佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

魚名に遊ぶ(八木禧昌)

2022-10-17 19:08:19 | 釣り

「絣」に「紬」(カスリ・に・ツムギ)

潮岬の磯でメーター級の巨魚が釣れたと、みると、沖縄で「カスリハタ」と呼ばれる大型のハタ科の魚です

地球温暖化のなせる業なのでしょうか。

沖縄方面からはるばる黒潮にのって南紀に来たとしたら、壮大なロマンです。

ところで、この魚を沖縄の人が、カスリハタと名付けたのは何故でしょう。

織物の絣(かすり)が古代インドから、タイを経て琉球(沖縄)にもたらされて開花した。つまり沖縄が

日本の「絣」のルーツだ、とわかれば納得です。

魚の模様に「琉球絣」の図案を連想、カスリハタと名が付いた。

これで思い出したのが和歌山方面で「ツムギ」と呼ばれる魚です。和名はクジメ、この魚の草木染め風の

渋い色柄、体側の模様には不規則に出る糸の節(ネップ)の感じもうかがえ、最高級品、大島紬

(奄美大島産)を彷彿とさせるものがあります。

魚の名前に、服飾文化が色濃く投影・・・

日本各地で織物産業が華やかだった証かも。

 

 

コメント
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