◆政府主催の「東日本大震災1周年追悼式」が3月11日午後、東京都千代田区の国立劇場で開催され、天皇、皇后両陛下、野田佳彦首相、各地で被災した遺族代表ら国内外の約1200人が出席した。天皇陛下は2月に冠動脈バイパス手術を、退院後の3月7日には胸の水を抜く治療を受けられて、病み上がりで体調に不安があるなか、天皇陛下ご自身のたっての強いご希望で、追悼式に臨まれた。地震発生から1年の午後2時46分に全員で黙祷(もくとう)。首相の式辞に続いて、天皇陛下が「お言葉」を述べられた。誠に有り難いことである。
朝日新聞デジタルが3月11日午後3時8分.「天皇陛下のお言葉」の全文を以下のように配信している。
「東日本大震災から1周年、ここに一同と共に、震災により失われた多くの人々に深く哀悼の意を表します。1年前の今日、思いも掛けない巨大地震と津波に襲われ、ほぼ2万に及ぶ死者、行方不明者が生じました。その中には消防団員を始め、危険を顧みず、人々の救助や防災活動に従事して命を落とした多くの人々が含まれていることを忘れることができません。さらにこの震災のため原子力発電所の事故が発生したことにより、危険な区域に住む人々は住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています。この度の大震災に当たっては、国や地方公共団体の関係者や、多くのボランティアが被災地に足を踏み入れ、被災者のために様々な支援活動を行ってきました。このような活動は厳しい避難生活の中で、避難者の心を和ませ、未来へ向かう気持ちを引き立ててきたことと思います。この機会に、被災者や被災地のために働いてきた人々、また、原発事故に対応するべく働いてきた人々の尽力を、深くねぎらいたく思います。また、諸外国の救助隊を始め、多くの人々が被災者のため様々に心を尽くしてくれました。外国元首からのお見舞いの中にも、日本の被災者が厳しい状況の中で互いに絆(きずな)を大切にして復興に向かって歩んでいく姿に印象付けられたと記されているものがあります。世界各地の人々から大震災に当たって示された厚情に深く感謝しています。被災地の今後の復興の道のりには多くの困難があることと予想されます。国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくようたゆみなく努力を続けていくよう期待しています。そしてこの大震災の記憶を忘れることなく、子孫に伝え、防災に対する心掛けを育み、安全な国土を目指して進んでいくことが大切と思います。今後、人々が安心して生活できる国土が築かれていくことを一同と共に願い、御霊(みたま)への追悼の言葉といたします」
◆天皇皇后両陛下は、大震災の直後から、被災地である岩手県、宮城県、福島県ばかりでなく、被災者の避難先である東京都などの施設を訪れて、被災者に直接、言葉をかけて、悲しみをともにして、数多くの人々を慰めてこられた。
宮中では、国事行為や数々のご公務をこなされて、多忙をきわめる間に、天皇家の私的行為としての祭祀を務められている。とくに国家の五穀豊穣とともに、国民の幸せと世界平和を「祈り」続けておられる。これらに皇后陛下は、いつも寄り添ってこられた。
この天皇皇后両陛下の「祈りのお姿」こそ、全国民ばかりでなく、全世界の人々の心を慰める存在そのものに他ならない。
「祈り」とその「働き」というものが何であるかは、月並みな言葉では言い表せないけれど、いまの世の中のように天変地異が人々に競って襲いかかり、そのうえに、現代社会は危険に満ちた複雑構造のなかで、めまぐるしく動き回る「マネー」が人々を追い立て続けていて心休まる暇を与えない。その結果、多くの人々が、生活リズム、体内リズムを狂わせてしまい、社会との不適応や心の病に苦しめられるようになる。
これを救う道は、現代社会から逃避するか、自己を押し殺して生き続けるかの二者択一しかない。しかし、社会から逃避して生きるのは、至難の業である。そうなると、厳しい競争社会に耐えながら、なおかつ心を安らかに保つ方法を探し求めていくしかない。その厳しい社会において、唯一の幸せな道は、「祈り」のなかに見つけるしかない。この意味で、天皇皇后両陛下の「祈りのお姿」は、多くの人々に「救いの道」を暗示している。
◆私の手許に「祈り学」(監修・阿部昌子、著者・阿部数利、こうふく社刊)という一冊の書籍がある。著者・阿部数利氏は現在、エマソン実践協会理事長である。
