釣行記、ニュージーランドの続きー3
翌2日目も朝は9時出発である、今日はジギング組と磯釣り組に分かれての釣行である、私は勿論いそつりである、昨日とはポイントをかえてCapeRunawayの無名磯にした。やはり水深はそれほどない。3ヒロくらいか、しかし投入すれば相変わらずの入れ食いである。アブラメやガシラも釣れる。それに今日はやたらとカウアイの回遊が多い。私はそれらを避けて今回の最大の目的であるNZグレが何とかつれないかとポイントやしかけを変えてみる、エサはオキアミでなくイカの切り身で花―と思いつつ投入していたら、するするとウキが入り、またカウアイかと荒っぽく合わせをくれる、ギュンギュンとフアイトする魚を浮かせてびっくり、縞目がみえるものの、なんとなんと良形のグレです。待望のNZグレです。
(NZではパローリ(PARORE)」というようです。天にも上がる気持ちとはあの瞬間を言うのでしょう、年甲斐もなく思わず「やったー」と雄たけびを上げました。マークや仲間の最高の祝福を浴びてもう有頂天です。
オーストラリアでは海草をエサにハーパーでやっている、今は夏だから冬の方が良いとの話、それからイロイロとチャレンジしたが時期が悪いのかそれっきりつれなかった。
この磯にも何回もヒラマサのビッグが回遊してくる。それを狙っていたマークがついにヒットさせた、その鬼のような竿を受け取りフアイトにはいったのはヨッシーである、真っ赤な顔で頑張る頑張るすごい引きだ、猛烈な突っ込みの後、磯を巻かれて無念のラインブレーク、ヨッシーはもんどりうって磯にひっくり返ってしまった、うーん残念無念。
そのごもジギングで20キロ以上もあるヒラマサを釣り上げて凱旋、持ち上げることも困難な有様の魚をもち写真に撮ってすぐにリリースした大ヒラマサは静かにNZの海に帰っていった。
ニュージランドの釣りにはいろいろな規制があるが最高の釣り場であった。
谷本正弘