佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

「魚名に遊ぶ」 

2011-05-28 22:18:15 | 日々の思い

 

夏頃鮒(げごろぶな)ヘラブナは琵琶湖・湖北原産のゲンゴロウブナをより体高のある魚に仕立てたものとされます。

 

さて、そのゲンゴロウの名前ですが、民話のような説が数々ある一 方、江戸時代の文献に「琵琶湖で、夏(げ)の頃に多く出現する夏頃鮒(げごろぶな)が極めて上等、後に源五郎鮒になった」などの記述も。

 

またゲンも、ゴロウも黒を意味する、よって「黒いフナ」である、の説 も。清水にすむゲンゴロウという昆虫も、やっぱり黒いですね。

 

ヘラブナはそんなに黒くないよ、と言うご意見もありましょうが、湖 北の余呉湖に住む「テリブナ」という頭でっかちのフナを夏場に釣ったことがあります。

 

黒く群れをなして水面に渦巻くのも見ました。顔つき はヘラブナそっくり。強い引きもヘラ同様。

 

案外ルーツはこのテリブナ(日照りに現れる)かも、と想像していま す。夏頃現れる…にも符号するではありませんか。歓迎です!楽しい諸 説ふんぷん…。

 

(八木禧昌・イラストも)

 

コメント
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