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国内初「恐竜学部」は何を学べるの? 入試倍率10倍、学部長「就職先は引く手あまた」

2024年11月11日 11時03分44秒 | 教育のこと







国内初「恐竜学部」は何を学べるの? 入試倍率10倍、学部長「就職先は引く手あまた」
11/10(日) 18:00配信




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高校生新聞オンライン
福井県立大学に2025年春、国内初の「恐竜学部」(定員30人)が新設される。学部名のインパクトとユニークさから注目が集まっており、総合型選抜の倍率は10倍を超える人気ぶりだ。学部長に就任予定の西弘嗣教授(現・同大恐竜学研究所長)に、いったい何を学べるのか、どんな力が身に付くのかなどをたっぷり話してもらった。(文・野村麻里子、写真・福井県立大学提供)


「恐竜王国・福井」で研究の発展目指す
福井県立恐竜博物館による発掘作業の様子


―恐竜学部の設置の経緯をお話しください。
進士五十八(しんじ・いそや)前学長と、日本の恐竜研究の第一人者である東洋一先生(恐竜学研究所前所長)の発案でした。


福井県は、恐竜化石の発掘量日本一を誇る恐竜王国。東先生は、1989年に県が始めた恐竜化石の発掘を先導されてきました。県立恐竜博物館(勝山市、2000年開館)も、東先生が故・栗田幸雄元県知事に掛け合い設置に向けて尽力されました。博物館は恐竜王国の要になっています。

―東先生が軸となり、恐竜研究を拡充されてきたのですね。
恐竜学研究所も福井県立大学の附属機関として2013年に設立されました。現在、研究所の教員による教育は、大学院でないと受けられません。そのため、地学や地質学、古生物学など恐竜研究を深めるための基礎知識が学部生時代に身に付けられない問題点がありました。


恐竜研究を発展させていくため、学部教育から知識を身につけ広い視野を持つ人材を育てないといけない。そんな思いで「恐竜学部」を発足させることにしたのです。私は、東先生が定年に伴い退職されたことで引き継いだ形になります。


人の生き方のヒントを探る
実際に野外に出て地層の観察も行う


―「恐竜学」の研究は、社会にどう貢献しますか?
地球の気候は温暖期のほうが長く、現在は寒冷化してやや温暖化し始めている状態です。今後さらに温暖化したときにいったいどういう環境に変わるかは、過去を研究しないとわかりません。


恐竜が生きていた白亜紀は、二酸化炭素の濃度が今と比べて5倍以上あったと言われています。二酸化炭素がどう吸収されていったのか、メカニズムも明らかになっていませ

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「恐竜だけ学ぶ学部」は勘違い
4年間のカリキュラム(福井県立大学ホームページより)


―「恐竜学部」と聞くと、恐竜のことだけをひたすら学ぶイメージがあります。
恐竜だけの研究をやっていると「恐竜の本当の姿」はなかなか見えてきません。過去の生物は、絶滅していますから生態観測ができないし、昔どうやって生きていたか、環境もわからない。恐竜の姿を復元して、進化を明らかにしようと思う時には、原生の環境や今存在する生物と比較するしかない。それができなければ、ドラえもんのタイムマシーンを発明して過去に行くしかない……。


―では、恐竜学部では何を学んでいくのでしょうか。
1年次は一般教育科目のほか、古生物学や地学、地層学などの基礎を学び、2年次以降に専門的な知識や技術を深めます。3年次に「恐竜・古生物コース」「地質・古環境コース」の二つのコースに分かれます。といっても、地質・古環境を選んでも恐竜研究ができます。環境や恐竜絶滅を含めた視野の研究をするコースです。いずれのコースでも4年次には卒論をまとめてもらいます。


恐竜博物館で研究成果をアウトリーチ
勝山キャンパスの恐竜学部棟のパース。世界的にも有名な建築家・隈研吾氏による設計だ(画像・福井県提供)


―恐竜学部のキャンパスは、県立恐竜博物館と同じ勝山市に建設していますね。
県立恐竜博物館と密接に連携しながら研究を進めます。地域貢献は公立大学の使命の一つです。恐竜学の研究成果を、地域・社会で活用します。そのために、学生が博物館の新しい展示物を作る予定です。博物館は、同じ展示だけを続けては、飽きられてしまいます。


