ほぼ一方的に攻められた試合。それでも負けなかったことを評価する意見もあるかも知れませんが、今のチーム状況を考えると闇を抜け出い為の一番の薬は勝つこと以外にありません。負けなかったのに完敗したかもようなショックに打ちひしがれたブラウブリッツ秋田戦を振り返ります。
前節の愛媛FC戦は数字を見たら絶対に勝たないといけない試合内容でしたが、今節のブラウブリッツ秋田戦はこの内容で勝つことは非常に難しいと感じられます。しかし、昇格するチームというのはこういう試合でも僅かなチャンスを得点に結びつけて白星を掴むのです。それができなければ、中々J1昇格という高い壁を超えることができません。まだまだ、やるべきことは数多くあると痛感させられた秋田戦の結果とスタッツです。
⚽典型的なボールを持たないサッカーを信条とする秋田に結構ボールを持たれた試合でした。攻撃的な数字を見ればもう完敗です。これで勝つのは至難の業と言えそうな厳しい試合内容でした。攻め手のない試合で得点機会を創出できるセットプレーとカウンターも殆ど見られず、攻撃面では見るべきものがありませんでした。これだけ勢いに押されていたので、もし精度が高い相手であれば大敗していてもおかしくない内容でした。最終的には相手の精度不足に助けられた青息吐息のスコアレスドローでした。
悪い流れを押し返す為の戦略もあまり見られませんでした。間を省いたスピード感のある攻めを見せる為にはロングボールを上手く使った攻撃も必要なのですが、それも上手く機能しませんでした。
悪い流れは変わらないままで、ゴール前での積極性もあまり感じられない残念な試合結果が、気分的には完敗と思ってしまう結果になったのでしょう。やはり、打破する為には得点して勝つこと。それしかなさそうです。
第10節を終えての順位表です。引き分け以上なら3位から落ちることのない状況でしたから、3位でいられることはラッキーでも何でもありません。しかし、上位の2チームとの差が開き、4位以下のチームがピッタリくっついてきた現状から、再び上を目指して這い上がる為に、何が必要かはよくわかっていると思いたいです。
首位の清水エスパルスとの勝点差が「3」、2位のV・ファーレン長崎との勝点差も「2」に開きました。4位の横浜FCとの勝点差は「1」、5位のベガルタ仙台との勝点差が「2」と縮まって、次負けたら5位まで落ちることも想定しておかないといけません。次節に勝った場合は運が良ければ首位に返り咲けますが、他力本願ではどうなるか分かりません。順位を考えずに勝つことだけを目指して、勝つ為に何が必要かを追求し続けてほしいと思います。
次節、ファジの相手はロアッソ熊本、清水はベガルタ仙台と対戦、長崎は横浜FCと対戦します。上位同士の対戦を横目に、ファジとすれば久々のホームゲームを絶対に勝つこと。それのみが求める結果だと自分たちの力を信じて勝利を掴みましょう。1つ勝てば必ず流れは変わります。
何が何でも勝つ為に、常に先手を取り続けることに集中すること。相手に先に得点されない、必ず先に点を取ることをどうすればできるのか、考えてやり続けて勝ち切る。その先に白星が見えてきます。相手があるプロの厳しい世界ですが、諦めずにやり続けてほしいと思います。
次節は、Cスタで共に戦いましょう。
よろしくお願い申し上げます。
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