平成以降“最低の成績” 「豊昇龍」を何としてでも「横綱」に昇進させたかった「2人の親方」の思惑
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https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/sports/dailyshincho-1246827
この話題に突っ込むのもこれで終わりにしたいと思います。
横綱昇進も大関昇進も時の運とは申しましたが、その時の運には周囲の考えや環境が大きく影響するものです。
「北の富士さんは、28勝で大関に昇進しましたからね」というのは、北の富士vs舞の海の解説者バトルの中でしばしば議論されたお笑いネタです。舞の海さんが茶化して、北の富士さんが怒って終わる。この2人の掛け合いがもう見られないのは寂しい限りですね。
その28勝で大関に昇進した北の富士は後に横綱に昇進し、通算優勝回数も2桁に乗せました。彼の雲竜型は美しかったと今では思います。近年の横綱は土俵入りすらも美しくない。白鵬に至っては醜いことこの上ないと嘆かわしく思ったものです。
それはさて置き、豊昇龍の横綱昇進ですが、私も時期尚早と思っており、千秋楽の巴戦を制して優勝した際にも昇進は先送りと思っていました。たとえ来場所連続優勝したとしても15戦全勝か、せめて14勝1敗の成績を上げた時にやっと審議の机上に上げられる案件だと思っていました。12勝3敗の同点優勝、それは横綱昇進の為の要件を全く満たしていないと正常な判断のできる人なら100人が100人思うことでしょう。
それを捻じ曲げてでも横綱不在を避けたかった協会幹部の動きは予想できたものです。だからこそ横審の正常な判断が求められたのですが、形骸化した現状の横審にそれを期待するのも無理な話でしたね。残念至極です。
場所にも巡業にも横綱土俵入りが不可欠だと思いますか? 私は横綱不在が悪いこととは思いません。大関不在は許されないことですが、横綱は絶対的な存在ではないからです。
そんなボヤキはこれ限りとしたいと思います。もっともっと重要なことが控えていますから。それについてはまたの機会に・・。
一場所待って横綱に相応しい成績が残せない可能性を協会が恐れての勇み足と見るべきかと思います。協会の思惑は力士の将来をも捻じ曲げてしまうことがあります。横綱にならなければ長く相撲が取れたのに・・ということにならなければ良いのですが。