研究しながら、「恐竜博物館でアウトリーチ(周知)」する。恐竜学部が博物館の新しいコンテンツを次々に提供していきたいんです。新しい恐竜の知見をどんどんみなさんにお見せして、地域貢献につなげていきます。

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CTやドローン、最先端技術のスキルを身につける
骨の化石をCTスキャン


―どんなスキルが身に付きますか?
我々は、生理学的な解析を用いた新しい恐竜学を構築しようとしています。


「CT(コンピューター断層撮影。X線を用いて断面を画像化する)スキャン」で恐竜の骨の構造を見て、歩く姿勢、生理状態を分析するといった実習の時間をたくさん設けています。恐竜の標本をCTスキャンにかけて画像を組み立て、パソコン上で骨を作ってみるなど、恐竜研究ではCTが欠かせません。デジタル科学を扱う力を養えます。


まず、野外に出て恐竜の骨が発掘された自然を観察し、どういう環境で暮らしていたかデータをとる。画像を撮って、処理して、コンテンツ化して……これからの社会で活躍するには、デジタル技術をある程度習得しているかは非常に大きいと言えます。


発掘や地質調査で「自然観測力」をつける
海外へも赴き発掘作業ができる機会も提供する


―自然観察の力も重視されていますね。
野外に出て発掘や地質調査などを行い、自然観測力を養うのは恐竜学部の大きな柱です。国内の恐竜の発掘現場のほか、3年次に参加希望者は海外の発掘現場へも行けます。


地球の気候変動、震災や大雨、洪水などの災害に注目が集まっています。日本は災害大国で、今後も多く災害が起こるでしょう。室内でパソコンを打っているだけでは対策が立てられません。現場に出て観察することが必要です。


例えば、水がここから出ているから地滑りが起こりそうなど、自然を観測して、対策を立てられる人材の需要は高く、人手も全然足りていません。建設会社や土木会社はもちろん、これからの時代、自然観察の力は全ての人間に必要になってくると思います。


自然科学はカオス。自然と相対して観測する時は、AIのようなデジタル技術だけでは無理で、アナログな人間の感性でも対応する必要があるのです。

建設・土木、デジタル解析…需要ある業界に強み
―就職先が気になります。
研究職につけるのはごく一握りだから、恐竜の研究をしても就職がないんじゃないかと思われるかもしれません。説明したように、恐竜学部では恐竜だけを研究する訳でなく、自然観察力やデジタル分析のスキル、アウトリーチする発信力を身につけます。だから、就職先がないんじゃないかという質問は適当ではない。建設・土木業界など、自然を相手にする職業は需要が高いのに人材不足です。むしろ引く手あまたです。


例えば、土木の現場のトンネル工事で壊れている部分を明らかにするためにドローンを使ったり、レーザースキャンで測量したり、集めたデータを解析したり。これらは全て恐竜学で学ぶ力とつながります。デジタル技術を身につけデータ分析も学ぶので、デジタル系の産業でも力が発揮できますよ。発信力もつくので営業もできる。多岐にわたる職業の道があります。


一生恐竜を愛でる生き方ができる
CTスキャンしたデータを用いて恐竜の骨のモデルをつくる


―恐竜学部に関心がある高校生にメッセージをお願いします。
アニメが好きな人も、怪獣が好きな人も、どんな職業に就いていても趣味として楽しめますよね。恐竜研究も一緒で、研究者にならなくったって一生関わって楽しめるんですよ。


YouTubeやSNSなどで恐竜が好きで発信している人、恐竜のイラストを描いている人を見かけます。好きだけど専門家ではない人がほとんどです。我々はそうした恐竜愛がある人の活動をサポートできる体制を大学に作りたい。恐竜学で学んだことを社会的に生かす職業につけるチャンスもある。学生が「一生恐竜の模型を作って暮らしたい」という思いがあれば、それを叶えることもできるかも。


「卒業したらはい終わり」ではなく、卒業生のネットワークを作り、博物館の展示のサポートや、興味があるなら発掘のボランティアもできるようにしたい。大学の先生とのつながりも維持できる。


「恐竜に興味がある人はみんな福井県に住んでください。恐竜博物館と恐竜学部でみんなで一緒に恐竜を楽しんで人生を生きていきましょう」。そういう形になるのが一番よいなと思っています。


―となると、恐竜愛が深い高校生しか求めていないですか?
もちろん、恐竜への情熱を持った人は全員受け入れたいくらいの思いです。ただ、恐竜に限らず、野外での研究や「昆虫が好き」「宇宙が好き」など自然科学に興味があって明らかにしたいことがある人は誰でもウェルカムですよ!


