有名な磯というのはかなりあるようですが、うずもれた良い磯もあります。
随分以前にかきましたが、当クラブ(北摂フイッシングクラブ)の木川氏が
72センチの石鯛を釣った磯はあまり有名な磯ではなかった。
南紀の田子の磯に連なる田並の磯は全般に浅く水深が3~6ヒロぐらいです
そのうえ沈み磯が多く、掛けても取り込みが大変むつかしいのです。
彼が釣った磯は、周囲も浅く、沖から遠く回ってこなければ船をつけることができないので、少し荒れると渡れない磯で「大アカシマ」と呼ばれる磯です。
足場も悪く前下がりの磯で釣りにくいところですが、当クラブのメンバーである今は亡き吉岡氏がよく通っていました、その���岡氏と一緒に上がっていて
木川氏の竿に食らいついたのがこの大物でした。小柄な木川氏が引き上げることができずに、吉岡氏が先端まで下りて行って何とかすくいあげたそうです。
タマは持って行ってなく取り込みがむつかしくてバッカンにて掬い上げたという話ですが、慌てふためいたのでしょうあまりにも大きくて・・・
その後私もその磯に通って一度大物を掛けたのですが、どうにも取り込みができなくて船をよんで船の上から取り込みを図ったのですが、やり取りしているうちに、ワイヤーをひきちぎられて逃がしました、今はよい思い出です。
残念ながら、もうこの磯にも上がることはないでしょう。