岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

数学的な<結婚成功率>

2016-05-13 16:06:14 | 感動した書籍
5月14日付け東洋経済は、「生涯未婚」の特集です。少子高齢化の原因は、若者が結婚しなくなったからです。生涯未婚率は、男性が20.1%、女性が10.6%です。

この特集で、コンサルタント西口敦氏の分析は数学的で、不思議と納得できる分析をしています。

・結婚市場の需給は大きく崩れている。
女性の7割が年収400万円以上の男性を結婚相手として求めている。しかし、実際の男性の賃金動向はこれを大きく下回り、年収400万円以上の男性は25.1%でしかない。また、高学歴・高収入男性は首都圏に一極集中しやすく、地方回帰が少ない。

・生涯未婚率で男性の方が女性より約10%高い要因の一つは、男性の中で複数回結婚している人が増えていること。時間差の一夫多妻制が起きている。

・男女とも理想の相手と自然に出会い、引かれ合うことで結婚に至る確率は。0.24%である。

・この結婚率の計算式は、次ぎの通りです。
見た目でOK率:20%
性格・相性が合う率:30%
相手も気に入ってくれる率:40%
独身率:50% (30代前半男性の平均独身率)
年収でOK率:20% (東京都、年収500万円以上の男性)
<偶然の出会いでの結婚率>=0.2×0.3×0.4×0.5×0.2=0.0024

・もっと結婚率を上げる解決策を重視した場合の結婚率は、次ぎの通りです。
結婚=<出会いの機会>×<交際成功率> の計算で、結婚する率が決まると、考える。
結婚の成功率は、男性のほれさせる力、女性のはれる力、結婚したいという気持ちで構成させる。

・最後に、未婚者への激励も、一面の真実です。結婚市場は悲観的なシナリオであるのが現実ですが、個人の行動においては楽観的であれと言っています。
「相手はたった一人でいい。楽観主義は常に悲観主義をしのぐこと忘れずに」

結婚もこれほど真剣に分析するほど、稀な確率でしかできないものですかね。隔世の感があります。

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