またまた競馬歴史新聞からの一説です
今から72年も前の話です。
今でも女性騎手は少ないのですが、72年も前に騎手になろう
とした女性がいたというのです。
京都競馬倶楽部の谷厩舎で助手を務めていた斉藤澄子さん(24)
が見事騎手試験に合格
女性で初めて騎手免許の交付を受けたのでした…が
農林省からの御達しで出場禁止命令が出されたというのです
免許には受かっても競馬には騎手として出場できないのです。
今も昔も役人の考える事はおかし~いですよね
斉藤さんは16才で騎手を目指し、女学校を中退して福島競馬
倶楽部の本多厩舎の門を叩いたと云うのですから、よっぽど
の覚悟だったのでしょう
8年もかけてようやく騎手免許に合格したというのに…
禁止命令の理由がふるっています
風紀を乱すの一言だというのです
救いは、この記事を書いた記者の言葉です
『なにより斉藤さんの夢を奪う権利は、誰にもないのでは
ないだろうか』の一言です。
全く仰る通りですね