2日目の第1試合までが1回戦、第2試合からは2回戦となります。抽選とはいえ、1試合多く組まれることになる8校は気の毒ですね。甲子園で1試合多くできると前向きに考えれば良いのでしょうが、「投手の肩は消耗品」という考え方が正しいか間違いかを検証した訳でもないのに、その保護を第一とする考え方が流布している今では、1試合でも多く戦うことにマイナス思考しかないというのは違和感を禁じ得ません。しかも、その焦点を当てられるのが甲子園になると途端にうるさくなるのも変な話です。言ってみれば日々の練習や練習試合も含めて何球投げたかで検証されなければならないはずですが、公式戦にのみ議論が集中するのはおかしな話だと思います。投手の生命線は球威や変化球の切れのみではなく、一番大事なことは四隅を通せる制球力のはずです。それを磨けば自ずから投手生命が伸びる筈なのに、近年は強い球を投げることが重要視されてしまったように感じます。肩も肘も酷使しない投球術が見直されても良さそうに感じます。プロに行く一握りの選手の為に高校野球の醍醐味が削がれるのであれば、サッカーのようにクラブチームを作って甲子園とは別の大会を作ればいいと思います。プロで大成し代表の中心を担うのが、クラブ出身者よりも高校サッカー出身者の方が多いという現状を踏まえて、甲子園に出た選手でもプロで頑張れるというようにストーリーを変えてしまえば良いのではないでしょうか?
又しても話が逸れまくりました。すみません。
2日目の試合予定です。
【第2日目】
▽1回戦
東邦-鳥取城北
▽2回戦
大分商-作新学院
英明-智弁和歌山
では、早速試合結果です。
▽1回戦
東 邦 010 300 110│6
鳥取城北 000 003 000│3
(東)宮國・山北・岡本-南出
(城)新庄・村山・吉田-河西
▽2回戦
大分商 000 101 202│6
作新学院 040 001 30X│8
(大)児玉・飯田・松木-二宮
(作)川又・市川・福富・磯-草野・岩出・豊田
英 明 000 001 020│3
智弁和歌山 000 001 010│2
(英)下村・寿賀・百々-中浦
(和)吉川・清水-杉本
⚾近畿が強いというのは俗説であって、それは大阪桐蔭プラスαに過ぎません。智弁和歌山はこれだけ拙攻を重ねれば勝てません。「こうすれば負ける」という典型的な試合であり、11安打を放ったとしても13残塁が示すように、負けるべくして負けた試合です。英明が四国でも取り立てて強いとか前評判が高かったわけでもないのにこの結果は反省材料ですね。まあ、このチーム、夏までに別のチームに成長しますから見守る必要はありそうですが。
第3日は2回戦3試合が行われます。大阪桐蔭が登場するので平日でも多くの観衆が詰めかけそうです。
【第3日目】
▽2回戦
海星-社
二松学舎大附-広陵
敦賀気比-大阪桐蔭
少しずつ盛り上がると良いですね。
タイブレークは見なくありませんが(苦笑)
>タイ・ブレークは見たくありませんが
史上初(?)の延長戦ゼロで終わった2011年春の甲子園の再来を私は祈っています(苦笑)。
>近年は強い球を投げることが重要視されてしまった
>プロに行く一握りの選手のために高校野球の醍醐味が削がれる
私がマリーンズファンにも拘らず、「スピードガン・コンテスト用の投手」S木R希を嫌いな理由です。
プロで大成する投手の条件を某球団のスカウトが語っていたことがありますが、「高校では無名。実績もなく投げ過ぎていない。大学に行ったら1年、2年とぺベンチ外で、ひたすら体力づくりに終始。3年の秋ごろから公式戦に出始めて、4年でエースになる。実働は1年から2年まで」という図式があるそうで、それに合致していないと某ハンカチ王子のようになると言ってました。
本当にプロで大成したいなら高校野球に行かず、それこそJリーグのユース組織のようなNPBの下部リーグを作って英才教育した方が良いはずです。現実は需給バランスが狂っているので簡単な話にはならないでしょうが。
甲子園で投げてほしくないというのはスカウトの本音でしょうが、そこが選手の希望と合致しないところに問題があって、それと延長タイブレークや球数制限は同じ土俵で議論するものではないと思っています。