「鳥が何で飛ぶか分からない。恐竜と鳥との関係を探りたい」「隕石衝突と生物の影響について学びたい」。それもよいですね。いろんなバリエーションで学べるので、ぜひ自然科学に関心がある高校生に門をたたいてもらいたいです。

にし・ひろし
福井県立大学恐竜学研究所長。九州大学大学院理学研究科博士後期課程修了(地質学専攻)、理学博士。専門は古生物学、地質学、古環境学。


恐竜学部(定員30人)25年度入試情報
■一般選抜前期日程(15人)
学力検査等・2/25(火)、合格発表3/6(木)
■一般選抜後期日程(3人)
学力検査等・3/12(水)、合格発表3/21(金)
■学校推薦型選抜(6人)
学力検査等・11/23(土・祝)、合格発表12/2(月)
■総合型選抜(6人)
学力検査等・11/24(日)、合格発表12/2(月)
■特別選抜(若干名)
学力検査等・11/25(月)、合格発表12/2(月)、1/8(水)
※詳細は入学者選抜要項および各選抜募集要項を確認

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貧困東大生が感じた絶望。9割が「金持ち家庭出身」なのに自覚がない東大生

2024年11月09日 21時03分51秒 | 教育のこと
はじめまして、現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。  

突然ですが、東大生になるためには何が必要だと思いますか? 東大に合格するためには、いったいどんなものが恵まれていればいいんでしょうか? おそらく多くの人は「頭の良さ」と答えると思います。勉強ができて、天才的な頭脳がある人が東大に受かる、と。しかし、それは違います。答えは「金」です。 

8/4/2020
 実は東大生の9割は、金持ちの家庭出身。金がないと頭が良くても東大に合格できないのです。 

東大生の実家の約60%が「世帯年収950万円」

 東大が実施している「学生生活実態調査」という資料があります。このアンケートは「学生の男女比率」や「大学に改善してほしいこと」はもちろんのこと、「東大生の実家の世帯年収」までも項目に掲げている、かなり赤裸々な内容です。 

 その「実家の世帯年収」を見ると、面白い事実がわかります。なんと東大生の実家の世帯年収は、その約60%が「年収950万円」を超えているのです。(2018年度東京大学実施「学生生活実態調査」)  全国の世帯年収の平均額が550万円前後なのに対して、年収900万円以上の世帯はわずか16.1%しかいません。(2018年度厚生労働省実施「国民生活基礎調査」) 


裕福な家庭出身の比率が圧倒的に高い東大生

 また、全国にわずか3%ほどしか存在しない年収1500万円以上の世帯出身者が東大には3倍以上も存在しています。  この異常さがわかっていただけるでしょうか。東大という非常に狭いフィールドには、全国まわってかき集めたとしても2割にも満たないような上流階級の子供たちが集中しているのです。


幼少期から「重課金」されてきた東大生
 では、そこに通う学生たちの意識はどうでしょうか。彼らは意外にも自分たちが恵まれた環境で育てられたとはまったく思っていないようなのです。より正確には「自分たちの家庭は”普通”の環境だった」と、全員が口をそろえて答えます。しかし、実際のところはそうではありません。彼らの経験、暮らしについて聞いていくと、見栄えのいいエピソードばかりが溢れ出てきます。  

たとえば、先日Twitter上で、東大から海外の有名大学に進学したということでバズっている方がいらっしゃいました。その方がいうには、「自分は中流家庭の出身」だそうなのですが、話をよくよく聞いてみると「幼少期の頃に外国へ留学させてもらった」というのです。  

当然ですが、海外留学には非常にお金がかかります。渡航費、生活費、学費に緊急時の医療費なども考えれば、数百万円は優にかかることでしょう。そんなお金を捻出できるような家庭が「中流階級」といえるのでしょうか。 

 この例はかなり特殊なものでしたが、「小学生から高校までずっと大手学習塾に通っていた」という人は当たり前のように存在します。  

一般的な大手学習塾は、年間で100万円近い費用がかかります。たとえば、河合塾や駿台予備校などの大学受験コースは、年間で70万〜80万円ほどの授業料がかかります。もちろん夏期講習費用などを加算すれば、当然もっと増えていきます。100万円を超えることも珍しくはありません。 

