<桂歌丸・春風亭小朝が語る三遊亭圓朝の世界>と題した落語を、2月21日に聞きに行きました。
落語というと、笑点などのテレビで見た経験しかありません。今にしてみれば、放送できる範囲に編集されていて、味も素っ気もない企画化された紛い物の落語であったことに気が付きました。
実際に聞いた春風亭小朝さんの落語は、卓越しています。挨拶から始まり、最近の時事的なネタをいろいろと披露しながら、お客に笑いを提供します。スピード感に溢れ、次々と話題を振りながらも、流れるような勢いがあります。
言葉も表情も巧みです。今日のお客はどのようなネタが受けるのかを察知しならが、連続して持ちネタを出します。徐々にお客の心を掴みながら、気が付かない間に私は三遊亭圓朝の古典落語の世界に導かれました。
自然に、古典落語の世界に心が持って行かれても、随所にアドリブで笑いを誘います。一人二役を見事に演じて、死神が<人生とはかくあるべき>と説教するのは滑稽ですが、内容は極めて常識的な教えであり、教訓的でした。
落語とは、世界に誇るべき日本の文化であり、芸術です。このことを発見できた、貴重な時間となりました。桂歌丸さんの落語もすばらしいものでしたが、演目の内容が地味でした。
落語というと、笑点などのテレビで見た経験しかありません。今にしてみれば、放送できる範囲に編集されていて、味も素っ気もない企画化された紛い物の落語であったことに気が付きました。
実際に聞いた春風亭小朝さんの落語は、卓越しています。挨拶から始まり、最近の時事的なネタをいろいろと披露しながら、お客に笑いを提供します。スピード感に溢れ、次々と話題を振りながらも、流れるような勢いがあります。
言葉も表情も巧みです。今日のお客はどのようなネタが受けるのかを察知しならが、連続して持ちネタを出します。徐々にお客の心を掴みながら、気が付かない間に私は三遊亭圓朝の古典落語の世界に導かれました。
自然に、古典落語の世界に心が持って行かれても、随所にアドリブで笑いを誘います。一人二役を見事に演じて、死神が<人生とはかくあるべき>と説教するのは滑稽ですが、内容は極めて常識的な教えであり、教訓的でした。
落語とは、世界に誇るべき日本の文化であり、芸術です。このことを発見できた、貴重な時間となりました。桂歌丸さんの落語もすばらしいものでしたが、演目の内容が地味でした。