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トランプはプーチンに事実上屈服した “戦争屋”の超タカ派ボルトン元大統領補佐官が批判 ウクライナ戦争

2025年03月02日 22時03分41秒 | 国際情勢のことなど





トランプはプーチンに事実上屈服した “戦争屋”の超タカ派ボルトン元大統領補佐官が批判 ウクライナ戦争


飯塚真紀子


在米ジャーナリスト
2/17(月) 8:09
(写真:ロイター/アフロ)
 ロシアによるウクライナ侵攻からまもなく3年。第二次トランプ政権はウクライナ戦争の終結に向けた動きを加速化させている。


“影の大統領”の和平案を彷彿させる
 そんな中、ブリュッセルで開催された会合「ウクライナ防衛コンタクトグループ」で、ヘグセス米国防長官が「ウクライナが2014年以前の国境に戻ることは非現実的な目標であることを認識しなければならない。この幻想的な目標を追い求めることは、戦争を長引かせ、さらなる苦しみをもたらすだけだ」と述べた。ロシアは2014年にウクライナの一部であるクリミア半島を併合したが、ウクライナは戦争を続けて併合前に戻ろうとしても現実的に戻れないとの見方を示したのだ。


 ヘグセス氏のこの発言を聞いて思い出したのは、2022年10月に、イーロン・マスク氏が提案したウクライナ戦争の和平案だ。マスク氏は、2014年にロシアが一方的に併合したクリミア半島を正式にロシア領とすることを提案していた。当然のことながら、この提案はゼレンスキー氏から猛反発されたが、ヘグセス氏の今回の発言は当時のマスク氏の提案を彷彿させるものがある。やはり、トランプ政権には“影の大統領”のマスク氏あり、ということなのだろうか? ヘグセス氏はまた、ウクライナがNATOに加盟する可能性は小さいとの見方も示した。 


 トランプ氏はというと、プーチン氏と電話会談を行い、戦争終結のための交渉を開始することで合意した。同氏は、昨年の大統領選の時から、バイデン政権がウクライナに多大な軍事支援を続けていることを批判し、「ウクライナ戦争を24時間以内に終わらせる」と豪語していたが、具体的な形で、戦争終結に向けて動き出したことになる。


トランプはプーチンに屈服した
 トランプ政権のこの動きを声高に批判している人物がいる。「戦争屋」とも呼ばれている、第一次トランプ政権下で国家安全保障担当大統領補佐官を務めたジョン・ボルトン氏だ。同氏は“X”に自身の見解を連ねている。


「ロシアがウクライナの主権を攻撃し、北朝鮮のような敵国を戦闘に協力させ、そして、ウクライナに、領土及びNATOによる安全保障やNATOの加盟国入りを譲歩させることに良心の呵責を感じる。交渉が始まってさえいないのに、これらの譲歩をすることで、トランプはウクライナ問題でプーチンに事実上屈服した」


「トランプは、ゼレンスキーとプーチンの交渉では、ロシアを優遇するだろうと私は何度も警告してきた。ロシアの軍事的パフォーマンスは悲惨なものだったが、トランプはプーチンの侵攻を正当化している。中東とインド太平洋にいる敵が(この状況を)見ていることは明らかなので、米国の安全保障の利益に対する損害は、中央ヨーロッパをはるかに超えて広がるだろう」


「米国の指導者に、ウクライナ及び同国と共にあるNATO同盟国を支持する責任があることは明白だ。ロシアがウクライナに言われのない攻撃をするのを許すことは、我が国の国益に反する。トランプ政権は恥を知れ」


米国の国家安全保障にとって脅威になる
 ボルトン氏は米国内外のメディアでも、ロシアの勝利と米国の国家安全保障が脅威に晒されているという見解を繰り返している。


「プーチンは今週、米国、NATO、ウクライナに対して大きな勝利を収めた。バイデンやゼレンスキーとは交渉をしなかったからだ。彼(プーチン)がトランプとの交渉を待ったのは、ロシアはトランプとの交渉からより多くの利益を得られると考えたからだ。プーチンは完全に正しかった」


「ロシアに対する際限のない譲歩は、米国の国家安全保障にとって脅威だ。今週、トランプ政権はウクライナに対するNATOの立場と、ソ連を解体させたベラルーシ協定を台無しにした。これにより、旧ソ連の共和国はすべてロシアから侵略されるリスクに晒されることになる」(CNNに対するコメント)


「トランプはプーチンや習近平のような権威主義的な指導者との交渉を好むが、彼は自分がこれまで行ってきた譲歩や利害関係を十分に理解していないため、我が国の国家安全保障にとって危険だ」(インドの英語ニュースチャンネルWIONに対するコメント)


