選抜3日目、2回戦3試合が行われました。地元勢が登場するので平日でも観衆が増えると思います。というより、大阪桐蔭が見たいというのが本音でしょうか? 昨今は大阪桐蔭を中心に高校野球が回っていますから、何を言ってもそれを否定することはできません。
3日目の試合予定です。
【第3日目】
▽2回戦
海星-社
二松学舎大附-広陵
敦賀気比-大阪桐蔭
試合結果です。
▽2回戦
海 星 110 020 010│5
社 000 100 000│1
(海)吉田・高野-田川
(社)高橋・年綱-西垣
広 陵 100 030 010│5
二松学舎大附 000 000 000│0
(広)高尾・倉重-只石
(二)重川・大内-押切
敦賀気比 000 100 000│1
大阪桐蔭 002 000 10X│3
(敦)竹下・辻・桶谷-中森
(桐)前田-南川
⚾近畿の高校野球レベルは必ずしも高い訳ではない。大阪桐蔭とその他大勢に分けられます。しぶとく勝ち抜く地力のあるチームしか生き残れません。
その大阪桐蔭も初戦は中々厳しい試合でした。安打数でも敦賀気比を下回り、前田の粘り強い投球がなければ危ない試合内容です。1試合だけを見て判断はできませんが、大阪桐蔭にも絶対という決め手がないだけに苦しい大会かも知れません。
4日目の試合予定です。
【第4日目】
▽2回戦
能代松陽-石橋
龍谷大平安-長崎日大
仙台育英-慶應
日程的には恵まれたと言える4日目に登場する各校。良い試合を期待しましょう。
後出しじゃんけんみたいな言い方となりますが、「五季連続出場対決」となった第三試合の展開はある程度は予想していました。昨年夏に一年生で甲子園を経験した敦賀気比の左腕・竹下のポテンシャルを私は評価していたからです(疲労のせいか秋はあまり調子が良くなかったですが)。
夏春連続出場対決となった第一試合ですが、結果だけ見る(観る)と「公立即弱小論」が又々流布されるのでしょうね(苦笑)。社は三回目の甲子園で初の初戦敗退です。
第二試合は「打倒オールジャパン桐蔭の一番手」と目される広陵が力を発揮した形でしょうか。それにしても、二松学舎大付は名電と対照的に春だけは勝てませんね(市原監督がエースで準優勝以来、初戦五連敗)。
本日も延長戦とならないことに加えて、「栃木『三回目の二次(=地区)推薦』同情枠」による「末代までの恥」を見る(観る)ことがないことを私は願っています(笑)。
「春の広陵」は順当に初戦突破したと思います。夏には本当に縁遠い広陵なのに、春は本当に強いです。「春の東邦」、「春の名電」など春にだけ強い学校は結構あります。その筆頭格の広陵が桐蔭打倒を果たせるか? 決して高い可能性ではないとは思います(中国地区の高校野球レベルの低下が著しいので)が、ちょっとだけ注目です。