就任式のテレビ視聴者900万人以上減…第2期トランプ政権は「歴史的低支持率でスタート」 “キス避けるため”?注目されたのは「メラニア夫人の帽子」(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
就任式のテレビ視聴者900万人以上減…第2期トランプ政権は「歴史的低支持率でスタート」 “キス避けるため”?注目されたのは「メラニア夫人の帽子」
1/27(月) 17:02配信
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FNNプライムオンライン
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第2期トランプ政権のスタートは、多くの米国民に背を向けられていたようだ。
視聴率調査会社ニールセンは、トランプ大統領の就任式が行われた1月20日の東部時間午前10時30分から正午の就任式をはさんで午後7時までの全米15のネットワークの平均視聴者数を調査し、2459万人と算出したと、米国のメディア情報サイト「デッドライン」などが21日伝えた。
【画像】注目を集めたメラニア夫人のファッション、“エアキス”の瞬間はこちら
特に若年層は就任式に“興味なし”?
ちなみに、前回2021年のバイデン大統領の就任式の場合は3376万人だったので、それより917万人少なく、2017年のトランプ大統領の1期目の就任式も3064万人だったので605万人少ない。
当日のワシントンの気候は、最高気温が氷点下2度と厳しい寒さに見舞われていたので、外出せずにテレビで見る人が多いかとも考えたが、就任式そのものに視聴者の関心が薄かったようだ。
その視聴者のうち、1740万人は55歳以上、467万人が35〜54歳、18〜34歳が143万人で、就任式が若年層にそっぽを向かれたようなことになっている。
また、放送局別の視聴者を見ると、選挙中からトランプ支持の保守系のFOXニュースのネットワークが断然強く、トランプ大統領の誕生の瞬間を含めた午前11時30分から午後1時の間の視聴者数は1030万人に上り、NBC放送など3大ネットワークの視聴者を2倍余り上回っている。
第2期トランプ政権は「歴史的低支持率でスタート」
これとは別に、この就任式をめぐってロイター通信がイプソス社と共同で世論調査を行なっていた。その結果、第2期トランプ政権のスタート時の支持率は47%だった。今回の大統領選挙でトランプ大統領の一般投票の得票率は49.8%だったので就任式に向かって支持が低下したとも言える。
調査は新トランプ政権の政策についても聞いているが、回答者が強く反応したのが、2021年1月6日に連邦議会に乱入し訴追されたトランプ支持者1500人余を、トランプ大統領が就任初日に恩赦したことだった。回答者の58%が恩赦は間違いだったと指摘している。
米国の大統領が就任する際は、通常その支持率は50%以上はあるとされている。その意味で第2期トランプ政権は「歴史的な低支持率でのスタートとなった」と世論調査法人「Inside Elections」の政治学者ジャコブ・ルバシュキン氏は指摘している。(ロイター通信)
1/27(月) 17:02配信
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第2期トランプ政権のスタートは、多くの米国民に背を向けられていたようだ。
視聴率調査会社ニールセンは、トランプ大統領の就任式が行われた1月20日の東部時間午前10時30分から正午の就任式をはさんで午後7時までの全米15のネットワークの平均視聴者数を調査し、2459万人と算出したと、米国のメディア情報サイト「デッドライン」などが21日伝えた。
【画像】注目を集めたメラニア夫人のファッション、“エアキス”の瞬間はこちら
特に若年層は就任式に“興味なし”?