今を見るか、将来を見据えるか
 トランプ氏は多くの犠牲者が出ているウクライナ戦争を早期に終結させる重要性を訴えてきた。その意味では、戦争に反対する平和主義者と言っていいだろう。確かに、こうしている瞬間にも命が失われているかもしれない目の前の戦争を一刻も早く終わらせることは非常に重要だと思う。


 しかし、トランプ政権の頭の中にあると思われる、ウクライナが領土の一部をロシアに明け渡すことで戦争を終結させるという方法は力による現状変更を許すことであり、旧ソ連の共和国もロシアから侵攻されるリスクがあるし、東アジアでは台湾も中国から侵攻されるリスクがある。ボルトン氏が警戒しているのはこのことだ。米民主党もまた、トランプ氏の戦争へのアプローチはウクライナにとっては降伏と同じことで、ヨーロッパ全体を危険にさらすことになると訴えている。根底には、力による現状変更をしようとする権威主義国家から民主主義を守らなくてはならないとの思いがある。


 これ以上死傷者が出るのを防ぐために目の前の戦争を終わらせるのか、それとも、ロシアのような権威主義国家をのさばらせれば将来また起こりうる戦争から民主主義を守るために軍事支援を続けるのか? 今を見るか、将来を見据えるか。トランプ氏は今起きている戦争を終結させるために、宥和策を取ろうとしているように見える。トランプ氏が、G7にロシアを復帰させ、G8に戻すべきだという考えを示したことからもそのことは窺える。しかし、ボルトン氏が憂えている将来のリスクもまた懸念される。


 欧州や当事国のウクライナ抜きで行われる米国とロシアによる和平交渉は、ウクライナのNATO加盟と領土を巡って米国が譲歩し、ロシアにとって有利に進む可能性があるとの指摘もある。一方、ゼレンスキー氏はウクライナの関与なしで作られる和平案を受け入れないと述べている。今年に入り、トランプ氏はウクライナ戦争を6ヶ月以内に終結させたいとトーンダウンする発言をしたが、果たしてそれを実現できるのか?




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欧州各国、米との会談決裂のゼレンスキー氏支持を表明 「侵略者はロシア」と仏大統領

2025年03月02日 21時03分36秒 | 天候のこと
ゼレンスキー、大したものです☆
さて、石破さんはどうするのかな?

欧州各国、米との会談決裂のゼレンスキー氏支持を表明 「侵略者はロシア」と仏大統領(産経新聞) - Yahoo!ニュース 










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あるクルド人男性が「日本での暮らし」をあきらめない理由>「日本の学校にはプールもパソコンもある」難民申請5回で20年在留…

2025年03月02日 20時03分05秒 | 国際情勢のことなど




「日本の学校にはプールもパソコンもある」難民申請5回で20年在留…あるクルド人男性が「日本での暮らし」をあきらめない理由
2/28(金) 11:12配信




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文春オンライン
写真はイメージ ©AFLO


〈難民申請5回で20年在留する人物も…埼玉県川口市に「クルド人が激増した」歴史背景〉 から続く


【写真ページ】「なぜ難民が貧乏でなきゃいけないんだ」難民申請5回で日本に20年在留…川口市で解体業を事実上経営するクルド人のBさん


「政治家に会ったり、ボランティア活動も10年以上やっているし、(日本社会からも)評価されているんじゃないか。感謝状とかもらっているし」


 すでに難民申請を複数回、不認定にされているにもかかわらず埼玉県川口市で暮らし続けるクルド人男性のBさん。彼がそれでも日本で生活を続けたい理由とは? 移民問題に詳しいジャーナリストの三好範英の新刊『 移民リスク 』(新潮社)より一部抜粋してお届けする。(全3回の2回目/ 最初 から読む)


◆◆◆


「難民申請5回で20年在留」クルド人男性のBさん
 彼の事務所は、川口市北東部、埼玉高速鉄道線の戸塚安行駅から10分ほど歩いた場所にあった。住宅地、畑、林が混在する地域で、大きな看板を掲げる事務所は遠くからでも分かった。周りのヤード(資材置き場)も所有しているという。


 まず、彼の会社の概要について聞くと、「雇っているのは20人位。日本人6人。あとキューバ、ブラジル、パキスタン、ウズベキスタン人。在留特別許可の人、普通のビザ(この場合は在留資格の意味)の人といろいろ。仮放免の人はアルバイトの形にして、ずっとは雇わない。彼らが自分の生活費を稼ぐくらいは、入管も見逃している」