この著書の「第一章 祈り」のなかで、アメリカの思想家エマソンが述べた「祈りとは、人生のいろいろな事実を至高の観点からおもいみること」という言葉が示されている。かなり抽象的でわかりにくい言葉だが、「祈り」とは、言葉ではなく、「祈る行為」と解すると、頭の中でいろいろと雑念をめぐらすのではなく、「祈りを実践する」ことからでした、「祈り」の効果を得ることはできないという意味になる。まさしく、天皇皇后両陛下の日常的なお振る舞いは、その「祈りの行為」そのものである。天皇家の伝統的な「祈りの方法」である神事、すなわち、祭祀は、私たちには到底、真似のできる行為ではないけれど、貴重なお手本にはなる。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
世界第2位の経済大国に成長した中国が「貿易赤字」に転落、「中進国の罠」のみならず、「軍産複合体」と「悪の戦争経済の罠」に陥る危険が高まっている
◆〔特別情報①〕
中国が、「貿易赤字」に陥ったという。これまで「発展途上国」であることを売り物にして、米国が「元の切り上げ」を要求してきたのに応じず、その間に、「GDP世界第2位}に到達したのを鼻にかけて「経済大国」であると誇ってみたり、そうかと言って人民の基本的人権を踏みにじるなど、後進国ぶりを世界にさらけ出したりしている。
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◆天皇皇后両陛下は、大震災の直後から、被災地である岩手県、宮城県、福島県ばかりでなく、被災者の避難先である東京都などの施設を訪れて、被災者に直接、言葉をかけて、悲しみをともにして、数多くの人々を慰めてこられた。
宮中では、国事行為や数々のご公務をこなされて、多忙をきわめる間に、天皇家の私的行為としての祭祀を務められている。とくに国家の五穀豊穣とともに、国民の幸せと世界平和を「祈り」続けておられる。これらに皇后陛下は、いつも寄り添ってこられた。
この天皇皇后両陛下の「祈りのお姿」こそ、全国民ばかりでなく、全世界の人々の心を慰める存在そのものに他ならない。
「祈り」とその「働き」というものが何であるかは、月並みな言葉では言い表せないけれど、いまの世の中のように天変地異が人々に競って襲いかかり、そのうえに、現代社会は危険に満ちた複雑構造のなかで、めまぐるしく動き回る「マネー」が人々を追い立て続けていて心休まる暇を与えない。その結果、多くの人々が、生活リズム、体内リズムを狂わせてしまい、社会との不適応や心の病に苦しめられるようになる。
これを救う道は、現代社会から逃避するか、自己を押し殺して生き続けるかの二者択一しかない。しかし、社会から逃避して生きるのは、至難の業である。そうなると、厳しい競争社会に耐えながら、なおかつ心を安らかに保つ方法を探し求めていくしかない。その厳しい社会において、唯一の幸せな道は、「祈り」のなかに見つけるしかない。この意味で、天皇皇后両陛下の「祈りのお姿」は、多くの人々に「救いの道」を暗示している。
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この著書の「第一章 祈り」のなかで、アメリカの思想家エマソンが述べた「祈りとは、人生のいろいろな事実を至高の観点からおもいみること」という言葉が示されている。かなり抽象的でわかりにくい言葉だが、「祈り」とは、言葉ではなく、「祈る行為」と解すると、頭の中でいろいろと雑念をめぐらすのではなく、「祈りを実践する」ことからでした、「祈り」の効果を得ることはできないという意味になる。まさしく、天皇皇后両陛下の日常的なお振る舞いは、その「祈りの行為」そのものである。天皇家の伝統的な「祈りの方法」である神事、すなわち、祭祀は、私たちには到底、真似のできる行為ではないけれど、貴重なお手本にはなる。
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中国が、「貿易赤字」に陥ったという。これまで「発展途上国」であることを売り物にして、米国が「元の切り上げ」を要求してきたのに応じず、その間に、「GDP世界第2位}に到達したのを鼻にかけて「経済大国」であると誇ってみたり、そうかと言って人民の基本的人権を踏みにじるなど、後進国ぶりを世界にさらけ出したりしている。
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