 加入するコースによって費用は変わってきますが、これを小学校高学年から高校3年まで続けると全体で1000万円近い出費となります。念のため断りますが、これは中学校や高校の学費とは別です。学費とは別の教育費としてこれだけのお金がかかります。


あくまで自分の家庭は「普通」だと認識
 また、東大へ実家から通う学生の話を聞くと、実家は広尾や武蔵小杉、白金台などのいわゆる東京や神奈川の一等地エリアの地名ばかり。タワーマンションの高層階に住んでいるという人も多くいました。 

 一人暮らしの学生はどうかと言われれば、相場にして家賃10万円以上だろうという家に住んでいる場合が多かったように感じます。赤坂某所にある守衛付きマンションの一室を借り切って過ごしているという学生さえいました。  


一度、同級生に向かって「君はこんないいところに一人で住んでいるのか」と聞いたことがあるのですが、彼から返ってきた答えは「親が金はいくらでも出すから、住みやすいところに住めと言ってくれた」というものでした。 

『キテレツ大百科』の「逆さにすると無限に金が出てくるサイフ」を連想した自分がいました。誰もがみな金持ちであるというわけではないでしょうが、私の周りにはそういった人が多かったように思いました。しかし、そんな彼らに「へぇ、すごいね!」と声をかけると、決まって返ってきた文句があります。 「いやいや、うちなんて全然。普通だよ!」 「普通」とはなんでしょう? 

全国的な世帯年収の「普通」をいうのなら、彼らの実家の年収は、むしろ「異常」に当たる数字です。


実家の資産次第で教育に格差が生まれる「階級制度」
 私が東大に入学して、一番初めに心を折られたことは、英語の先生に心ないダメ出しをされたことでも、難解な文献を漁ることでもなく、東大生の多くが「自分の実家は普通である」と心の底から信じ込んでいることでした。  

おそらく彼らは本心でそう思っているのです。彼らはその水準の暮らしを幼少期から続けてきており、また、ある程度上流階級にいるような人々との交流を通して育ってきたからこそ、「自分たち以下の暮らし」がまったく想像できないのではないかと思います。  昭和、平成、令和と時代は変わりますが、未だに日本の受験界は生家の財産が物をいう実質的な階級制度が残っています。  

この現状を一刻も早く断ち切らなければ、「金持ちはいい教育を受けさせられるのでエリートになり、また金持ちになる。貧乏人はいい教育を受けさせることができず、落ちこぼれ、また貧乏になる」という状況が固定化されかねません。  

あまりにも馬鹿げた話です。ですから、今を生きる私たちが行うべきは「エリートを伸ばすための高価な英才教育」とは異なる教育を求めることです。大切なのは「いかにお金をかけずに効率よく学ぶか」といってもいいでしょう。そのためには無駄をそぎ落とし、「いかに節約するのか」ということが大変重要になります。  

世帯年収300万円台の家庭で育った私は東大ではかなり異色な存在です。そんな私が試行錯誤のなかで見出した「お金を使わず効率よく学ぶ方法」を発信することで、硬直した高等教育の現状を少しでも変えていければと考えています。 布施川天馬

1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』が発売中
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京都大学大学院生女子>奨学金返済残り450万円…37歳女性、結婚したいが「無理かもしれない」文学の博士課程中退、先生になるも5年前転職

2024年11月03日 09時03分43秒 | 教育のこと



2022/11/08(火) 21:08:48



奨学金返済残り450万円…37歳女性、結婚したいが「無理かもしれない」
11/7(月) 10:29配信

 「結婚を考えている相手がいます。でも奨学金の返済が450万円も残っているなんて彼に言い出せなくて…」。長崎県出身の女性(37)はため息をつく。

 源氏物語が大好きだった。あこがれの街、京都の大学で源氏物語を学ぶのが夢だった。一方で実家は、父親がギャンブルにおぼれ、多額の借金を抱えていた。

 京都の私大に合格。貸与型奨学金と教育ローンを頼りに進学した。アルバイトに励み、学費と生活費に当てた。勉強も一生懸命やり、京大の大学院で博士課程へ進んだ。

 その2年目、借り入れ総額は約1千万円に達した。「普通に働けばいずれ返せるだろう」と思っていた。だが現実は、想像を超えることが次々に起きた。リーマン・ショック、東日本大震災…。このまま研究を続けていいのだろうか。将来の返済への不安が重くのしかかる。うつ症状にも襲われるようになった。悩んだ末、博士課程を中退して帰郷。高校の先生になった。だが教職になじめず、5年前に転職した。