 現在30歳代初めの彼が、日本に来た経緯は、「最初に日本に来たのは2002年3月か4月。6月か8月にいったん帰り、母、兄と、2004年9月11日に一緒に来た。兄はトルコで4か月間逮捕された。それで2回目の日本入国の時は、兄は偽造パスポートで日本に入ってきた」とのことだった。


 その後、家族一緒に難民申請を繰り返し4回不認定となり、5回目を行っていた。また、この間、裁判所に難民不認定処分取消訴訟を起こし、最高裁まで争ったが敗訴している。彼は退去強制令書を発付されながら日本に残留している「送還忌避者」の一人である。


「私は株主になっているだけで、解体業の会社は奥さん名義でやっている。難民申請は5回目を出したきり、入管からはインタビューにも呼ばれていない。結婚して9年たつが、妻とは日本で知り合った。妻が14歳、僕が17歳の時。妻はオヤジが日本人の日系ブラジル人。子供は娘10歳、7歳、息子4歳がいて、僕以外は定住者の在留資格がある」


 2023年2月6日に起きた、ガズィアンテップ市北西を震源地とする地震の話題になった。


 彼はいかに被災者救援に尽力したか、熱を込めて語った。



「お父さんはすでに帰国して地元にいる。地震が起きてすぐに僕に電話してきた。国に早く帰りたい人をトルコ大使館とやり取りして、ここで真夜中、午前0時、1時まで、(航空)チケットを手配して準備していた。最初地震が起きたときは帰る人が多かった」


入管法の改正には反対しない
「政治家に会ったり、ボランティア活動も10年以上やっているし、(日本社会からも)評価されているんじゃないか。感謝状とかもらっているし(事務所の壁には新型コロナ対策に協力したとして、奥ノ木信夫・川口市長からの感謝状が飾られていた)。知事も、最初会ったときクルド語で話してびっくりしたよ(大野元裕・埼玉県知事と一緒に撮った写真も飾られていた)」


 Bさんは私に、資料が挟まった分厚いファイルを手渡した。在留特別許可を求め法相あてに出した資料だ。日本人の知人から寄せられた嘆願書50枚、地震の際のボランティア活動の写真、家族の写真、妻子の住民票、子供の出生証明書などが束ねられている。


 そこまでして、なぜ、日本にいたいのか。


「トルコの学校は学校じゃない。日本の学校には、プール、パソコンあるし。僕は川口市の小学校に通学し、当時外国人は一人だったが特別の先生がいた。それと軍隊に行っていないからトルコに帰ったら軍に呼ばれる。日本まで徴兵を知らせる手紙が来る」


 インタビュー当時、難民申請の回数を制限する入管法改正が議論されていたが、「改正入管法は、成立してもいいと思っている。長く日本にいるとわかってくるのだが、3回くらい難民申請すると10年くらいいられるわけ。日本みたいに平和な国に住んで10年で成功できていない人間であれば、逆にどうかな、と思う。10年いればある程度の立場に立つ。自分を保証してくれる人が絶対いるわけ」


 一方、すでに一定期間在留している人間には配慮が必要だと言う。


「20、30年いた人間に対しては、在留特別許可を出してもいいんじゃないか。今日本にいるクルド人をもっと大切にし、クルド人の子供が日本で育ったことを(日本政府は)受け入れるべき。僕が難民認定されないのはわかっている。不可能なことをずっとお願いしてもだめじゃないですか。会社はこれだけ大きくなったし、無事に続けられればいいかなと思っている」


クルド人が起こす問題についてはどう考える?
 地元のクルド人が起こしている問題についてはどう考えているのか。


「今来ている人はクルド人よりトルコ人が多い。今トルコ人もみな難民申請しています。昔は苦労して来る人が多かったが、今は、(先に来たクルド人が)会社作ったり、ビザを取ったりして地盤ができているから日本に働きに来る。こっちの方が生活しやすいし、平和だし、治安も悪くないしという考えで来るが、自分の国の(風習の)まま生活する人が多いから、みんな困っている。何千人にもなっているから止められない」


「外国人はいなきゃいけない存在になっている」在留期間20年のクルド人男性が「不法移民の強制送還」に反対する理由 へ続く




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中央大学と武蔵野美大の校舎がある夜景

2025年03月02日 19時02分10秒 | 日々の出来事
これも市ヶ谷駅付近です

写真の手前には法政大学もあるので、立地が良い場所ですから

2・20・2025
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青い夕闇、境内に

2025年03月02日 18時10分07秒 | 日々の出来事




少しずつ日が長くなりますね
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