岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

四苦八苦の由来

2019-06-21 14:29:44 | 感動した書籍
丹羽宇一郎氏の「人間の本性」は、前作の「仕事と心の流儀」に勝る作品と思います。

『人間として「幸せ」の構造』の章の中、どんなに優れた人でも苦労や困難が伴うの解説で、四苦八苦について詳しく説明しています。

『最初から最後まで順風満帆な人生など、ありえないと思っています。生きることは基本的には困難や苦労がつきものです。そこから免れることは、どれほど優れた人であろうと不可能だからです。

仏教には、生老病死という大きな苦労を四苦と言います。生老病死とは、生きること、老いること、病気になること、死ぬことは、苦しいとしています。

愛別離苦(愛する人やものとの別れ)

怨憎会苦(会いたくない人やものに合う)

求不得苦(欲しいものが手に入らない)

五隠盛苦(肉体があるゆえの苦しいみ)

この4つの苦しみを加えて四苦八苦が、生きることにまつわる苦しみと説いた真理があります。』

すごくもっともな内容です。異論あるはずもありません。

丹羽宇一郎氏のように優れた人には、古典に関する造詣が深く、その内容が体験に裏付けられた真理だという確信を持っています。説得力があります。


 広島ブログ
にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 岩国情報へ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 稲盛和夫氏の「燃える闘魂」 | トップ | 老子の「足るを知る」の本当... »
最新の画像もっと見る

感動した書籍」カテゴリの最新記事