遅ればせながら、2日目の結果です。岡山代表の創志学園が第1試合に登場しました。
2日目の4試合は以下の通りです。
【2日目】
▽1回戦
八戸学院光星-創志学園
愛工大名電-星稜
盈進-鶴岡東
近江-鳴門
注目は第4試合、山田と冨田の好投手同士の投げ合いを楽しみにしていました。もう一つの注目は、球数制限だの、複数投手制だの、何か視点がずれているだろうと思える高野連の迷走をどこ吹く風と受け流し、県大会を1人で投げ抜いて甲子園にやって来た鳴門の昭和の高校野球が全国に通用するかどうかという点です。選抜では大阪桐蔭に堂々と渡り合った投球が印象的でした。
その意味では創志学園もエース・岡村がほぼ1人で投げ抜いており(投げなかったのは1イニングのみ)、似たような戦いぶりですね。
しかし、コールドゲームのない甲子園では、現状の球数制限内で1人で投げ切るのはかなり難しいことになりそうです。選抜でも、近江の山田は決勝の途中で球数制限に引っかかるという葛藤とも戦わなければなりませんでした。投手の将来をかんがえてあげるのは悪いこととは思いませんが、勝負にかけている当事者にとっては「要らん世話」と言えそうですね。
では、2日目の試合結果です。
▽1回戦
創志学園 000 011 001│3
八戸学院光星 000 220 03X│7
(創)岡村-竹本
(光)渡部・洗平歩・冨井-文元
星 稜 000 020 000│2
愛工大名電 550 301 00X│14
(星)マーガード・武内・佐宗-萩・近藤
(名)有馬・岩瀬-藤山
鶴岡東 421 100 220│12
盈 進 012 101 020│7
(鶴)小林廉・渡辺-前田・土屋
(盈)向井・寺田・岡・佐々木・花岡-奥信
鳴 門 110 000 000│2
近 江 100 031 30X│8
(鳴)冨田・前田-土肥
(近)山田・星野-大橋
まず、創志学園ですが、「こういう野球をやっていれば必ず負ける」という典型の野球をしてしまいました。11安打を放ち、塁上を賑わせながら3点しか取れなかったということで、岡村を援護できませんでした。早い回に勝ち越していたら違う展開になっていたと思うだけに残念な試合でした。
星稜は序盤の大量失点で大敗でしたが、好投手のマーガードはもう少し見てみたかったと思います。愛工大名電は一気に畳みかけて試合を決めました。
盈進は完全に力負けでしたね。全国で戦うことの難しさを思い知らされました。近年、地盤沈下が著しい中国地区の現状を象徴するような敗戦でしたが、諦めない姿勢を示したことは良かったと思います。
さて、大阪桐蔭を倒せる力を持つ両チームの対戦は、終盤点差が開きましたが、中盤まで見応えのある好ゲームでした。エースで主将で4番の大黒柱・山田が引っ張る近江に甲子園での戦い方に一日の長があったということかと思います。
3日目も1回戦4試合が予定されています。
【3日目】
▽1回戦
日本文理-海星
天理-山梨学院
高岡商-敦賀気比
市立船橋-興南
遅れていますので、早めに追いつきたいものです。
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