明治神宮大会の4日目は高校の部の準決勝2試合と大学の部の準々決勝1試合が行われました。
高校の部が10校、大学の部が11校と出場校数に違いがある為に消化日程にも差が出ることになります。決勝は同日に行われます。
◇4日目の試合予定◇
【高校の部】
▽準決勝
仙台育英-大阪桐蔭
北陸-広陵
【大学の部】
▽2回戦
上武大-名城大
高校の部で大阪桐蔭と広陵が勝つと、昨年の大会と同じ2校による決勝となります。初戦に大逆転で4強に上がって来た夏の王者・仙台育英にも注目したいところです。
【高校の部】
▽準決勝
仙台育英 110 000 002│4
大阪桐蔭 001 003 01X│5
(仙)仁田・髙橋・田中・湯田-尾形
(桐)前田-南川
北 陸 000 000 000│0
広 陵 000 005 00X│5
(北)竹田・鳴海・友廣-平田
(広)髙尾・横川・行武-只石・一ノ瀬
⚾第1試合は終盤に試合が動いて仙台育英が最終回の粘りを見せましたが、大阪桐蔭が1点差で逃げ切りました。四死球による走者が大阪桐蔭9、仙台育英が10と多く、安打数の割に点数が入った試合ですが、両チームとも残塁が12と拙攻もあり、好試合とは言い難いかも知れません。大阪桐蔭の前田は苦しみながら4失点の完投。最後は何とか踏ん張ったというところでしょう。第2試合の広陵は6回に集中打で5点を取って、投手陣が北陸打線を完封して決勝に進みました。この試合も広陵の残塁が14を数え、好機を生かし切れていないだけに、手放しでは喜べない内容に見えます。北陸は4安打の完封負け。四死球などのランナーを含めて塁上を賑わせましたが10残塁とあと1本が出ませんでした。
【大学の部】
▽準々決勝
上武大 000 000 000│0
名城大 000 100 00X│1
(上)井出・加藤・上村・新谷-進藤
(名)岩井俊・眞田・松本-野口
⚾名城大が4回裏、野口のソロホームランで1点を先取し、投手陣が守り切って4強に進みました。両チームが4安打ずつの貧打戦ではありましたが、両軍投手陣の頑張りで締まった試合になりました。
そして、本日は5日目が行われました。大学の部準決勝の2試合が行われました。
◇5日目の試合予定◇
【大学の部】
▽準決勝
國學院大-大阪商業大
明治大-名城大
東六と東都での覇権争いというのは全くつまらない話なので、大商大と名城大の奮闘を期待しました。
結果はどうなったでしょうか?
【大学の部】
▽準決勝
國學院大 000 300 030│6
大阪商業大 000 002 000│2
(國)田中千・坂口-神里
(商)上田・高・前田・鈴木・伊原-碓井
明治大 210 020 000│5
名城大 000 010 000│1
(明)蒔田・渡部・千葉-蓑尾
(名)眞田・池田・岩井天・岩井俊・松本-野口
⚾第1試合は8回に突き放した國學院大が快勝、決勝に進出しました。國學院大は9安打で5得点、13残塁はいただけませんが、チャンスに集中打が出て6得点をあげています。大商大は打線が3安打に封じられ決勝進出に至りませんでした。第2試合は明大が着実に加点しての快勝でした。投手陣は名城大を4安打に封じ、馬渕のソロホームランによる1失点のみで試合を締めました。決勝は東六と東都という面白味のない対戦になりました(個人的感想です)。
最終日の6日目は高校の部と大学の部の決勝が行われ、今年の神宮の覇者が決まります。
◇6日目の試合予定◇
【高校の部】
▽決勝
大阪桐蔭-広陵
【大学の部】
▽決勝
國學院大-明治大
好試合を期待します。
第二試合は広陵・高尾が本領を発揮した投球内容だったようですね。と言うか、中国地区大会はケガしていたことを私は初めて知りました(他地区だからと言えばそれまでですが………)。決勝も高尾が広陵投手陣の軸になるのではないかと予想します。
最後に、履正社・大和高田商・彦根総合・鳥取城北の関係者にとって、明日の結果は気になるでしょうね。
大阪桐蔭は試合を重ねるごとに試合運びが上手くなっているように感じます。競り合いにも勝てるようになれば選抜でも強そうです。
広陵は中国大会を無双状態で勝ち上がりましたが、全国レベルの力を有していると思えます。
大学の部は東六と東都の牙城を崩せず残念です。