます。
定年を60歳から65歳に延長するなどしていますが、数十年先までその職人が現役でいる事はありえません。
面白い取り組みをしている会社という評判がたてば、自然と若者が集まって来るのではないかと、期待しているようです。
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
ターゲットは、老若男女問わずよく食べるカレーに定めました。
全日本カレー工業協同組合の試算では日本人一人あたり年間50皿も食べると言います。
それだけスプーンを使う頻度も高いと判断したのです。
「新しいカレー専用スプーンを作る」
開発が始まったのは2015年でした。
担当者が東京屈指のカレー激戦区と知られる神田と神保町の有名店を何十軒も食べ歩きました。
店内でカレーを食べる様子を観察し、望むスプーンの形を聞き取っていったのでした。
「若手の開発者は何度も出張しカレーを食べ続けて体重が増えたが、おかげでどんな商品が求められているのかがわかった」と言います。
こうしてユニークなカレー専用のスプーンのアイデアが固まったのです。
ところが、先端部分が非対称でヘラ状になるなど、形状が複雑なスプーンで、設計や金型作りはとても難しかったようです。
しかし、そこは長年培ってきた金属加工のノウハウがある山崎金属工業の事です。
熟練した技能を持つ、職人が開発担当者と議論を繰り返し、具材を切りやすい一方で安全で、カレールーとご飯をすくいやすいスプーンの仕様を固めていきました。
こうして完成したカレー専用スプーンは、発売前から注目を浴びたのです。
まず会社の記念品にする洋食器を探しに来た大手メーカーの担当者が、カレー専用の機能と高級品と変わらない研磨回数で磨きこんだ渾身のスプーンに惚れ、すぐに3000本を注文したと言います。
さらにケータリングでカレーを食べる事の多いSUBARUのレーシングチームの目に偶然とまり、チームロゴを刻印した商品に採用されました。
カレー専用というユニークさが発売前から話題になってSNSなどで情報が拡散していったのです。
昨年の7月31日の発売後にはテレビなどのメディアでも取り上げられ、商品は飛ぶように売れていきました。
カレーというと国内をイメージしますが、実は以外なニーズがありました。
シンガポールのチキンライス用に出来ないかと商談が入ってい来ているといいます。
人気の高まりを受け、若手社員の士気も向上していると社長は喜びます。
カレー専用ではなく、洋食器を再発明するぐらいの次のアイデアが若手からどんどん出て来ているというのです。
現在、山崎金属工業ではユニークな機能とデザインを両立させる洋食器プロジェクトが複数進んでいます。
こうした取り組みは人材不足の解消にもつながりそうです。
山崎金属工業は研磨などで高い技術を誇りますが、高齢化が進んでいます。
定年を60歳から65歳に延長するなどしていますが、数十年先までその職人が現役でいる事はありえません。
面白い取り組みをしている会社という評判がたてば、自然と若者が集まって来るのではないかと、期待しているようです。
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
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当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
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