ちなみに、前回2021年のバイデン大統領の就任式の場合は3376万人だったので、それより917万人少なく、2017年のトランプ大統領の1期目の就任式も3064万人だったので605万人少ない。
当日のワシントンの気候は、最高気温が氷点下2度と厳しい寒さに見舞われていたので、外出せずにテレビで見る人が多いかとも考えたが、就任式そのものに視聴者の関心が薄かったようだ。
その視聴者のうち、1740万人は55歳以上、467万人が35〜54歳、18〜34歳が143万人で、就任式が若年層にそっぽを向かれたようなことになっている。
また、放送局別の視聴者を見ると、選挙中からトランプ支持の保守系のFOXニュースのネットワークが断然強く、トランプ大統領の誕生の瞬間を含めた午前11時30分から午後1時の間の視聴者数は1030万人に上り、NBC放送など3大ネットワークの視聴者を2倍余り上回っている。
第2期トランプ政権は「歴史的低支持率でスタート」
これとは別に、この就任式をめぐってロイター通信がイプソス社と共同で世論調査を行なっていた。その結果、第2期トランプ政権のスタート時の支持率は47%だった。今回の大統領選挙でトランプ大統領の一般投票の得票率は49.8%だったので就任式に向かって支持が低下したとも言える。
調査は新トランプ政権の政策についても聞いているが、回答者が強く反応したのが、2021年1月6日に連邦議会に乱入し訴追されたトランプ支持者1500人余を、トランプ大統領が就任初日に恩赦したことだった。回答者の58%が恩赦は間違いだったと指摘している。
米国の大統領が就任する際は、通常その支持率は50%以上はあるとされている。その意味で第2期トランプ政権は「歴史的な低支持率でのスタートとなった」と世論調査法人「Inside Elections」の政治学者ジャコブ・ルバシュキン氏は指摘している。(ロイター通信)
話題になった「メラニア夫人の帽子」
就任式に見る限り、米国民の多くはトランプ新大統領のカムバックを熱狂的に迎えたわけではなく、さりとて猛烈に反発した様子も見えない。ただ冷ややかに見守っていたように思える。その中で一つだけ、保守、革新を問わずマスコミが熱く伝えたニュースがあった。ファーストレデイに戻ってきたメラニア夫人の帽子をめぐる話題である。
ニューヨークのデザイナー、エリック・ジャビッツ氏のデザインによるつば広の帽子で、トランプ大統領が就任の宣誓をする時も、夫人はそばに立って聖書を捧げ持ちながらも、その帽子を目深に被ったままで、ニューヨーク・タイムズ紙が電子版で1500語にものぼる一大特集記事を組むほどに人々の注目を集めた。そのつばがあまりにも広いのでトランプ大統領が夫人の頬にキスをしようとしても、大統領の唇が届かない写真が全米のマスコミに掲載された。
「あれは単なる帽子ではありませんよ。メラニアの(トランプのキスを避けるための)国境の防衛壁なのです」
NBC放送の深夜のお笑い番組のホストのジミー・ファロン氏は、20日夜の放送でこう茶化した。トランプ大統領が不法移民の流入を防ぐために、国境の防衛壁の完成を急がせると言ったのに引っかけた冗談だが、大統領の最優先政策が冗談で済む内は、米国を取り巻く情勢も平穏無事なのかもしれない。
【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】
【表紙デザイン:さいとうひさし】
就任式に見る限り、米国民の多くはトランプ新大統領のカムバックを熱狂的に迎えたわけではなく、さりとて猛烈に反発した様子も見えない。ただ冷ややかに見守っていたように思える。その中で一つだけ、保守、革新を問わずマスコミが熱く伝えたニュースがあった。ファーストレデイに戻ってきたメラニア夫人の帽子をめぐる話題である。
ニューヨークのデザイナー、エリック・ジャビッツ氏のデザインによるつば広の帽子で、トランプ大統領が就任の宣誓をする時も、夫人はそばに立って聖書を捧げ持ちながらも、その帽子を目深に被ったままで、ニューヨーク・タイムズ紙が電子版で1500語にものぼる一大特集記事を組むほどに人々の注目を集めた。そのつばがあまりにも広いのでトランプ大統領が夫人の頬にキスをしようとしても、大統領の唇が届かない写真が全米のマスコミに掲載された。
「あれは単なる帽子ではありませんよ。メラニアの(トランプのキスを避けるための)国境の防衛壁なのです」
NBC放送の深夜のお笑い番組のホストのジミー・ファロン氏は、20日夜の放送でこう茶化した。トランプ大統領が不法移民の流入を防ぐために、国境の防衛壁の完成を急がせると言ったのに引っかけた冗談だが、大統領の最優先政策が冗談で済む内は、米国を取り巻く情勢も平穏無事なのかもしれない。
【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】
【表紙デザイン:さいとうひさし】