  今の仕事は好きだが、月収は手取りで20万円ほど。賞与はない。奨学金の返済は年間56万円。生活費はいつもぎりぎりで、貯金は100万円足らず。「奨学金の返済を理由に相手の親に結婚を反対された」。そんな話も耳に入る。結婚もしたいし、子どももほしい。でも「無理かもしれない」。全てを、諦めつつある。 


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不登校の小中学生、34万人で過去最多 3割超「やる気出ない」

2024年11月02日 20時03分29秒 | 教育のこと



不登校の小中学生、34万人で過去最多 3割超「やる気出ない」文科省 




2023年度に全国の国公私立小中学校で「不登校」と判断された児童生徒は前年度から15・9%(4万7434人)増の34万6482人となり、過去最多を更新した。文部科学省が31日に公表した「問題行動・不登校調査」の結果で判明した。不登校児について教員が把握した相談などの内容は「やる気が出ない」が最多だった。専門家らの十分な支援を受けていないケースも多く、文科省は居場所の確保などを進める。


 不登校は病気や経済的理由ではない要因で年間30日以上登校しない状況を指す。増加は11年連続。要因について文科省の担当者は「不登校が休養や自分を見つめ直す機会になるとの認識が保護者間で広がった」と分析している。



 23年度の不登校は小学生で13万370人(前年度比2万5258人増)、中学生が21万6112人(同2万2176人増)。小中とも高学年ほど多いが、増加率は小学校低学年ほど高い傾向がある。文科省は幼稚園や保育園と小学校の接続に課題があるとみている。


 前回調査までは教員が主観的に不登校の要因を回答していたが、「実態を正確に把握できていない」として今回は客観性を重視して教員が把握した事実を選択肢から複数選ぶ形式とした。結果は「学校生活に対してやる気が出ないなどの相談」が32・2%で最多、「不安・抑うつの相談」が23・1%と続いた。前回は「無気力・不安」を要因とする回答が最も多く、形式を変更しても前回と同様の傾向となった。


 不登校のうち、学内外でカウンセラーや民間団体などによる専門的な指導や相談を受けていない小中学生は13万4368人(同2万151人増)だった。文科省は「担任らとは連絡がとれており、放置されているわけではない」とするが、およそ2・5人に1人が専門家による十分な支援を受けていない計算になる。


 一方、いじめの認知件数は73万2568件(同5万620件増)、生命や心身などに重大な被害が生じた疑いがあったり、長期欠席を余儀なくされたりするいじめの「重大事態」は1306件(同387件増)で、いずれも過去最多を更新した。文科省は「いじめに対する積極的な認知が進んだ」ことが要因とみている。【斎藤文太郎】











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【北海道】弾道ミサイルが来たら 中学校ではどうすれば? 北海道で避難訓練 教室の窓から離れ頭抱える

2024年10月16日 00時03分22秒 | 教育のこと
【北海道】弾道ミサイルが来たら 中学校ではどうすれば? 北海道で避難訓練 教室の窓から離れ頭抱える 


2022/10/19(水) 07:53:22



2022年10月18日19:15



北朝鮮によるミサイル発射が相次ぎ緊張感が高まる中、北海道で弾道ミサイルを想定した住民避難訓練が行われました。

北海道京極町役場で行なわれた訓練は国、北海道との合同で実施されたもので、どこかの国から弾道ミサイルが発射されたという想定で行なわれました。

訓練では午前9時58分に北海道・青森方面にミサイルが発射され、10時1分に「Jアラート」が鳴ったという想定で、飛散物や被害状況の確認など国や道と情報交換したほか、問い合わせ対応など、住民の安全が確保されるまでの初動対応などを確認しました。

午後からは京極中学校の生徒が、Jアラートが鳴った想定で避難訓練を行ないました。

ミサイルに備えて教室の窓から離れ、建物の頑丈な場所で頭を抱えながら身を守ります。

 京極町 梅田 禎氏 町長:「色々な情報がどのように伝わってくるか、不測の事態の対応、手順を確認できたのではないか」 


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