1月14日に行われた第42回全国都道府県対抗女子駅伝を振り返ります。
勿論、この中での話題の中心は岡山なのですが、メディアの話題がドルーリー朱瑛里に集中していることには違和感を禁じ得ません。何といっても彼女は高校一年生です。陸上の強豪校とは程遠い津山高に通う高校生に世界的ランナーである田中希実と並ぶプレッシャーを与えて、何が楽しいのでしょうか? 彼女自身、いつまで陸上を続けるか分かりませんし、将来を見据えた時に陸上、更にマラソンという選択肢があるのかどうか? 現状ではそれはないように思えます。
京山中学が男女で全国制覇した今年、弱い弱いと嘆いてきた中学生年代が希望を持てるようになった時に、高校生や一般選手が力不足を指摘されています。岡山がこの大会を制したのは2010年の一度だけです。今年のチームにその再現を望むのは酷というものです。そっと見守りましょう。
では、総合成績と順位です。
① 宮 城 2:16:30
② 京 都 2:16:50
③ 広 島 2:17:23
④ 千 葉 2:17:25
⑤ 神奈川 2:17:34
⑥ 大 阪 2:17:34
⑦ 兵 庫 2:17:55
⑧ 福 岡 2:18:45
⑨ 群 馬 2:18:53
⑩ 鹿児島 2:19:02
⑪ 長 野 2:19:22
⑫ 東 京 2:19:42
⑬ 熊 本 2:19:47
⑭ 岡 山 2:20:03
⑮ 埼 玉 2:20:09
⑯ 徳 島 2:20:13
⑰ 静 岡 2:20:29
⑱ 福 島 2:20:46
⑲ 愛 知 2:20:55
⑳ 長 崎 2:21:24
㉑ 高 知 2:21:42
㉒ 愛 媛 2:21:50
㉓ 茨 城 2:22:10
㉔ 岩 手 2:22:14
㉕ 滋 賀 2:22:16
㉖ 宮 崎 2:22:28
㉗ 大 分 2:22:51
㉘ 栃 木 2:22:52
㉙ 新 潟 2:23:54
㉚ 和歌山 2:24:04
㉛ 青 森 2:24:08
㉜ 秋 田 2:24:14
㉝ 山 口 2:24:41
㉞ 山 形 2:24:42
㉟ 福 井 2:24:44
㊱ 岐 阜 2:25:12
㊲ 鳥 取 2:25:32
㊳ 三 重 2:25:54
㊴ 佐 賀 2:26:01
㊵ 北海道 2:26:03
㊶ 奈 良 2:26:27
㊷ 島 根 2:26:40
㊸ 石 川 2:27:55
㊹ 山 梨 2:28:58
㊺ 富 山 2:29:36
㊻ 沖 縄 2:30:16
㊼ 香 川 2:30:38
岡山の14位というのは、結果とすれば残念です。選手個々は頑張ったと思いますが、1区の出遅れから焦りもあったのか、力を出し切れずにいる選手が気の毒でもあり残念でした。そんな中で、引退レースとなった谷本観月が6区区間賞を獲得したことには拍手を贈りたいと思います。
岡山は第1回大会で45位、第2回大会は46位と大会スタート時はどん底でした。天満屋が少しずつ力をつけ、興譲館高が高校生年代で全国トップを争うようになって以降は入賞するのは当たり前で、常に優勝を目標として戦ってきました。しかし、近年は苦戦が続いています。若い力が台頭してきた今年の大会は入賞を果たして復活への足掛かりをつけたいところでした。
ドルーリー朱瑛里1人に注目が集まった岡山でしたが、彼女を含めて各選手はよく頑張ったと思います。お疲れさまでした。
区間賞です。
【区間賞】
第1区(6km)
五島莉乃(石川)18:49
第2区(4km)
田中希実(兵庫) 12:11
第3区(3km)
遠藤蒼依(静岡)9:16
第4区(4km)
鈴木 葵(福島)12:51
第5区(4.1075km)
山﨑りさ(千葉)12:45 (区間新)
第6区(4.0875km)
谷本観月(岡山) 13:06
第7区(4km)
太田咲雪(京都)12:31
第8区(3km)
男乕結衣(宮城)9:41
第9区(10km)
川村 楓(京都)31:41
岡山の各選手の区間記録です。丸数字は区間順位です。
第1区(6km)
西村美月(天満屋)20:07 ㉗
第2区(4km)
ドルーリー朱瑛里(津山高) 12:47 ⑤
第3区(3km)
黒田六花(京山中)9:57 ㉒
第4区(4km)
松下菜摘(天満屋)13:11 ⑧
第5区(4.1075km)
南條愛歩(倉敷高) 14:01 ㉝
第6区(4.0875km)
谷本観月(天満屋) 13:06 ①
第7区(4km)
樋口美桜(興譲館高)13:14 ⑮
第8区(3km)
石原万結(京山中)10:01 ④
第9区(10km)
立迫志穂(天満屋)33:39 ㉔
やはり、各選手が区間一桁順位で繋がないと上位を目指すことはできません。丁度、調整の狭間になる大会でコンディションは良くないでしょうが、今後も県を代表して戦う誇りを持ったレースを期待したいと思います。
次は男子です。全国制覇した京山中、全国2位の倉敷高を中心に若い選手は力をつけています。問題は一般ですが、箱根で気を吐いた選手たちがどこまで頑張れるかでしょうね。
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