年金暮らしでは厳しい 定年後の住宅ローン「賢い対策」は
公開日:2021/05/20 06:00 更新日:2021/05/20 06:00
70歳、75歳など定年退職後に完済するプランで住宅ローンを組んでいる人は結構います。住宅ローンを組む時には可能な限り繰り上げ返済をし、それで不足するなら退職金で一括返済すれば、老後の暮らしは問題ないだろう。そう安易に考えてはいなかったでしょうか。
定年時には住宅ローンを完済できているはずだったのに、うまくいかず残ってしまった人の多くは、老後資金の準備もうまくできていないことが多いもの。住宅ローンの残債を退職金で完済し、かつ老後資金も退職金があるから何とかなると考えている人もいるほどです。
退職する時になってから、住宅ローンを完済すると老後資金がなくなるし、老後資金を優先すると老後も住宅ローンの返済を続けなくてはいけないということに気が付きます。このような事態は、できるだけ避けたいものです。
定年時には住宅ローンを完済できているはずだったのに、うまくいかず残ってしまった人の多くは、老後資金の準備もうまくできていないことが多いもの。住宅ローンの残債を退職金で完済し、かつ老後資金も退職金があるから何とかなると考えている人もいるほどです。
退職する時になってから、住宅ローンを完済すると老後資金がなくなるし、老後資金を優先すると老後も住宅ローンの返済を続けなくてはいけないということに気が付きます。このような事態は、できるだけ避けたいものです。
■ライフプラン表を作る
退職時に住宅ローンが残っている場合、状況により取れる解決策は異なります。まずはライフプラン表などで、住宅ローンを一括返済すると資金はどうなるのか、ローン返済を老後まで継続するとどうなるのか、将来の見通しを立てましょう。
ライフプラン表の作成は素人には難しいと思う人もいるでしょうが、インターネット上で無料で作成できるソフトがいくつもあります。自分で作るのが不安なら、お金はかかりますがファイナンシャルプランナーに依頼することもできます。まずは自分の将来がどうなるかを知り、改善策を検討しましょう。
ローンの一部を繰り上げ返済して、毎月の返済負担を軽くする方法もあります。状況によっては住宅を担保に生活資金を借りる「リバースモーゲージ」の利用を検討しましょう。生存中は返済不要、もしくは利息のみの支払いとなり、亡くなった後に住宅を売却して一括返済します。住宅のある地域によっては利用できないこともありますが、老後の生活をカバーするひとつの方法です。
定年後も働けるということで、住宅ローンを甘く考える人もいるかもしれませんが、収入が少なくなってからの返済は大変です。早めに策を練っておきましょう
退職時に住宅ローンが残っている場合、状況により取れる解決策は異なります。まずはライフプラン表などで、住宅ローンを一括返済すると資金はどうなるのか、ローン返済を老後まで継続するとどうなるのか、将来の見通しを立てましょう。
ライフプラン表の作成は素人には難しいと思う人もいるでしょうが、インターネット上で無料で作成できるソフトがいくつもあります。自分で作るのが不安なら、お金はかかりますがファイナンシャルプランナーに依頼することもできます。まずは自分の将来がどうなるかを知り、改善策を検討しましょう。
ローンの一部を繰り上げ返済して、毎月の返済負担を軽くする方法もあります。状況によっては住宅を担保に生活資金を借りる「リバースモーゲージ」の利用を検討しましょう。生存中は返済不要、もしくは利息のみの支払いとなり、亡くなった後に住宅を売却して一括返済します。住宅のある地域によっては利用できないこともありますが、老後の生活をカバーするひとつの方法です。
定年後も働けるということで、住宅ローンを甘く考える人もいるかもしれませんが、収入が少なくなってからの返済は大変です。早めに策を練っておきましょう
年金暮らしになっても住宅ローンの返済があるのは、かなり厳しいといえます。厚生年金受給者であれば何とかやりくりできるかもしれませんが、国民年金の場合は受給額以上をローン返済に充てなくてはならないケースも出てきます。