雄々しく生きれば、男性ホルモン分泌量が増加する!?

2017.9.25号の日経ビジネスに堀江重郎順天堂大学泌尿器外科学教授が、男性ホルモンに関して最近の研究を紹介していました。

男性ホルモンは加齢に伴い分泌量が減少するという定説がありました。しかし、個人差を大きく、社会環境によっては70代でも20代、30代男性の平均を超える男性ホルモンを分泌している人がいることが分かったきたそうです。

その例として、
・自営業者や組織内でもリーダー的な務めを果たす人
・日頃から自分を主張し、決断を下し、組織を引っ張っている人
・趣味などで自己を主張する場、自分を発揮する場のある人
を挙げています。

男性ホルモンが減少すると、うつやがんになるリスクが高まり、血管の弾力性が失われ、脳や心臓にも影響したります。

「男性ホルモン分泌を低下させると考えられる要因」として
・筋肉を使わない（運動不足）
・眠りが浅い
・長時間、パソコンを使う
・LED(発光ダイオード）など強い光に長時間さらせる
・自ら主張する場がない
・第一線を退く

男性ホルモンの分泌量を増やして健康を維持するためには、第1に仕事は生涯現役で務め、自己主張し、第2に余暇では太陽の下で野外運動に励み、パソコンや携帯電話から離れて、第3に良い睡眠を取ることであると、つくづく思いました。

「年齢が上がると男性ホルモンの分泌量が減るから、バイタリティーを欠き、出不精になる」とばかり勘違いしておりました。

年齢を重ねても、先ず分泌量を増やすのに効果的な雄々しい活動すれば、結果的に男性ホルモンの分泌量が維持できて、健康を保てるとは、全く意外でした。