立憲民主党が会期末を睨んで6月14日にも提出するとされる内閣不信任案です。野党第一党から不信任を突きつけられると国会を解散する大義名分が立つ。これを受けて15日に解散、20日公示、7月2日投開票というスケジュールが成立するのです」(官邸関係者)
解散は今しかない…岸田が6月15日に「サプライズ解散」すると予想される「驚きのワケ」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
解散は今しかない…岸田が6月15日に「サプライズ解散」すると予想される「驚きのワケ」
5/30(火) 7:04配信
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岸田総理の「サプライズ」はあるのか
写真提供: 現代ビジネス
「永田町では解散風が吹き荒れています。自民党幹部の中にも、『解散は今しかない』と吹聴する人も多い。G7広島サミットにゼレンスキー大統領がサプライズ出席し、日経平均株価はバブル期以降の最高値を更新。支持率は急上昇し、岸田(文雄)総理は高揚感から解散に踏み切るのではないか。6月21日の国会会期末に解散して、7月23日投開票という日程がまことしやかに囁かれています」(全国紙政治部記者)
【写真】広島サミット成功で解散近いと言えるワケ
しかし、これを鵜呑みにするわけにはいかない。岸田総理は「サプライズ」が大好きだ。'21年に行われた解散総選挙では投開票日を大方が予想する日程より1週間前に設定した過去もある。その結果、戦後最短となる選挙戦で野党の準備が整わず、自民党は単独で絶対安定多数を確保してみせた。
「岸田総理は相手の意表を突くのが好きな人。周囲をいかに欺くかを虎視眈々と狙っていると思います。ポイントとなるのが、立憲民主党が会期末を睨んで6月14日にも提出するとされる内閣不信任案です。野党第一党から不信任を突きつけられると国会を解散する大義名分が立つ。これを受けて15日に解散、20日公示、7月2日投開票というスケジュールが成立するのです」(官邸関係者) 連立与党を組む公明党は4月の統一地方選挙と日が近すぎるため、難色を示すとされるが、今回ばかりは事情が異なる。
「公明党は、議席を有する大阪の選挙区を日本維新の会に奪われることを最も恐れています。しかし、維新の候補者がまだ決まっていない段階での解散ならまだ勝算がある。東京の空白区で自民党と候補者をめぐってつばぜり合いをしていますが、いざ解散となったら、あっという間に落とし所を見つけますよ。野党がどうしようもない状態なので、7月選挙なら、自公でそんなに議席を減らさない程度には勝てる」(自民党中堅代議士)
勝てば岸田総理は、早速、増税プランの実行に取りかかる。 「週刊現代」2023年6月3・10日号より