釣りをしない友人から「ブログを見てるが釣りのことは分からないからたまには違うことも書いたら」と言われました。今回は趣味の一つでもある音楽に触れてみたいと思います。
私が設計事務所を設立して40年になりますが、事務所内では常にBGMとして音楽が流れていました。 ラジオから流れてくる音楽はいいのですが、しゃべくりの番組だとつい聴いてしまい、手がとまって仕事になりません。よく注意をしたものです。人数が増え2班になると、それぞれがかけたい音楽の違いも出てきて困りました。
私はJAZZが好きで、よく聞いていました(今もそうですが)。長兄が北新地でクラブをやっていた関係もあり、店ではいつもJAZZが流れていました。 その兄の店を利用して、レコードを持ち寄って聴くJAZZ愛好者の会を作った事もありました。
名前は「GGJ」といい京都や大阪、神戸のメンバーがいました。 私は兄の影響で一緒にデキシーランドジャズを良く聞きましたが、ニューオルリンズも聞いていました。
デキシーと言えば、ルイ・アームストロングが良く知られています。彼が歌った「聖者の行進」が一般的に代表曲のように思われていますが、「ハイ・ソサエテイ」などは最も古い名曲といわれています。 私が持っているレコードの中で「ジョージルイスとニューオルリンズオールスターズ」の東京公演が録音されたものがあります。
その時の演奏曲に「アレキサンダーズラグタイム・バンド」とか「セントルイス・ブルース」「世界は日の出をまっている」があり、サッチモ(ルイ・アームストロングの通称名)で有名な、掛け声が入った「アイスクリーム」などが収録されています。 ニューオルリンズで1920年頃に流行った音楽が各地で好評を博し、やがてこれらがJAZZとして発展していったとこのアルバムの解説にあります。
このジャズが「デキシー」「スイング」「モダン」と分かれていきました。サッチモはトランペットと歌で人気を呼びましたが、このサッチモのバンドから離れて「ライオネルハンプトン」が、ヴァイブラホンをもって「メモリーズ・オブ・ユー」を弾いて一躍有名になったといわれています。
この「ライオネルハンプトン」の1947年8月4日にロサンジェルスに近接するバサデナ市公会堂で行われたJAZZコンサートの録音LPが手元にありますが、「スターダスト」でのヴァイブラホンはすばらしいものです。