「柴山、ちょっと」
DEP道場で汗を流していた柴山選手に古澤代表が声をかけました。
「悪いんだけどな、小杉が怪我してさ、お前ピンチヒッターな。2日は大介とタッグだから。頼むな」
「えっ・・・あ、はい」
突然の東京遠征に戸惑う柴山選手。
とそこに・・・
「おはようございまぁす」
と正岡選手が道場にやってきます。
それを遠目でみている柴山選手、そしてその視線に気づいたのか柴山選手に歩み寄る正岡選手
「2日、よろしくな」
「ああ・・・よろしく」
二人は握手するでもなく、たった一言言葉を交わし、すれ違いました。
「大介、タッチだ、代われ!」
正岡選手が矢郷選手に捕まります。さっきからローンパトルが続き、明らかにスタミナが消耗している状態。
コーナーから柴山選手が手を伸ばします。
何とか切り抜けた正岡選手が柴山選手とタッチ
「うぉぉぉぉぉぉっ」
雄たけびを上げながら藤澤選手にぶつかっていきます。まさにそれは魂のぶつかり合い。
自軍のコーナーに藤澤選手を招きいれコーナーポストにのぼり
「いっくぞぉ!ROCK! ON! TIME!」
ダイビングエルボー一閃!
「ぐえっ!」
たまらず声を上げる藤澤選手。
「大介!行け」
「おっしゃあ!」
正岡選手の見事なムーンサルトが宙を舞い、藤澤選手に激突。
そのままカバー!が、しかし矢郷選手のカット!
そして試合を決定づけたのは柴山選手に対するギロチン式エースクラッシャーからの殺人フルコース。
「おい、正岡ぁ。てめぇ今日タイトルマッチやるって言ってなかったか?もう片方はどうしたんだよ。オイ。お前らベルト獲られたくないから逃げたんじゃねーのか?」
「うるせー、俺らは逃げも隠れもしねぇんだよ。いいか!お前ら、今度お前らと対戦する時はなぁ、ベルトきっちりかけてやるからよぉ、覚えておけよ、コノヤロー」
そして控え室
「大介わりぃな。獲られちゃったよ」
「いやぁ、序盤俺も捕まりすぎたからなぁ。でも大丈夫。やっぱり柴山さんはうまいよ、うん」
「いやいや、負けたら何の価値もないんだよ。何にも」
そう言って柴山選手は下を俯きました。
DEP道場で汗を流していた柴山選手に古澤代表が声をかけました。
「悪いんだけどな、小杉が怪我してさ、お前ピンチヒッターな。2日は大介とタッグだから。頼むな」
「えっ・・・あ、はい」
突然の東京遠征に戸惑う柴山選手。
とそこに・・・
「おはようございまぁす」
と正岡選手が道場にやってきます。
それを遠目でみている柴山選手、そしてその視線に気づいたのか柴山選手に歩み寄る正岡選手
「2日、よろしくな」
「ああ・・・よろしく」
二人は握手するでもなく、たった一言言葉を交わし、すれ違いました。
「大介、タッチだ、代われ!」
正岡選手が矢郷選手に捕まります。さっきからローンパトルが続き、明らかにスタミナが消耗している状態。
コーナーから柴山選手が手を伸ばします。
何とか切り抜けた正岡選手が柴山選手とタッチ
「うぉぉぉぉぉぉっ」
雄たけびを上げながら藤澤選手にぶつかっていきます。まさにそれは魂のぶつかり合い。
自軍のコーナーに藤澤選手を招きいれコーナーポストにのぼり
「いっくぞぉ!ROCK! ON! TIME!」
ダイビングエルボー一閃!
「ぐえっ!」
たまらず声を上げる藤澤選手。
「大介!行け」
「おっしゃあ!」
正岡選手の見事なムーンサルトが宙を舞い、藤澤選手に激突。
そのままカバー!が、しかし矢郷選手のカット!
そして試合を決定づけたのは柴山選手に対するギロチン式エースクラッシャーからの殺人フルコース。
「おい、正岡ぁ。てめぇ今日タイトルマッチやるって言ってなかったか?もう片方はどうしたんだよ。オイ。お前らベルト獲られたくないから逃げたんじゃねーのか?」
「うるせー、俺らは逃げも隠れもしねぇんだよ。いいか!お前ら、今度お前らと対戦する時はなぁ、ベルトきっちりかけてやるからよぉ、覚えておけよ、コノヤロー」
そして控え室
「大介わりぃな。獲られちゃったよ」
「いやぁ、序盤俺も捕まりすぎたからなぁ。でも大丈夫。やっぱり柴山さんはうまいよ、うん」
「いやいや、負けたら何の価値もないんだよ。何にも」
そう言って柴山選手は下を俯きました。