SAGA久光スプリングス戦の2試合目です。新リーグになっても企業名を残したチームの一つである久光。元々、企業チームで応援も関係者を総動員して行う姿を思い浮かべるチームの一つでした。強豪に企業チームが占める理由はバレーに専念できる環境ができやすい点にあります。しかし、会社の業績が悪化するとチーム自体の存続が怪しくなるというデメリットが付いて回っていました。SVリーグになった今、プロとしての存在を強く訴求する為にも企業名をなくして欲しいというのは願いではありますが、その実現には難しい壁があるようです。
イメージ先行で考えていた久光の姿は思ったものとは若干違っていました。素晴らしいアリーナと素晴らしいサポーターに支えられたチームです。シーガルズは親会社を持たない市民チームという自負を持って戦い続けてきましたが、自治体や県民が支えているというのは自己欺瞞だと感じさえします。
新リーグに伴って各クラブは変化と成長に取り組んでいます。現状に満足し変化を望まない姿勢では強くなれないし、町も成長しないのだと痛感させられることになりましたが、それは悪いことではなかったと考えます。岡山が目指すスタイルが見えていない現状だとチームが目指す頂も見えないのですから。
この試合の岡山シーガルズのベンチ入りメンバーです。(出場セットの■,●はセットのスターティングメンバー、□,○は途中出場です)
前日と変わりはありませんでした。アウェーゲームであり変えるリスクの方が大きかったのか、変えるだけの選手層がないのか? いずれにせよ、シーガルズの現状は厳しいと感じさせられました。
この試合のスコアです。
🏐2試合続けてのストレート負け。しかも、前日以上に何もできなかった完敗です。リーグの上位チームとの力の差をここ数年で感じさせられては来ましたが、更にその格差が広がっているように思います。試合を分ける大事な局面で1本を決めることができる選手がいないという弱点は中々克服できそうにありません。しかし、どこかでテコ入れしないと再び万年Bクラスの降格候補に成り下がってしまいます。新リーグとなり、新しいチームが加わった今季は何となく余裕があるように勘違いしていたら直ぐに足をすくわれることになります。勝つ為に為すべきことをひたすらやり続けることが望まれます。
この試合のシーガルズの各セットのスタートローテーションです。
第3セットで田口を小松原に変えた以外は固定メンバーとローテーションで臨みました。上手く行っている時ならそれも良いでしょうが、上手く行かない時に変化を加えられないなら中々厳しい状況ではないでしょうか?
多くの課題が山積しているシーガルズ。上位陣と対戦するここからのスケジュールは試練ではありますが、成長と変化の為には避けるわけには行きません。頑張りましょう。
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